みなさん、こんにちは。
今回は SDK 5.0.9 で追加されたディザスタリカバリについて紹介します。
先日公開された Release Preview Guide (英語) で発表された追加機能の うち、ディザスタリカバリに対応する内容が、 SDK でも追加されています。
Disaster Recovery in Microsoft Dynamics CRM Online http://msdn.microsoft.com/en-us/library/hh771583.aspx
趣旨としては、ディザスタリカバリ発生時に、カスタムアプリケーションでも イベントを取得して、組織サービスに対する操作をうまくハンドリングできると いうものです。流れの確認、およびディザスタリカバリにサーバーが対応 しているかの確認、また確認するイベントの種類が紹介されています。
現時点ではサンプルが無いほか、サーバー側のディザスタリカバリ対応も 完了していないため利用できるケースはありませんが、これから開発する カスタムアプリケーションや、すでに開発したアプリケーションにロジックを 組み込むことで、サーバー側での対応が完了した時点で、よりカスタム アプリケーションの可用性を高めることが可能です。
サーバーの対応が完了し、サンプルが公開され次第再度紹介しますが、 興味がある方は事前に内容をご覧ください。
- Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎
つい先日 US の Dynamics CRM チームブログで面白い連載?が始まった ようですので、日本チームのブログでも紹介したいと思います。
元記事 : Tips and Tricks in Microsoft Dynamics CRM 2011 Dialogs-Part I
効率の良いダイアログをどうやって開発するか
Microsoft Dynamics CRM 2011 では、既存のワークフローの機能を拡張して、UI を利用した インタラクティブなワークフロー機能をダイアログという名称で提供しています。ダイアログは プロンプトと応答ページを利用したウィザード形式であり、最低限 1 つのプロンプトと応答が 含まれる必要があります。1 つもページがない状態でアクティブ化を行うと以下エラーになります。
ダイアログを利用するにも関わらず、なぜページを表示したくないのでしょうか。
- 例えば、入力変数だけで処理が簡潔するようなロジックがある。 - ダイアログからワークフローを実行した場合、ダイアログには戻れないので、ダイアログとして 処理を簡潔させたい。 - ワークフローは非同期処理だが、ダイアログは同期処理。
例えば、処理を行うにあたりユーザーに情報を入力してもらう必要がある場合は、ページの表示が必要です。 しかし入力された情報を利用してバックグラウンドで処理を行う際は処理ごとにモジュール化して、処理結果を 他のモジュールに引き渡すよう設計することで、開発したモジュールの再利用性が上がります。
しかしダイアログには最低限 1 つのページが必要なため、モジュールを分割するほどページは増えていきます。 つまりユーザーが実行するウィザードのページが増えることにつながります。
しかしあるテクニックを利用することで、この問題を回避可能です。
1. 変数を 1 つ追加します。名前を Dummy、データの種類を 1 行テキスト、既定値を MyDummyText とします。
2, ステップの追加より条件の確認を選択します。条件を以下のように設定します。 この条件は満たされることはありません。
3. 条件の確認の下にページを追加します。
4. その下にプロンプトと応答を追加します。プロパティをクリックして、必須の箇所のみ 任意の値を入れてます。
5. 次の種類としてアクティブ化で、プロセス テンプレートを選択します。
6. 保存してアクティブ化を行います。
今後モジュールを開発する場合、このテンプレートを元に開発を行います。このダイアログはたしかに プロンプトと応答が 1 つ含まれてはいますが、条件を満たす場合がないため、画面が表示されません。
より少ないページのダイアログを作成するためには、完了のページをどうにかすれば終わりですが それは簡単そうでなかなか難しいです。それではパート 2 をお楽しみに。
まとめ
一部意訳となっていますが、基本的にはより少ないページのダイアログを作成すること、および モジュール化していくことを主眼においた記事となっています。あくまで開発手法の 1 例として お試しください。またパート 2 がリリースされれば紹介します。
今回も Office 365 ブログより、 Active Directory Federation Service 2.0 を 利用した Office 365 と Active Directory のシングル サインオンに関する 記事を紹介します。
この仕組みはそのまま Office 365 プラットフォーム上で稼動する Dynamics CRM オンラインでも利用できるため、非常に重要なステップとなります。
元記事 : Office 365 環境で AD FS を構築してシングルサインオンを実現する
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発行者 : Shinichi Komeda_MSFT
対象: Office 365 for Enterprise
Microsoft Office 365 では、社内で利用している Active Directory の認証でクラウドの認証も行うように設定することができます。これを行うには、Active Directory のフェデレーション サービスを有効にできるように AD FS 2.0 サーバーや AD FS Proxy サーバー (社外からアクセスをしたい場合) などを設置し、クラウド側と連携させます。これにより、社内環境とクラウド環境のシングル サインオンを実現させることができます。
構築するシステムの概念図は以下のようになります。
このシステムを構築すると、認証をするにあたってはクライアント PC からキックされる一連の認証フローが以下のような順番で流れます。
詳しくは、以下の 2 つの記事をご覧ください。
さて、このシステムを構築するに当たっては、以下のような流れで作業を行っていくことになります。
この一連の流れを記載した自習書がこのたび公開されました。「Microsoft Office 365 自習書 AD FS によるシングル サインオン環境構築ステップ バイ ステップ ガイド」をダウンロードしてご覧いただくと、構築の流れをスクリーンショット付きでステップバイステップで把握していただくことが可能です。
また、最近公開された「AD FS 2.0 ロールアップ 1 更新モジュール」を利用すると、AD FS 2.0 を利用してクライアントの IP アドレスに基づいたサービスへのアクセス制限も行うことができるようになります。詳しくは、「クライアントの場所に基づいた Office 365 サービスに対するアクセスの制限」をご覧ください。
参考文献
AD FS を構築するために必要なモジュール
上記手順で Active Directory 同期されたユーザーは、Dynamics CRM オンラインの ユーザーとして設定が可能で、Dynamics CRM オンラインに対してもシングル サインオンが 可能となります。構築は多少骨の折れる作業がありますが、是非お試しください。
先日、Microsoft Dynamics CRM 2011 用 SDK の 5.0.9 がリリース されました。最新の SDK は以下の リンクよりダウンロード可能です。
Microsoft Dynamics CRM 2011 Software Development Kit (SDK) http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=24004
こちらのバージョンでは以下の更新が含まれています。
- アセンブリが Update Rollup 6 に対応しました。
- PluginRegistrationTool が Office 365 に対応しました。
- 多くのサンプルが Office 365 に対応しました。
- Helper コードを利用せず認証を行うサンプルが提供されました。
- いくつかのドキュメントが更新され、より多くの情報を提供します。
- Dynamics CRM オンライン環境における障害発生時に関して 開発者向けの情報が提供されました。こちらの詳細は後日紹介します。
今回のリリースでは、機能追加はあまりありませんが、Office 365 対応 およびより多くの情報の提供がメインとなっています。開発を行う際は 常に最新の SDK をお使いいただくようお願いします。
‐ Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎
今回は Office 365 プラットフォーム上で稼動する Dynamics CRM オンラインの ユーザー管理がどのように Office 365 と統合されているか紹介します。
Office 365 上プラットフォーム上で稼動する Dynamics CRM オンラインに関しては こちら の記事をご覧ください。
Office 365 ポータルでのユーザー管理
ライセンス管理
1. Office 365 ポータルにアクセスします。 ポータルには https://portal.microsoftonline.com からアクセスできます。
2. ポータルにログイン後、管理のページより、ユーザーをクリックします。
3. ユーザーの一覧が表示されるので、任意のユーザーを選択して、編集をクリックします。 ※ユーザーのアイコンがついているユーザーは onmicrosoft.com のアカウントです。 矢印がついているユーザーは Active Directory から同期したユーザーです。 AD 同期は また別の記事で紹介します。
4. ライセンスで Office 365 と並んで、Dynamics CRM Online が表示されます。 ここでチェックを付与することで、自動的に Dynamics CRM 側でユーザーが 作成されます。
※Dynamics CRM オンラインは、20 秒間隔でポータルの変更を監視しています。 20秒前後でユーザーが作成されます。
5. この時点では、ユーザーは Dynamics CRM 上でセキュリティロールをまだ 持っていないので、ログインができません。Dynamics CRM 管理者でまずは Dynamics CRM オンラインにログインします。
管理ポータル画面上の CRM リンクをクリックすることで Dynamics CRM オンラインに接続できます。
6. Dynamics CRM の管理より、ユーザーにセキュリティロールをアサインする ことで、該当のユーザーが Dynamics CRM オンラインにログインできます。
7. Office 365 ポータルでライセンスを剥奪すると、Dynamics CRM では ユーザーが無効になります。
ユーザーデータの同期
ライセンスの同期だけでなく、ユーザー情報も同期されます。
1. 上記のステップ 1 ~ 3 を実行します。
2. ユーザーの詳細ページで、名前を変更してみます。
3. 保存して、20秒程度待ちます。
4. Dynamics CRM オンラインに再度接続して、ユーザーを 確認します。
5. ユーザーを開いて詳細を確認します。コメントよりユーザー管理は Office 365 ポータルで行われることが分かります。
Office 365 プラットフォーム上の Dynamics CRM オンラインを利用することで、ユーザーの一元管理ができるだけでなく、ライセンスやプロパティの管理も同一ポータル上で行うことが可能です。
セキュリティロールの管理のみ Dynamics CRM 側で行う必要がありますので、その点は注意してください。
2012年1月12日(US時間) に Dynamics CRM 2011 Update Rollup 6 がリリースされました。 次のリンクから Update Rollup 6 に関する情報を確認することができます。
マイクロソフト ダウンロード センター: http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?familyid=e35f3e66-42ea-46af-9e79-4b4f7fa55cfe&displaylang=ja-necMicrosoft サポート技術情報 : http://support.microsoft.com/kb/2600640/jaマイクロソフト アップデート (現時点で未公開): http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Search.aspx?q=2600640
各種スケジュール(US 時間)• Dynamics CRM オンライン: 2012 年 2 月 中旬より順次• マイクロソフト ダウンロードセンター: 2012 年 1月 12日• マイクロソフト アップデート: 2012年 1月 24日
Update Rollup 6 概要• Update Rollup 6 はアンインストールできません。• クライアント用インストールパッケージを、ダウンロードセンターより取得した場合には、インストールに管理者権限が必要です。 マイクロソフト アップデート(Windows Update) を利用した場合には、管理者権限は要求されません。• 詳細はサポート技術情報 2600640 をご参照ください。
今後の Update Rollup リリース予定についてUpdate Rollup 7 については、事前に予定していたように Update Rollup 6 のリリースから 8 週間後にリリースが予定されており、2012 年3月頃となる見込みです。
その他Update Rollup 6 は 2012年1月20日(US時間)に再リリースされました。各リリースのバージョン情報は次の通りです。2012年1月12日リリース版 :05.00.9690.19852012年1月20日リリース版 :05.00.9690.1992なお、Update Rollup 6 のリリースに伴い、ダウンロードセンターより入手できる Microsoft Dynamics CRM Server 2011 のインストール用フルパッケージ(slipstreams)も Update Rollup 6 が含まれたバージョンに更新されています。slipstreams パッケージ インストール時に発生する既知の問題が、次のサポート技術情報で公開されています。
http://support.microsoft.com/kb/2668504※ 2012年1月24日時点では英語のみです。
- Dynamics CRM サポート 斎藤 さち江
みなさま、あけましておめでとうございます。 昨年は Dynamics CRM 2011 や Dynamics CRM オンラインのリリースで 盛り上がった年となりましたが、今年もそれ以上にエキサイティングな 一年になるよう、努力していく所存ですので、よろしくお願いいたします。
新年初めの記事は、Office 365 ブログの紹介です。
ご存知の方も多いと思いますが、Dynamics CRM オンラインは、現在二つの プラットフォームで稼動しております。Windows Live ID プラットフォームと 昨年末より Office 365 プラットフォームでも稼動を開始しました。
以下 Office 365 ブログで紹介された内容を転記します。
元記事 : Dynamics CRM Online が Office 365 プラットフォームで利用できるようになりました
Office 365 の 2011 年 12 月の更新で加わった重要なサービスをもうひとつご紹介します。商談やコールセンター、マーケティング活動における顧客管理を幅広く支援するオールインパッケージである Microsoft Dynamics CRM 2011 のオンライン版が、このたび Office 365 のサービスの一員として利用可能になりました。オンライン版である Dynamics CRM Online は従来から提供されておりましたが、Office 365 のサービスとして統合されることにより、認証が Office 365 と同じ Microsoft Online ID で統一 (従来は Windows Live ID 認証) できるようになり AD FS も実装できるようになります。また、支払いや管理も Office 365 の管理ポータルと統合されました。これにより、CRM のメール機能として Exchange Online を利用したり、CRM の文書管理に SharePoint Online を利用したり、CRM 上の人の名前の横に Lync Online のプレゼンスを表示させたりする際の利便性が格段に向上します。
Dynamics CRM Online のサービスの詳細および価格については、こちらをご覧ください。
Dynamics CRM Online の新しい購入方法は、Office 365 の管理ポータルで追加サービスを購入する画面 ([管理者]-[サブスクリプション]-[購入]) と連携しています。この画面の中のサービスの一つに「Microsoft Dynamics CRM Online Professional」があ���ますので、それをショッピングカートに必要数追加して購入画面に進んでください。オプションの追加記憶域も同時に購入することが可能です。
ライセンス購入後、ユーザーのライセンス設定画面に移動すると、以下のように「Microsoft Dynamics CRM Online」という項目が追加されていますので、ライセンスを割り当てるべきユーザーに割り当てを行ってください。割り当てたユーザーには、後程 CRM の設定画面内で CRM で利用するセキュリティ ロールを別途設定する必要があります。
CRM ライセンスを割り当てたユーザーがログオンしてホーム画面を表示すると、Dynamics CRM Online のセットアップが始まります。
しばらく待つと、トップナビゲーション、およびホーム画面に CRM へのリンクが追加されます。Dynamics CRM を利用する場合はこのリンクをクリックしてください。
右側のナビゲーションから「ダウンロード」をクリックすると、Outlook 用 Dynamics CRM Online コンポーネントのダウンロードが可能となっています。
管理者がはじめて Dynamics CRM テナントにアクセスする場合、以下のような画面が表示され、通貨の指定をはじめとする構成が始まります。[CRM の構成]をクリックして先に進みます。
CRM の構成が進んでいる間、Dynamics CRM へ直接アクセスできる URL が表示されますので、ブックマークなどに保管してください。
構成が終了すると、以下の画面が表示されるので、[CRM Online の起動] をクリックします。
すると、Dynamics CRM Online のホーム画面が表示されます。
この後、実際に Dynamics CRM Online を使い始めるには、組織などの各種設定、データの読み込み、ユーザーのセキュリティ ロール設定など、必要なカスタマイズをあらかじめ行う必要があります。詳しくは、リソースセンターのコンテンツをご覧ください。
また、Office 365 との統合などのカスタマイズを行う場合、MSDN のトピック「Connect with Microsoft Office 365 and Microsoft Dynamics CRM Online (英語)」も参考にしてください。
今後、Office 365 プラットフォームに関する情報も随時公開していきますので お楽しみに!