現在の MSDN ライブラリのドキュメントはMango のベータ に対応した開発ツールである、Windows Phone Developer Tools 7.1 Beta に合わせて更新されている。(勿論ドキュメントもツールに合わせてまだベータである)

ここに Windows Phone のシステムフォントについての 興味深い記述「Font Support for Windows Phone」がある。

UIフォントとReadingフォント

まず、Windows Phone のシステムフォントには大きく分類して2つの設定がある。

  • Reading フォント
    ユーザーがドキュメントを読むために使用されるフォント
    基本的に全ての端末にすべての言語用のフォントが含まれる

  • UI フォント
    販売される各国ごとに異なるフォントが搭載される
    表示言を変更すると変更される

ここで注意したいのは UIフォント、Reading フォントという分類であって、フォント名はないという点。ちなみにUIナントカ というフォントがあっても、それと UIフォントとは何の関係もない。

というもの。とくにUIフォントについては ... たとえば日本語と英語の言語切り替えが可能な日本語のデバイスであれば、こんな感じ

  • 日本語言語設定時
    • タイトルなどはおそらく日本語のUIフォント
    • メールの本文は Reading フォント

  • 英語に切り替えてUIを英語のUIフォントで表示できる
    • タイトルなどは英語の UIフォント
    • タイトルが日本語でも日本語のUIフォントは使えないため、Readingフォントが使われると思われる
    • 日本語のドキュメントは 日本語のReadingフォントが使われる

とりあえず、読めないという状況は極力発生しないように設計されている。

各国語のUIフォント

ということで、言語/国ごとに UIフォントとReadingフォント が割り当てられることになる。

言語・国 UI フォント Reading フォント

英語、仏語、独語、伊語
その他ヨーロッパ系言語※

Segoe WP

Arial / Arial Black
Calibri
Comic Sans MS
Georgia
Lucida Sans Unicode
Malgun Gothic (韓国語)
Meiryo UI(日本語)
Microsoft Yahei(中国語)
Segoe UI / Segoe UI Symbol
SimSun(中国語)
Tahoma
Times New Roman
Trebuchet MS
Verdana

日本語 Yu Gothic
韓国語 Microsoft NeoGothic
中国語(簡体字) DengXian
中国語(繁体字) Microsoft MHei

※ラテン、キリル、ギリシャ語ベースの言語

 

私のデバイスには何が入る?

基本的に、Reading フォントはすべて入るはず。なので、どの言語の文書も表示はできるはず。一方、UI フォントだが、これはデバイス(OEM ROM)に依存するかもしれない。

英語圏用の英語のみ対応デバイス

  • 日本語のUIフォントや言語設定がないのかもしれない。
  • この場合はたぶん日本語のキーボードもない。
  • デバイスで利用できるフォントは表の青文字のフォントのみ

もし、デバイスのROMに各国言語用リソースが入っていたらなら

  • 言語設定で選択できる国の分だけ、UIフォントも各種入るかも
  • 合わせて日本語のキーボードも入っているのかも
  • デバイスで利用できるフォントは表の「のフォント」となる。

 

おまけ

ちなみにキーボードは、UIフォントのように言語設定によって完全に切り替わるものではない。

キーボードはユーザーがチョイスするものである。つまり、英語、日本語、韓国語のキーボードをチョイスできる。そして、それは表示言語とは関係なく使用できる。つまり、もしリソースが入っているデバイスであれば、UIは英語で、キーボードは英語・日本語ということも可能になる可能性がある。(これは現在の7.0がそのようになっているからくる推測です。)

 

注意

あくまで、MSDNのドキュメントに沿って紐解いたもので、発売されるOSが必ずしもこのような使用になっていることを保証するものであはありません。

フォントを含めたUIは、まだ開発検討中であり決定していません。