[2014/11/15 変更/追記]
変更/追記した部分を赤い文字で書いています。

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マイクロソフトの田中達彦です。
本連載では、良いWindowsストア アプリを作るために、知っておくべきポイントを紹介します。


せっかくWindowsストア アプリを作るなら、英語などのUIも用意して、多くの国の方に使ってもらいましょう。
今回はアプリの多言語対応について説明します。
いつものように、C#を使った例を紹介します。
ここでは、日本語と英語の2か国語に対したアプリを作ります。


[リソースの用意]
C#の[新しいアプリケーション]プロジェクトを元に多言語のリソースを追加していきましょう。

まず、対応する言語ごとにリソースを用意します。
ソリューション エクスプローラーで下図のようにstrings\en、strings\ja strings\ja-jp フォルダーを作成します。
(※ 日本語のときは ja-jp フォルダーにします。理由はこちらの記事をご参照ください。以下のスクリーンショットは ja のまま変えていません)




jaフォルダー上で右クリックし、[追加]-[新しい項目]を選びます。

下図のように左のペインでVisual C#を選択し、右側で[リソースファイル(.resw)]を選択し、追加します。



enフォルダーも同様にResources.reswを追加します。




jaのResources.reswに以下のリソースを追加します。




enのResources.reswには以下のリソースを追加します。




これでリソースの用意ができました。



[リソースの使用]
用意したリソースを表示させるために、MainPage.xamlにTextBlockを貼り付けます。
ここではわかりやすいように、フォントを大きくしています。



XAMLのコードのTextBlockの部分に、黄色くマーカーした部分を追加します。

<TextBlock x:Uid="String1" HorizontalAlignment="Left" Margin="120,70,0,0" TextWrapping="Wrap" Text="TextBlock" VerticalAlignment="Top" FontSize="36"/>

日本語環境で実行すると、以下のように「こんにちは」と表示されます。



次に、英語環境で試してみましょう。 コントロールパネルを起動し、右上の検索ボックスで「言語」と検索します。

[言語の追加]を選び、ここで英語を追加します。
上のほうにある[言語の追加]を選択し、[英語]をクリックして[英語(米国)]を選択します。
以下のように、英語の優先度を一番上に移動させます。



この状態でアプリを起動すると、「Hello」と表示されるようになりました。



これで、アプリが日本語と英語の両方に対応するようになりました。



[ストアへの登録]
Windowsストアでは、多言語対応しているアプリは、言語ごとに説明文を用意できます。

※ 以下の打ち消し線で消している記事は、Visual Studioの最新バージョンでは必要ありません。Visual Studio側で自動生成するため、変更しないでください。

日本語と英語(米国)の説明文を用意するには、以下のようにします。
ソリューション エクスプローラーのPackage.appxmanifest上で右クリックして、[コードの表示]を選びます。
Resourcesの部分に、サポートする言語を追加します。
以下の例は、日本語と英語(米国)をサポートしています。
   <Resources>
    <Resource Language="JA-JP" />
    <Resource Language="EN-US" />
  </Resources>
Appxパッケージを作成し、開発者ポータルでAppxパッケージをアップします。
以下のように、説明を日本語と英語で入れられるようになります。




このとき、英語の説明は英語で入力し、スクリーンショットも英語版をご使用ください。


[より詳細な情報]
言語と地域を管理する方法
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/xaml/Hh967761(v=win.10).aspx

言語の選択 (現在は英語記事のみ)

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/jj657969.aspx

サンプル

http://code.msdn.microsoft.com/windowsapps/Application-resources-and-cd0c6eaa/


[前後の記事]

vol.05 : ワイドタイルはライブタイルとして実装する
vol.07 : スプラッシュ スクリーン


マイクロソフト

田中達彦

※ 「Metroスタイル アプリ」は、「Windowsストア アプリ」に名前が変わりました。