<オリジナル投稿 2013年8月22日 本ポストの情報はオリジナル投稿時点のものです。マイクロソフトの正式な見解や製品の仕様を示すものではないことをご了承ください。>

System Center Operations Manager 2012 SP1 と Team Foundation Server 2012 による同期統合による DevOps における MTTR の期間短縮シナリオ ソリューションを行う設定について書きます。
ちなみに、

  • SCOM: System Center Operations Manager
  • TFS: Team Foundation Server

と略称を使います。

詳細情報リファレンス

最初に書いておきますが、設定については、TechNet にすべて記載済みです。こちらを見ればだいたいわかります。日本語版での注意点や制限などはここにも書きますので、参考ということで見てください。サポート対応や詳細な情報はここでは触れませんので、各種問い合わせ先にてご確認くだされば。

※タイトルの日本語からもお気づきの通り、ほとんどの記事が機械翻訳になっています。こちらはあくまで参考訳として、ぜひ英語原文をご覧ください。そんなに難しい表現はありませんのでぜひ。

SCOM-TFS 同期統合とはどんなソリューションか

そもそものこのソリューションについては、以前に紹介済みです。まだご存じない方は、まずは、概念とデモ動画で把握してみてください。Why と What, How を事前に理解しておくと設定のキモは、すんなりと抑えられるものです。

セットアップ手順

では、SCOM-TFS 同期統合のセットアップ手順を見ていきましょう。可能な限り画面ショットを盛り込むようにしています。

TFS 2012 オブジェクトモデルのインストール

SCOM から TFS へアクセスするためには、同期に使用する管理サーバーに TFS 2012 オブジェクトモデルをインストールしておく必要があります。オブジェクトモデルを内包しているチームエクスプローラーでももちろんかまいません。どちらも無償ダウンロード提供しています。

インストールステップは、ウィザードに従うだけなので、割愛です。TFS 2010 オブジェクトモデルでも接続できますが、制限がありますのでご注意ください。

SCOM アラート共有の設定

まずは、アラートに添付される各種のデータを共有するための設定です。

共有フォルダの作成

共有フォルダは、Windows の標準機能で作成します。フォルダと共有のアクセス権に注意してください。SCOM, TFS, Dev (開発チームメンバー) からそれぞれ、読み書き、読み取りが行えるように設定してください。

Alert Attachment Management Pack (Microsoft.SystemCenter.AlertAttachment.mpb)のインポート

SCOM コンソールから Alert Attachement MP をインポートします。MP は、SCOM のメディアに格納されています。
「管理」の「管理パック」を展開します。
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右クリックし、「管理パックのインポート」を選択します。
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ダイアログにて、「追加」をクリックして、ファイルを選択します。
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管理パックは、SCOM のメディアの ManagementPacks フォルダに格納されています。
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「インストール」ボタンをクリックします。

プロファイルの設定

「管理」ペインの、「実行構成」を展開し、「プロファイル」をクリックします。
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「Alert Attachment Management Account」を選択し、ダブルクリックすることで、実行プロファイルを作成します。
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共有フォルダの設定(検出設定の上書き)

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「作成」ペインの「管理パック オブジェクト」さらに、「オブジェクト検出」をクリックします。右側に、「Alert Attachment File Share Discovery」があるか確認します。なければ、上部にある「スコープの変更」をクリックし、「Alert」などで検索します。検索のときは「すべて」にチェックを入れると見つけやすいです。
「Alert Attachment File Share Descovery」を右クリックして、「上書き」>「オブジェクト検出の上書き」>「クラス コレクション サーバーのすべてのオブジェクト」をクリックします。
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「有効にする」の「上書き」チェックボックスにチェックを入れ、「上書き値」で、「偽」から「真」に。「Path to the alert attachment file share」にも同様に、「上書き」チェックボックスをONにし、「上書き値」には、添付ファイルを共有する共有フォルダパス(UNCパス)を入力します。
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管理パックは、「新規」をクリックし、名前に適切な名前を入力します。チームで分かりやすい名前をつけることをお勧めします。

SCOM-TFS 同期統合 管理パックのインポートと設定

Microsoft.SystemCenter.TFSWISynchronization.mpb のインポート

アラートのときと同様に管理パックをインポートします。管理パックは、SCOM のメディアの ManagementPacks に格納されています。
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TFS 接続の設定

「作成」ペインで、「管理パック テンプレート」、「TFS Work Item Synchronization」を選択し、右クリックします。「監視の追加ウィザード」をクリックします。
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名前に適切なわかりやすい名前をつけます。管理パックは「新規」で作成してでよいでしょう。こちらもわかりやすい管理パック名をつけておきましょう。
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TFS 2012 チームプロジェクトコレクションの URL を入力します。
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同期を行うリソースプールを選択します。該当するサーバーに、TFS オブジェクトモデルがインストール済みである必要があるので注意してください。
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同期を行うアカウントを選択または、作成します。
TFS のチームプロジェクトコレクション、チームプロジェクトへの適切な権限があるアカウントを指定する必要があります。
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チームプロジェクトと、区分の組み合わせを複数設定することができます。
また、ここで、TFS のチームプロジェクトと SCOM で監視しているアプリケーションを関連付けて把握させることができます。
無題
適切な設定項目の入力を終えたら、「作成」ボタンをクリックするわけですが、ここで、TFS の権限をもったアカウントの利用を聞かれます。
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このアカウントを使い、TFS のチームプロジェクトで使用しているプロセステンプレートに、「Operational Issue」という新たな作業項目を追加します。

日本語環境ならではの設定

さて、ここで、TFS 2012 が日本語版だと、エラーとなります。正確には、プロセステンプレートが日本語だと、エラーとなり、以下のダイアログが表示されます。
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このエラーは、TFSWISynchronization が英語版のプロセステンプレートを前提にしているのに対して、日本語のプロセステンプレートが設定されたチームプロジェクトを指定したために起きています。ここは、「Save」ボタンをクリックし、やり過ごしてかまいません。
さて、日本語のプロセステンプレートに対応した Operational Issue 作業項目ですが、SCOM のメディアに、英語版の XML ファイルが格納されています。
SupportTools フォルダの下、AMD64 でも、 i386 でもかまいません、これらのフォルダの下に、「OperationalIssue_11.xml」があります。
このファイルを書き込み可能なディスク上にコピーし、編集を行います。
編集する箇所は、最低限ならば、FIELDの名前を日本語のプロセステンプレートに合わせるだけで済みます。
以下の FIELD name = “xxxx” の “xxxx” の部分を以下を参考に編集してください。

変更前

変更後

Resolved By

解決者

Assigned To

担当者

Closed Date

終了日

Resolved Date

解決日

Closed By

終了者

Severity

深刻度

Priority

優先度

Description

説明

注意点です。プロセステンプレートの「状態」については、日本語に変更などしないでください。具体的には、「<STATE value=”Accepted”>」などの値を変更しないでようにします。
そのほかは、適時日本語に変えても問題ない個所があります。たとえば、表示については、日本語にすることで、他の作業項目と同様になじみある日本語になります。具体的には、「Label=”タイトル”」などの値です。
あらかた日本語にした場合、このようになります。
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ところで、この OperationalIssue_11.xml の TFS チームプロジェクトへの適用方法ですが、

  • witadmin コマンドラインで行う (やり方は、こちら
  • TFS Power Tools で Visual Studio の中から GUI で行う

が選択できます。GUI だとファイルを選択するだけなのでお勧めです。以下のような画面で設定できます。
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「Import WIT」をクリックします。あとは、チームプロジェクトコレクションを選択し、さらに、以下のようにチームプロジェクトとインポートする XML ファイルを選択して、「OK」ボタンをクリックするだけです。
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さて、話を戻します。
先ほど SCOM コンソールでエラーになって「Save」を行っているため、基本的には、この時点で実施できなかったのは、TFS のチームプロジェクトに新たな作業項目定義を追加する作業だけが残っていました。上述のように手動で行ってあれば、追加の作業はありません。

同期設定の確認と変更

Alert の設定時と同じように、設定を上書きすることができます。
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「作成」ペインの「管理パック オブジェクト」の「オブジェクト検出」にて、「スコープ変更」をクリックし、TFS関連を検出し、「OK」ボタンをクリックします。たとえば、
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と、設定すると同期間隔を短くすることができます。

あとやること

さて、これで、SCOMとTFSの同期統合が行えました。ところでこれ何のために行うのかをもう一度考えてみましょう。そう、アプリの監視を行い、問題を検出したのちに、的確に Dev と Ops が協調するための仕組みです。したがって、もう少し設定をしておく必要があります。それは、

  • TFS で開発運営しているアプリケーションの監視の設定
  • アラート発生時に詳細なデバッグ情報を収集する IntelliTrace in Production の設定

これらについてはリクエストに応じてまた書きたいと思います。