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Windows 7 でのオーディオの不具合に対する回復力の向上

PC 上で優れたオーディオの再生をもたらすことは、「みかけよりもはるかに難しい」技術的な課題のひとつです。専用のオーディオ機器やビデオ機器と異なり、PC ではオーディオの再生中にもさまざまなことが起きており、とてつもないハードウェアとソフトウェアの組み合わせの環境下で再生は行われています。みなさんの多くは、時々生じる「グリッチ (音飛びや画像飛びの不具合)」についてご存じでしょう。この投稿では、Device and Media チームのプログラム マネージャーである Kristin Carr が、Windows 7 でのこの分野で向上した点について、チームのメンバーを代表して説明します。プロダクト サイクルの初期に私が学んだことは、「不具合ゼロ」よりも「不具合からいかに早く回復するか」が大事だということですが、みなさんもこれを読んでお分かりいただけると幸いです。 --Steven

みなさんは MP3 や DVD を再生するために PC を使用したことはありますか? はいと答えた人は、映画を見る、ゲームをする、YouTube のクリップを見るなどさまざまなオーディオおよびビデオ アプリケーション用にコンピューターを使用している PC ユーザーの圧倒的大多数のひとりです。しかし、オーディオやビデオがちゃんと再生されない- おそらく、ビデオが少しガクガクしたり、オーディオが途切れたりといった経験もお持ちだと思います。この再生エクスペリエンスを中断させるような、オーディオやビデオにおける認識できる途切れを、「グリッチ (glitch)」と呼んでいます。グリッチの原因となるエコシステムの課題を分析し、Windows 7 のエクスペリエンスを向上させるために私たちが取り組んできたことについてお話していきます。

何がグリッチを引き起こすか?

これまでの投稿で、Windows 7 に対して私たちが取り組んできたさまざまなエコシステムのイニシアチブや課題について、とりわけ アプリケーションの互換性アクセシビリティ、および システムのパフォーマンス について述べてきました。オーディオのグリッチの根本的な原因を調査しても、同じような場所に行き着きます。なぜなら、Windows は多様なハードウェア構成および 10個以上のアプリケーションによるマルチタスクの上で動いており、コンピューター上で動作しているすべてのプログラムやドライバーがきっちり期待通りに機能しているかどうかを確かめるのは至難の業です。

オーディオは特に繊細です。スピーカーから音楽を聴くには、データがオーディオ ハードウェアへ約 10 ミリ秒ごとに送られなければなりません。これは、まばたきの 30倍の回数です! 難題は、音楽を聴いている間にも、PC は TouTube のビデオを流したり、新曲をダウンロードしたりとたくさんのことを行っており、しかもその多くは複雑なタイミングを要求するということです。ご想像のとおり、遅いネットワーク ドライバーや長大な CPU 時間を必要とするグラフィックス ドライバーなどが、連続してオーディオが耳に届くのを妨げるのはわけないことです。

では、この難題へ対処するために私たちが行ったことは何でしょう? 答えは「たくさん!」です。そして、このブログの残りは、それらの説明に充てます。

  1. 問題を特徴づけるためのデータを収集する
  2. グリッチを検出して解析するための系統的な方法を開発する
  3. テストやツールを Microsoft と Windows パートナーの双方で広く展開する
  4. グリッチの問題を検出、診断、修正するためにパートナーと協働する

誰がグリッチを経験しているか?

Windows 7 の開発サイクル中にこの研究をするにあたり、まず手をつけなければならない仕事はデータの収集でした。オーディオ グリッチに関する報告は聞いていましたが、問題の正確な範囲はわかりませんでした。ユーザーはどのくらいの頻度でオーディオ グリッチを聞いているのか? 他と比較してパフォーマンスの悪い特定マシンはあるのか? これらの質問を念頭に、問題をより理解するために着手しました。

私たちは、Windows に組み込まれている テレメトリー (遠隔測定) のインフラ を使用して、データを集めました。テレメトリーは、ユーザーが、OSの改良に役立つパフォーマンス データやその他統計情報を Microsoft へ折り返し報告できるようにするものです。Microsoft へデータを提供すると選択したマシンで、オーディオ ハードウェアがデータを待ち望んでいる時 (すなわち、ユーザーがグリッチを聞いたであろう時) の回数を測定しました。このデータは「セッション (ひとつのマシンで 1日の間に集められたデータ、またはマシンがリブートする間に集められたデータの、いずれか短い方)」にまとめられました。

では、その結果を見ていきましょう。まずは、オーディオ グリッチの全体的な割合です。

Figure 1: Distribution of Glitch Counts per Session

図 1: セッションごとのグリッチ数の分布

上のグラフは、外部 (Microsoft 以外の) RC ユーザーからのデータを示しています。 約 80% のセッションは全くグリッチがありません。しかし 4.3 % は 10 回以上のグリッチがあり、これはかなりの数のユーザーがオーディオ グリッチの影響を受けていることを示しています。

グリッチの発生頻度を把握したら、今度は「なぜ」それが発生するのかを調べ始めました。まず、ノート PC とデスクトップ PC のフォーム ファクター別にデータを分類しました。

Figure 2: Glitching Likelihood by Form Factor

図 2: フォーム ファクター別グリッチの発生しやすさ

このデータから、ノート PC はオーディオ グリッチの経験しやすさが 2 倍近いことがわかりました。その結果、私たちのグリッチ テストや診断ツールでのカバレッジをよくするため、モバイル PC とモバイルのシナリオ (たとえば、バッテリー駆動中に音楽を再生する、など) をターゲットとして取り組むことにしました。

次に、PC メーカー別に、グリッチの発生しやすさを調べました。

Figure 3: Glitching Likelihood by PC Manufacturer (Mfr)

図 3: PC メーカー (Mfr) 別グリッチの発生しやすさ

このデータから、特定のメーカーは他のメーカーよりもオーディオ グリッチの疑いが高いことがわかりました。その結果、私たちのテスト活動が広範なマシンやメーカーにわたるようにしました。さらに、このデータを使用して、グリッチ発生率が高いコンポーネントや原因を特定できないか、メーカーと協力して作業しました。

最後に、さまざまな PC モデルでのグリッチを見ていきました。

Figure 4: Breakdown of All Glitch Sessions by PC Model

図 4: PC モデルごとのグリッチ セッションの分析結果

上のグラフにあるように、最低 1 回のグリッチがあったすべてのセッションを分析し、また上の表で示したように (実際のマシン名は伏せています)、PC メーカーや PC モデルと相関関係があるか見ていきました。最初に気づいたことは、Machine A はリストのほかのマシンに比べて 3 倍以上のオーディオ グリッチに関与しているということです。このデータは、先にあったこの特定マシンでのオーディオ グリッチの報告を裏付け、私たちは誤った構成で出荷されたグラフィック カードをつきとめました。その結果、メーカーと協力して構成を改善することができました。

このグラフはまた、問題がいかに広範囲に及んでいるか理解するのにも役立ちます。グリッチの形跡がある PC モデルは数百あります。実際、まったくオーディオ グリッチが発生していない PC モデルを探すほうが難しいくらいです。一方、個々のマシンのほとんどは、まったく問題が発生していません。私たちが導き出した結論は、オーディオ グリッチは何か 1 つのハードウェア構成が原因となっているのではなく、ユーザーが自分のマシン上で遭遇しうるさまざまなハードウェアとドライバー置換に依存する、ということです。いかなるマシンも無縁ではいられないことは明らかで、エクスペリエンスを向上するには、この問題に対する広範囲に及ぶシステム全体のソリューションが必要でした。

グリッチを診断するためのツールを開発する

いつ、なぜグリッチが発生するかのデータが集まったら、次に Windows Devices & Media Performance チームは、メディア再生シナリオに集中し、そのシナリオで PC がどの程度機能したか評価するような包括的なテスト一式を開発しました。メディアの再生中、このテストは、CPU 負荷、システム上のすべてのコンポーネントの動作状況とそれに対応する相互作用を含む、何千ものシステムのパフォーマンスに関する統計情報を記録します。私たちは意図的に広範なシナリオと構成、たとえばバッテリー電源で動いているノート PC、ストレス テスト中のハードウェア、何百ものメディア コンテンツの種類などをカバーしました。この目的は、各 PC を幅広いユーザーシナリオで試して、オーディオ グリッチを発見して分離することでした。

さらに、Devices & Media Performance チームは、グリッチと、グリッチが発生する前と発生している間の CPU の動作状況をハイライトするツールを作りました。これにより、発見したグリッチの問題を素早く診断できるようになりました。たとえば、下記の図が示すように、疑わしい動作を簡単に突き止めるため、グリッチが発生したときの視覚表示と、そのときに発生した関係する測定値を表示できます。

Figure 5: Example Graphical View of Audio Glitch Troubleshooting

図 5: オーディオ グリッチのトラブルシューティング用の図式的表示の例

このケースでは、4 つのオーディオ グリッチが見えます (一番上のパネルの赤い線の部分)。2 つ下のパネルでは、3ms より長くかかった CPU 呼び出し (長い ISR/DPC と呼ばれています) を表示しています。この例では、オーディオ グリッチと長い ISR/DPC との間に直接的な相関関係があることがわかります。ISR/DPC はオペレーティング システムによって実行されたプロシージャ コールで、CPU を独占してオーディオ グリッチを引き起こす恐れがあります。ここから、グリッチを削減または除去するために、このコールを行ったコンポーネントを突き止めます。この図には、先に述べた特定の問題を診断するために使用した情報以外にも、他の情報が含まれています。しかし、他のグリッチやメディアのパフォーマンス問題を幅広い情報源で診断するために、この情報および他の測定値が利用できる状態にあります。

ツールで作業にとりかかる

テストとツールの用意ができたら、次の手順として、できるだけ多くのシステム上でそれらを展開します。この取り組みの一環として、私たちは、OEM が PC を出荷時期の前にテストできるようにするという Windows 全体のイニシアチブに参加しています。何百もの OEM のマシンが Microsoft に送られ、Windows ラボにて、最高のユーザー エクスペリエンスであることを確認するための何千ものテストに使用されます。これが意味するのは、もし特定のマシンや構成でグリッチが起こりやすいことが分かったら、消費者がその新しい PC を目にする前に、OEM と協力して問題を修正できる、ということです。

これらのテストを実施して新しいツールでその結果を分析することにより、オーディオ グリッチの原因となりうる数百の問題を見つけることができました。あるケースでは、この分析により Windows のコードを変更することになりました。また別のケースでは、パートナーが開発したオーディオ グリッチを引き起こす可能性のあるコンポーネントを特定することができました。

Windows パートナーと協働する

ツールによって見つかった問題は、さまざまなパートナーのコンポーネントが関わっているケースが多いので、この作業の重要な局面はパートナーと協働することです。現在まで、メーカーが、自分たちのコンポーネントがどうシステム全体に影響するか知ることは、ほぼ無理でした。そこで、テストやツールを提供することにより、自分たちのコンポーネントがどう相互作用するか、ユーザーに対する最終的な影響はどのようなものかをパートナーが理解できるようにしました。

この取り組みの一環として、パートナーが新しいツールやテストを十分に活用できるようにしました。私たちは、OEM、ODM (= Original Design manufacturers、伝統的に OEM のために PC を組み立てるメーカーのこと)、ハードウェア メーカー、およびソフトウェア メーカーとお話ししてきました。プレゼンテーションや個別指導、ホワイト ペーパーを提供し、ビデオ会議も開催してきました。私たちの目標は、グリッチからの回復力があるソフトウェアやハードウェアをできるだけ簡単に作っていただけるようにすることでした。

まとめると、この取り組みでは以下のことを実行しました。

  1. オーディオ グリッチの遠隔測定データを共有する。パートナーはオーディオ グリッチの現象に対して、明確なデータを限られた範囲でしかお持ちではありません。私たちが収集したデータにより、問題を診断し、彼らの製品を向上するのに役立ちます。
  2. オーディオおよびビデオ パフォーマンスのテスト一式を実行する。OEM から送られてきた何百ものマシン上でテストをし、その結果をパートナーに知らせます。できるだけ多くのシステムを評価し、結果を提供することにより、オーディオ グリッチの原因に取り組み始めています。
  3. ツールとサポートを提供する。パートナーが、自分たちのコンポーネントが PC 上で他のすべてとどう相互作用しているか理解し、オーディオ グリッチの原因となりうるわずかな問題に対し、より簡単に対処できるようにします。

今後について

最後に、私たちおよびすべての Windows パートナーは、同じお客様 (つまり、これを読んでいただいているみなさんです!) を共有しています。パートナーと協働し、これらの問題への注意を促し、オーディオ グリッチの根本的な原因を明らかにすることにより、すべての人のオーディオ エクスペリエンスを向上し続けていきます。

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Windows 7 の“テーマ”:作成、保存、そして共有

Windows 7 の“テーマ”:作成、保存、そして共有

新しい「インボックス」に入っているデスクトップの背景について投稿したとき、反応は単にどう個人設定ができるかというものでした。個人設定というテーマの中で、Windows 7 の“テーマ”に対する取り組みについて、取り上げたいと思います。これまでの Windows リリースにおけるカスタマイズについてのデータはすでにお話ししており、今回の投稿はそれに基づいたものです。また、この分野は個人設定に対する非常に幅広い要望 (ニーズ) があり、しかも当然エンジニアリングとデザインの間でバランスを保たなければなりません。スクリーンのほぼ全域を個人設定 (カスタマイズ) したいと思っているたくさんの人からメールを受け取りました。それこそ、境界線の幅から、タイトル バーの透明度、タスクバーの高さ、[閉じる] ボタンの色・サイズ・場所までです (それぞれについて、少なくとも一度は電子メールを受け取りました)。その一方で、背景の画像と色彩を簡単に変更できればとても満足、という方々も多くいらっしゃいます。Windows 7 では、個人設定をするうえで最も満足度の高いと思われる設定群を選定すると同時に、アプリケーションの互換性を保つ堅牢なプラットフォームを提供し、それらを簡単に変更できるようにしました。さらに、この設定を簡単にパッケージ化し、保存して共有できるようにもしました。これは、幅広いユーザーに対して堅牢な個人設定 (およびカスタマイズ) をもたらす第一歩だと考えています。コア ユーザー エクスペリエンス チームのプログラム マネージャーであるKatie Frigon がこの投稿を書きました。

--Steven

追伸: どのように RTM マイルストーンに到達するかお話しした通り、物事は「ゆっくりと」推移しています。アジアで行ったWindows 7 のリリースおよび入手可能時期に関する発表にお気づきの方もいらっしゃるでしょう。RC を使用していただいているすべての方に感謝します。

Windows 7 のテーマを作成し共有する

Windows 7 の初期のビルドには、デスクトップの背景、ウィンドウの色、サウンドをシングル クリックで変更できる様々なテーマが入っていたことを覚えていらっしゃるかもしれません。このテーマはコントロール パネルの [個人設定] にあり、デスクトップのショートカット メニューからも簡単にアクセスできます。

Personalization Control Panel

[個人設定] コントロール パネル

Desktop Context Menu

デスクトップのショートカット メニュー

RC には、「アーキテクチャ」など数々の新しいテーマがあります。このテーマは、デスクトップの背景として切り替わる 6 枚の建築物の写真と、それを補完する「ぐんじょう」のウィンドウの色、都会のジャズ クラブの音からインスピレーションを受けた「都市景観」サウンド設定から成っています。

Elements of themes in Windows 7

テーマはデスクトップの背景、ウィンドウの色、サウンドの調和されたセット

Windows には最初からテーマのセットが入っていますが、ユーザーがもっとほかのテーマが欲しければ、コントロール パネル内に [オンラインで追加のテーマを取得] リンクがあります。このリンクをクリックすると、Microsoft が追加のコンテンツ (さまざまな地域ことのテーマもあります) を提供している Windows Online のテーマ ギャラリーが開きます。

Personalization Control Panel: Get more theme online link

[個人設定] コントロール パネルの [オンラインで追加のテーマを取得] リンク

テーマを作成する

多くのユーザーは、最初から入っているインボックスのコンテンツやオンラインで提供しているコンテンツを楽しんでいますが、単にテーマを選択するだけでなく、より細かく PC をカスタマイズしたいと望んでいるユーザーもいます。Windows 7 は自分自身と自分が何をするかを反映する PC そのものであり、そのエクスペリエンスを自分でコントロールできるようにする存在であり続けます。したがって、インボックスやオンラインで提供されているオプションの上を行きたければ、自分自身のテーマを作成し、共有することができます。自分自身のテーマの作成はとても簡単で、単にデスクトップの背景の画像のみを変更して他の設定はそのままにしておく、ということも可能です。もちろん、ひとつひとつ設定を変更することもできます。

ベータ ユーザー エクスペリエンス向上プログラムのデータから、ユーザーはテーマを変更したり作成したりしていることがわかりました。また、多くのユーザーは異なる設定を変更しており、最も多い変更はデスクトップの背景でした。

Figure 1: Break out of theme type

1: テーマの種類の内訳

注: たった 15% のベータ テスターがデフォルトのテーマを使用し続けていました。ベータ テスターのうち 77% は、インボックスのテーマから 1 つ以上の要素を変更してカスタマイズしたテーマを作成していました。

Figure 2: Percentage of Beta users selecting each theme component in a session

2: セッションでテーマの各コンポーネントを選択したベータ ユーザーの割合

注: [個人設定] コントロール パネルを開いたベータ テスターのうち 35% は [デスクトップの背景] をクリックしました。

さて次に、さまざまな設定をどう変更し、カスタマイズしたテーマをどう保存するかを見ていきましょう。まず、テーマのいかなる設定も、コントロール パネルの [個人設定] から変更できます。

Personalization Control Panel: Click on the items beneath the theme gallery to change your theme settings.

[個人設定] コントロール パネル: テーマの設定を変更するには、テーマ ギャラリーのすぐ下にあるアイテムをクリックする。

最初に [デスクトップの背景] コントロール パネルから始めましょう。このコントロール パネルは Windows 7 で強化され、画像ライブラリと新しくデスクトップの背景のスライドショーがサポートされました。[画像ライブラリ] を選択すると、サブフォルダも含めてそのライブラリにあるすべての画像が表示されます。その中から、スライドショーでデスクトップの背景として表示させたい画像を選ぶだけです。下記の例では、最近旅行に行ったハワイでのお気に入りの写真を、デスクトップの背景として使用するように選択しました。

Desktop Background Control Panel: Windows 7 adds support for libraries and desktop background slideshows. I’ve selected the pictures I want to use in my theme.

[デスクトップの背景] コントロール パネル: Windows 7 にはライブラリとスライドショーのサポートが追加された。自分のテーマとして使用したい画像を選択しているところ。

PC をカスタマイズするには、単に背景を変更するだけでは物足りないでしょう。ウィンドウの色やサウンド設定を変更するのもシンプルで、テーマ ギャラリーのすぐ下にあるアイテムをクリックするだけです。Windows 7 にはウィンドウの色が 16 色用意されており、自由に色を選択することもできます。サウンドは、Windows 7 で新しく、さまざまな地域の音楽からインスピレーションを受けた 14 のサウンド設定が入っています。たくさん選択肢があるわけですが、これで十分でなければ、自分のサウンドを含めることも可能です。

Windows Color and Appearance

Sound control panel

[ウィンドウの色] および [サウンド] コントロール パネル: 簡単にウィンドウの色を変更したり、14 の多様なサウンド設定からサウンドを選択できる。

デスクトップの背景やウィンドウの色、サウンド設定を変更すると、「未保存のテーマ」が作成されているのに気付かれることでしょう。この「未保存のテーマ」には自分で変更した内容が含まれており、ギャラリーの他のテーマを試した際に、直近のカスタマイズした内容に戻すことができます。自分でカスタマイズした設定が気に入れば、[テーマの保存] をクリックして、いつでもテーマの 1 つとしてギャラリーに置いておくことが可能です。

Personalization Control Panel: I clicked "Save Theme" to ensure that my current personalization settings will always be available in the themes gallery.

[個人設定] コントロール パネル: 現在のカスタマイズした設定が常にテーマ ギャラリーに表示されるよう、[テーマの保存] をクリックしたところ。

テーマを共有する

自分で使用するカスタマイズした設定を保存したら、その設定を友人や家族と共有したり、他の PC に持っていきたいと思うかもしれません。Windows 7 では、現在設定されているテーマを右クリックし、[テーマを保存して共有] を選択することにより、自分のテーマを共有することができます。テーマの保存場所と名前を指定すると、Windows はカスタマイズされたデスクトップの背景画像、サウンド、マウス ポインター、およびアイコンを収集し、テーマ パック (*.themepack) という新しい形式のファイルに保存します。このファイルを Windows 7 が実行されている他のコンピューターに適用できます。

Personalization Control Panel: When I’m ready to share my theme with Friends, Family and on the Web, I right-click on my current theme and select “Save theme for sharing”.

[個人設定] コントロール パネル: 自分のテーマを友人、家族や Web 上で共有したい場合、現在のテーマを右クリックし [テーマを保存して共有] を選択する。

楽しい休暇の後などに、旅行の思い出をテーマとして作成することがあります。それには、まず、デスクトップの背景として順番に表示するため、旅行の写真からベスト ショットをいくつか選びます。そして、それに合うウィンドウの色と、Windows 7 のサウンド設定から旅行のムードに最も合ったものを組み合わせます。新しいテーマ パックとして保存した後、そのファイルを Windows Live 経由で友人や家族と共有したり、Homegroup 経由で家にある他の PC で使用したりします。

Windows Live で共有する

個人設定のすべてを 1 つのファイルにまとめることができるので、テーマを Windows Live Skydrive にアップロードしたり、Windows Live Spaces のブログでテーマへのリンクを投稿したりするのも簡単です。友人や家族が Windows 7 にアップグレードした暁には、一緒に行った旅行のテーマをダウンロードし、私の写真を彼らのデスクトップの背景で楽しむことができます。

Windows Live: I can also upload my theme to my Windows Live Skydrive and add a link to the theme on my blog.

Windows Live: 自分のテーマを Windows Live Skydrive にアップロードし、My Blog でリンクを追加したところ。

Homegroup 経由で共有する

エクスプローラーでテーマ ライブラリを作成します。それから、Homegroup 内の他の PC から共有されている場所をブラウズし、一回のクリックで希望するテーマを適用することができます。

Explorer: I created a themes library on one of my PC’s and shared it with my Homegroup. From another PC in the home, I can click on any of these themes to apply them.

Explorer: ある PC でテーマ ライブラリを作成し、Homegroup 経由で共有したところ。家の他の PC からテーマをクリックすると、それがその PC にも適用される。

それだけではありません

Windows 7 のテーマに付加した価値のもう 1 つの使い方は、RSS 写真フィードに対する人気の高まりを利用して写真を共有することです。マニアの人は、デスクトップの背景のスライドショーが、RSS 写真フィードをポイントするようなテーマを作成できます。たとえば、私の姉は離れた場所に住んでおり、一年に一回程度しか会いません。彼女に対して私の家族の近況を知らせる簡単な方法は、私の RSS 写真フィードをポイントする Windows 7 のテーマを彼女に送ることです。私が新しい写真をアップロードすると、自動的にその写真が彼女のデスクトップに表示されます。

RSS 写真フィードを作る方法は限られているので、Windows 7 のテーマに RSS 写真フィードを含めるためのプロセスは、RSS 写真フィードが「enclosure」要素を使用して高解像度の写真へリンクしているときのみ動作します。フィードはJPEG や PNG などの画像形式しか参照できません。この制限により、RSS 写真フィードを含むテーマは手動で作成しなければなりません。

そのようなテーマを作成するには、次の手順に従ってください:

  1. MSDN からテンプレートをダウンロードします。
  2. メモ帳でテンプレートを開きます。
  3. {themename} を [個人設定] コントロール パネルのテーマ ギャラリーで表示させたい名前に置き換えます。
  4. {rssfeedurl} を自分の互換 RSS 写真フィードへのフル パスに置き換えます。
  5. 変更したものを「*.theme」という拡張子のついたファイルとして保存します。

これで共有の準備が整いました! 友人や家族に、電子メールなどでファイルを送ってください。

写真共有サイトでも、このような Windows 7 用 RSS 写真テーマを提供することにより、顧客とつながる方法が増えます。

将来的に

Windows 7 のテーマにより、PC に自分自身を反映させることができます。個人的な写真をテーマとして共有するという私の例のほかに、ユーザーが Windows 7 でテーマを使用するうえで、新しく独創的な方法を見つけてくれることを願っています。結婚式のカメラマンは、自分の顧客に渡すパッケージの中に、Windows 7 用のテーマを含めることができます。また、芸術家は自身の創造的なスタイルを紹介するためにテーマを作成できますし、企業は自社のブランドを宣伝するためにテーマを作成することができます。Windows 7 において、これらの側面をカスタマイズするのに、みなさんがどのようにテーマを使用しているか見るのを楽しみにしています。

--Katie

追伸: みなさんがダウンロードして使えるように、追加のテーマをhttp://windows.microsoft.com/en-US/Windows7/Personalize にアップロードしています。これは、英語 (米国) 版の [テーマ] コントロール パネルにあるリンクです。

(日本語版のリンクは http://windows.microsoft.com/ja-jp/Windows7/Personalize です。)

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Windows 7 を守る - 保護者による制限

ご想像のとおり、私たちのチームはこの Windows 7 の次の段階の対応で大変忙しくしています。Windows 7 RC の何百万ものダウンロード、そしてそれをインストールしてくださったことに心から感謝します。現時点で、状況は私たちの期待通りに推移していています。個人的には、私宛にメールをくださった方々に感謝したいと思います。RC に関してたくさんの温かいお言葉とサポートをいただきました。「もうこれでリリースにしてほしい!」とおっしゃる方もたくさんいます。が、私たちは次のマイルストーンに向けて取るべき手順をまとめており、あわてて物事を進めるというようなことはありません。本当にたくさんのやるべきことがあります! ちゃんとは数えていませんが、このブログの Contact リンクから私が送った電子メールは 3,000 通を超えました。すべてにはお返事できていませんが、頑張っています。それぞれの、そして、すべてのやり取りに感謝しています。

Windows 7 には、子供が PC を使用する際に PC を守るための一連の機能があります。この投稿は Safety Team のプログラム マネージャーである Vladimir Rovinsky によるもので、Windows 7 [保護者による制限] について詳しく説明します。この取り組みは OS そのものの安全性に追加するもので、もちろん Internet Explorer にも安全で安心なブラウジングを提供するために機能が組み込まれています。Windows Live ファミリー セーフティもチェックしてみてください。これは Windows Live Essentials (http://download.live.com) の一部で、より高い安全性と保護者によるコントロールを提供します。 --Steven

今日、子供たちは過去のいかなる時よりもデジタル ハザードにさらされやすくなっています。特に、強力な検索ツール、便利な SNS アプリケーション、動画や写真を公開するための低価格のツールやサービスにより、Web は子供たちに不適切なコンテンツであふれており、保護者はみな自分の子供たちがそれらに接触することを禁じたいと思っています。

子供たちは、Web ブラウザー、インスタント メッセージング アプリケーション、メディア プレーヤー、ゲーム、電子メールアプリケーションなど、さまざまなアプリケーションを介してデジタル ハザードにアクセスできてしまいます。このようなアプリケーションの多くは、保護者による制限機能 (ペアレンタル コントロール) を提供しようとしてきました。しかし、ユーザー インターフェイス、場所、および用語はアプリケーションによってまちまちです。重複し、あるいは整合性のない設定管理は、保護者にとって、複数のアプリケーション間で正しい設定を行うことを困難にしています。

Windows Vista の [保護者による制限] は、以下を用意することにより、問題を解決するためのフレームワークを提供しました。

· 保護者による制限機能の設定や活動を管理するための、コントロール パネル内の単一で特定の場所。

· Web コンテンツやファイルのダウンロード、コンピューターを使用する時間、アプリケーションの使用、ゲームの使用に対する組み込まれた規制、およびユーザーの活動をログに残して確認する機能。

· Windows Parental Control プラットフォームのパブリック API。インボックスの規制設定やログ機能をどのアプリケーションでも使用できるようにします。たとえば、Internet Explorer と Mozilla Firefox 3.0 はこの API を使用して、ファイルのダウンロードをブロックするかどうかを決めています。

· ユーザー アカウント制御 (UAC) との統合。標準のユーザー アカウントを保護者による制限機能で規制されるユーザーとして強化します。Windows PC 上で子供たちを安全に保つためのベスト プラクティスの推進。たとえば、管理される子供ごとに別々の標準アカウントを作成する、保護者 (管理者) のアカウントにパスワードを設定する、など。

Windows Vista の [保護者による制限] についてのデモは、こちらの動画をご覧ください。

Windows Vista の [保護者による制限] 用のソフトウェア開発についての詳細は、Using Parental Controls APIs を参照してください。

Windows 7 [保護者による制限] に対する更新の重要な設計決定

ユーザーからのフィードバックと Web の発展性と保護者にもたらされる課題に対応し、柔軟で効果的な安全性機能の提供に努めました。Windows 7 での [保護者による制限] に対する取り組みは、次の目標に焦点を絞りました。

1. サード パーティの開発者が Windows 7 [保護者による制限] と十分に統合できる機能豊かな保護者による制限機能を作成できるように、Parental Controls プラットフォームの拡張性をさらに発展させる。

Windows 7 の Parental Controls プラットフォームは、さまざまな保護者による制限機能の独立プロバイダーが、システムにインストールされています。そして Windows 7 によって提供される 保護者による制限機能を補強または完全に置き換えることができるよう、変更されました。Windows Vista では、Windows の [保護者による制限] の一部だけを置き換えることができました (Web フィルターは置き換え可能)。Windows 7 では、Web フィルターに加え、Windows 7 の [保護者による制限] ユーザー インターフェイス全体をサード パーティ製プロバイダーで置き換えることが可能です。基礎的なオフライン規制の施行は、引き続き Windows の Parental Controls プラットフォームが担当します。サード パーティ製プロバイダーが Windows の [保護者による制限] ユーザー インターフェイス全体を置き換えられるようにすることにより、既存の保護者による制限機能とサード パーティ製プロバイダーによる新しい機能をシームレスに一体化し、一貫性のあるユーザー エクスペリエンスを提供することができます。

コントロール パネルの [保護者による制限] ウィンドウは、保護者による制限機能がデフォルト (システム) のものであれ、サード パーティ製プロバイダーによるものであれ、Windows 7 での保護者による制限機能の中心点であり起動場所であり続けます。

2. Web コンテンツ規制と活動レポート機能をデフォルト (システム) の保護者による制限プロバイダーから削除し、これらの機能については Windows Live またはサード パーティ製プロバイダーに任せる。

Web は私たちが Windows OS をアップデートするよりもずっと高速に変化し続けています。たとえば、Vista がリリース時には、ソーシャル ネットワーキングはまだあまり知られていませんでしたが、今では Web で盛況な存在感のあるものとなっています。Web 用の保護者による制限機能は、日々の革新に遅れず対応する必要があります。そのため、この機能は Windows Live に任せることにしました。

Web フィルターおよび活動レポートの機能は、Web ベースの配信を実装した Windows Live またはサード パーティによるソリューションの方が、効果的に提供できます。たとえば、Microsoft の Windows Live ファミリー セーフティは無料のアプリケーションで、Web コンテンツ フィルター、ファイルのダウンロードの規制、活動の監視といった機能を提供しています。また、子供が Windows Live のオンライン アプリケーション (Windows Live Hotmail、Windows Live Messenger など) を使用するときのために、オンラインの連絡先の管理機能も提供しています。

Windows Live のファミリー セーフティについてはこちらに情報があります。

Windows 7 での Parental Controls (保護者による制限) プラットフォームに対する変更の詳細は、こちらを参照してください。

Windows 7 [保護者による制限] ユーザー インターフェイスの変更

Windows 7 の [保護者による制限] の最上位ウィンドウにおける新しい要素について、次のスクリーン ショットをご覧ください。

Figure 1    Windows 7 Parental Controls screen

1 Windows 7 の [保護者による制限] ウィンドウ

  1. [追加の制限] セクションにより、ユーザーは Web フィルター、活動レポート、オンラインの連絡先の管理など、追加の制限機能を選択できます。コンピューターにサード パーティ製の制限機能がインストールされている場合、ウィンドウには [プロバイダーの選択] ドロップダウン リスト ボックスが表示され、現在選択されている (有効な) プロバイダーが表示されます。リスト ボックスの下には、プロバイダーによって提供される機能説明が表示されます。
  2. ユーザーの名前または画像をクリックしてユーザーのアカウントを選択すると、そのユーザーに対するプロバイダーの設定が起動します。プロバイダーは、インボックスのオフライン規制のデフォルト設定画面を置き換えることができます。オプションで、ユーザーのアカウントの画像の下に、プロバイダーが生成するステータスを表す文字列が表示されます。
  3. プロバイダーによるアイコンが、ウィンドウの右上に表示されます。

追加の制限プロバイダーは、インボックスのオフライン規制の設定に、デフォルトの (システムの) プロバイダーの UI を利用することもできます。その場合、[ユーザーの制御] ウィンドウが表示され、保護者による制限機能が設定できます。

追加のプロバイダーが選択され設定されると、Windows 7 の [ユーザーの制御] ウィンドウに、次のような新しいユーザー インターフェイスの要素が表示されます。

Figure 2  Windows 7 User Controls screen. Additional controls provider is installed and configured.

2 Windows 7 の [ユーザーの制御] ウィンドウ (追加の制御プロバイダーがインストールおよび設定済みの状態)

  1. [その他の設定] では、現在選択されているプロバイダーの機能に直接アクセスできます。
  2. [Web の制限] では、現在選択されているプロバイダーの機能にアクセスできます。

Windows [保護者による制限] の設定と Vista から Windows 7 へのアップグレード

Web フィルターの制限が有効の状態で、保護者によってユーザー アカウントが管理されている Windows Vista PC が Windows 7 へアップグレードされると、保護者 (管理者) はアップグレード中および Windows 7 の [保護者による制限] ウィンドウを開いたときに、Windows 7 の [保護者による制限] にはWeb フィルターおよび活動レポートの機能はない旨が警告されます。

Figure 3  Windows 7 Parental Controls screen. Some users have web filtering restrictions. No additional provider is installed.

3 Windows 7 の [保護者による制限] ウィンドウ (あるユーザーは Web フィルターの規制を受けているが、追加のプロバイダーはインストールされていない状態)

Windows Vista から Windows 7 へアップグレードされたとき、Windows Vista の [保護者による制限] の設定内容 (Web フィルター、活動レポートを含む) は、そのまま変更されずに保持されます。Web フィルターの設定や活動レポートのログ情報は Windows 7 の [保護者による制限] では使用されませんが、サード パーティ製のプロバイダーが保持された内容を使うことができます。

Windows 7 を使用するにあたり、今回の保護者による制限機能に対する変更により、ご家族の皆さんがコンピューターを使用し Web を楽しむ上で、より確実にコントロールできていると感じていただければ幸いです。

--Vladimir

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Windows 7 でのメディア ストリーミング

私たちはこれまでに、Windows 7 のホーム ネットワークとメディアに関連する多くの機能について、ブログを執筆してきました。メディア ストリーミングは、これらすべてをかなり格好良くまとめたシナリオです。このシナリオでは、Windows 7 PC をメディア共有のハブとして使用し、ホーム ネットワーク上の他の PC およびデバイスとストリーミングを介してメディアを共有したり、情報をインターネット上で安全にストリーム配信したりできます。この投稿は、デバイス&メディア プログラム管理チームの Scott Manchester が中心となってまとめたものですが、その内容は、コア ユーザー エクスペリエンス、Media Center、ネットワーク、Windows Live などにまたがったものです (Windows Live もこのシナリオで新しい API を活用しています)。この投稿はかなり詳細なもので、実際に試していただきたいことがたくさんあります。テストに RC 版を使用する際、新しい PID キーを入手することなく、別の PC にもインストールして 30 日間使用することができます。それでは、どうぞお楽しみください! --Steven

Windows 7 には、家庭内の他の PC やデバイスで、また、外出先からインターネット経由で自分のメディア コレクションを楽しめるようにするための、わくわくするような新しいストリーミング機能を数多く備えています。私たちは、より使いやすく、セットアップが簡単なネットワーク対応のメディア エクスペリエンスを作成しました。これにより、ネットワークに接続された PC やメディア デバイスでの音楽、画像、ビデオなどの鑑賞が、メディア フォーマット、転送方法、プロトコルなどを気にせず簡単に楽しめます。

Digital Living Network Alliance (DLNA) という広く支持されたオープンな業界標準を使用した相互運用を認定されたネットワーク メディア デバイス (NMD) の数は、ますます増加しています。Windows 7 は、このオープン スタンダードを実装しているため、NMD、Windows PC、Windows Home Server、および Windows Media Center エクステンダー (Xbox 360 を含む) の間で、より容易かつ自然にメディアの共有を行えます。この標準をサポートしているということは、デジタル フォトフレーム、ラジオ、テレビなど無数の NMD を Windows 7 PC とともに使用でき、シームレスにホーム メディア エクスペリエンス全体に追加できるということです。

ハイテク通でない人にも

私たちはメディア ストリーミングの設定をかなりシンプルにしました。Windows 7 以前では、メディア ストリーミング機能はメディア好きな人だけを対象としていました。セットアップ エクスペリエンス向上のため、メディア ストリーミングは新しい HomeGroup 機能と統合されました。その結果、一般的なホーム ネットワーク構成では、メディア ストリーミングはデフォルトで有効になっており機能するようになっています。また、Windows Media Player のユーザー インターフェイスには、新たに [ストリーム] メニュー (下記の図を参照) が目立つ場所に表示され、シンプルなシナリオ ベースの設定オプションが表示されるようになっています。これらのオプションでは、次の設定を行えます。

  1. 外出先からメディア ライブラリにアクセスできるように自宅 PC をセットアップする
  2. 他のWindows 7 PC およびデバイスから Windows Media Player にメディアをプッシュし、それを制御できるようにする
  3. 自宅のすべての PC およびデバイスからのメディア コレクションへのアクセスを迅速に承認する

この投稿では、この各シナリオについて見ていきます。

Configuring the stream options in Windows Media Player

HomeGroup は、ミュージック、画像およびビデオの「共有ライブラリ」の概念を導入したものです。以前のブログで説明したように、これらの共有ライブラリへは、エクスプローラと Windows Media Player の各ナビゲーション ウィンドウ内、および Windows Media Center の各メディア カテゴリの [共有] ビューからアクセスできます (下記の図を参照)。これらのライブラリの領域は、各ビューで同じです。

Libraries shared between Media Player and Media Center

Media Center

エクスプローラは HomeGroup 内にある他の PC の共有メディア ライブラリを自動的に検出し、アクセスできるようにします。また、Windows Media Player と Windows Media Center は、次のものから自動的に共有ライブラリを検出します。

  1. Windows Media Player 11 および 12
  2. Windows Home Server
  3. すべての DLNA 準拠のメディア サーバー (ネットワーク接続ストレージなど)
誰が私の共有メディア ライブラリへアクセスできますか?

HomeGroup とは、互いのメディアをシームレスに表示および実行できる、セキュリティで保護された Windows 7 PC のセットです。共有は、HomeGroup の PC 間で自動的にセットアップされます。また、HomeGroup の設定により、共有するメディアのタイプを選択することができます (たとえば、ミュージック ライブラリのみを共有し、ビデオや画像は共有しない、など)。

Changing homegroup settings

HomeGroup のすべての PC が自分のメディアにアクセスできるようにするだけでなく、デバイスから Windows 7 PC 上の共有メディア ライブラリへのアクセスも簡単に行えるようになりました。この操作は、HomeGroup の設定または Windows Media Player 内から手軽に実行できます。

Enable streaming.

Allowing devices to share media from Media Player

また、Windows Media Player の [ストリーム] メニューから [その他のストリーミング オプション] を選択することにより、自分のメディアにアクセスできる PC やデバイスを制限することもできます。

Restricting sharing to specific devices.

Play To (リモート再生): メディア コレクションの汎用リモコンとしての Windows 7

Windows 7 では、Windows Media Player の他の共有メディア ライブラリからストリーム配信されたメディアを再生するだけでなく、他のWindows 7 PC や DLNA 認定 DMR (Digital Media Renderer) にメディアを送信して再生できるようになりました。私たちは、この機能を「Play To」(日本語版では「リモート再生」)と呼んでいます。「Play To」を使用すると、Windows Media Player またはエクスプローラで参照または検索して目的のメディアを見つけた後、再生先を選択することができます。各「Play To」セッション用に多機能のリモコン ウィンドウが表示され、全エクスペリエンスを制御できます。

Choosing the Play To device in Media Player

Choosing the Play To device from Explorer

メディア コレクションがどこに格納されているかは問題にはなりません。「リモート再生」はローカル メディア ライブラリおよび共有メディア ライブラリの両方で使用できます。ある Windows 7 PC から別の Windows 7 PC にメディアを送信する場合は、受信側 PC の Windows Media Player の [ストリーム] メニューから [プレーヤーのリモート制御を許可] を選択します。これにより、その Windows Media Player が同じネットワーク上の他の Windows 7 PC の [リモート再生] メニューに表示されます。

Allowing remove control of the player

Windows 7 PC でメディア ストリーミングが有効な場合、Windows Media Player とエクスプローラでメディア項目を右クリックすると、メニューに [リモート再生] が表示されます。「リモート再生」が可能な PC またはデバイスがネットワーク上で検出されなかった場合、このコンテキスト メニューは表示されません。DLNA は、さまざまなデバイスのカテゴリと役割の認定に関するガイドラインを提供しています。DLNA 認定デバイスのすべてが「リモート再生」機能をサポートするわけではありません。最良のパフォーマンスを得るには、DLNA 認定の DMR の中でも、「Compatible with Windows 7」のロゴ付きの DMR デバイスを探してください。

Compatible with Windows 7 logo

別の PC またはデバイスで再生するメディア項目を選択したら、[リモート再生] リモコン ウィンドウが表示され、再生、一時停止、停止、前後へのスキップ、前後への選局、音量、ミュートなどの標準コントロールが提供されます。すべてのデバイスですべてのコントロール機能がサポートされるわけではなく、メディアの種類によっては選局がサポートされない場合があります。[リモート再生] リモコン ウィンドウが表示されたら、項目の並べ替えや削除、キューへの項目の追加、繰り返しの切り替えなどを実行できます。また、Windows Media Player やエクスプローラからこのウィンドウにメディア項目をドラッグすることにより、新しい項目を追加することもできます。

Play To remote control window.

起動できる「リモート再生」セッション数に制限はありません。フォトフレームへの画像の送信、テレビへのビデオ クリップの送信、別の Windows 7 ラップトップへのミュージックの送信などをすべて同時に実行できます。さらに、上記の例に示すように、複数の種類のメディアを同じ宛先に送信することもできます。

Xbox 360 および Windows Media Center エクステンダーについて

Xbox 360 には、他の Windows 7 PC からメディア ストリームを受信する方法が 2 つあります。私たちはそれを「ダッシュボード」モードと「エクステンダー」モードと呼んでいます。

ダッシュボード モードでは、Xbox 360 は単なるメディア プレーヤーの役割として機能します。Xbox 360 は正式な DLNA 認定デバイスではありませんが、Xbox 360 を使用して Windows 7 PC の共有メディア ライブラリを参照し (この機能は Windows Media Player 11 でもサポートされます)、ダッシュボードでこれらのライブラリからコンテンツをプルし、再生することができます。

Using Xbox 360 for media playback

Using Xbox 360 for media playback

エクステンダー モードでは、Xbox 360 (および他の Windows Media Center エクステンダー) は、ネットワーク上の Windows 7 PC から DMP (Digital Media Player) デバイスと DMR (Digital Media Renderer) デバイスの両方として認識されます。Xbox 360 上で Windows Media Center エクステンダーを使用すると、他のコンピューターのメディア ライブラリを参照してそのコンテンツをプルし、ローカルで再生することができます (ダッシュボード モードで Xbox 360 を使用する場合と同様のプロセスです)。ただし、エクステンダー モードでは、Xbox 360 は「リモート再生」もサポートするため、ネットワーク上の Windows 7 PC のユーザーは、Xbox 360 にコンテンツをプッシュすることもできます。すべてのエクステンダーは、Windows 7 PC に関連付けられると、他の Windows 7 PC の [リモート再生] メニューで検出されます。

ホーム メディアへのインターネット アクセス

Windows 7では、メディア ストリーミング エクスペリエンスを自宅の外にまで拡張し、インターネットを通じて世界のどこからでもホーム メディアにアクセスできるようにしました。インターネット経由のメディア ストリーミングは自宅でのエクスペリエンスと違和感のないように拡張されています。シームレスなエクスペリエンスを実現するため、私たちは次のようないくつかの重要な技術的課題を解決する必要がありました。

  1. 検出 – 家庭のコンピューター名をルーティング可能な IP アドレスに解決する
  2. プライバシー – 許可されたユーザーのみがホーム メディアにアクセスできるようにする
  3. セキュリティ – メディアのブラウジングやストリーミングが盗聴されないように暗号化する
  4. 信頼性 – ネットワーク接続速度、メディア フォーマットとビット レート、ルーター ファイアウォールのすべてがシームレスなエクスペリエンスの信頼性をゆるがす原因となりうる

これらの技術的なハードルを克服するために、私たちは、オンライン ID プロバイダーを使用して検出、プライバシーおよびセキュリティの実現を容易にするモデルを設計しました。Windows 7 の新しいオンライン ID プロバイダーのインフラストラクチャでは、Windows ユーザー アカウントにオンライン ID (you@live.com など) をリンクすることができます。これにより、認証/承認サーバーは、2 つの Windows 7 PC (外出先のラップトップと自宅の PC) の間に保護されたリンクを確立するために必要なプライバシーを提供することができます。ホーム メディアへのインターネット アクセスは、Windows Media Player の [ストリーム] メニューから有効にできます。

Enabling internet access to home media.

セットアップ手順に従って、オンライン ID を Windows ユーザー アカウントにリンクします。この作業は、自宅の PC とリモート PC の両方で実行する必要があります。これらの間の接続を確立するには、両方の PC で同じオンライン ID を使用する必要があります。リモート PC からホーム メディア コレクションにアクセスするには、自宅 PC (サーバーとして機能する) が「ホーム」ネットワークの場所にある必要があります。リモート PC (クライアントとして機能する) は、どのネットワークの場所 (パブリック、社内、またはホーム) からでも、自宅の PC からストリーム配信されたコンテンツを参照し、受信できます。ネットワークの場所は、ネットワークに最初に接続する際に選択しますが、[ネットワークと共有センター] で後から変更できます。

Specify the network to be a home network

信頼性 - ネットワーク接続の要件

自宅からインターネット経由のメディア ストリーミングは、「常時接続」のブロードバンド接続で最も優れた機能を発揮します。ブロードバンドのアップリンク速度は、わずか 200Kbps から 10Mbps 以上までさまざまです。ダウンリンク接続速度も、混雑したホット スポット、ホテルの部屋、友人宅のワイヤレス ネットワーク接続などで変化します。私たちは、アップリンクまたはダウンリンク速度にかかわらず、高ビット レートのコンテンツ (ハイビジョンで録画されたテレビなど) も優れたエクスペリエンスでストリーム配信できるようにしたいと思いました。インターネット メディア ストリーミング機能は、高度な帯域幅検出アルゴリズムとエンド ツー エンドのネットワーク ヒューリスティックを使用して、ネットワーク パスの最小リンクより高いビット レートのコンテンツをストリーム配信する方法を決定しています。

ホーム メディアへのインターネット アクセスにおける別の課題に、リモート クライアント PC とメディアを提供する自宅 PC 間のピア ツー ピア接続の作成があります。一般的なホーム ネットワークでは、インターネット サービス プロバイダーから 1 つの固有の IP アドレスを取得し、この IP アドレスを、インターネット ゲートウェイ デバイス (IGD) またはワイヤレス ルーターの機能であるネットワーク アドレス変換 (NAT) を使用して、家庭内のすべてのデバイスや PC で共有しています。これにより、家庭内で未承諾の接続を作成するリモートの PC やデバイスにとって、自宅の固有 IP アドレスの解決という点でも、ホーム ネットワーク上の固有の PC またはデバイスとの直接通信のために NAT をスキャンするという点でも、課題が出てきます。

Windows 7では、ある高度な NAT スキャン テクノロジを採用してピア ツー ピア接続を確立しているため、ほとんどの IGD で任意のリモート PC から自宅 PC への信頼性の高い接続が可能です。最良の結果を得るには、Windows ロゴ プログラムで認定されたワイヤレス ルーターか IGD を使用することをお勧めします。

メディア フォーマット

Windows 7 では、ほとんどの場合、ファイルの種類やコーデックを意識することなく希望のメディアを楽しむことができます (詳細については、下記の「表 1」を参照してください)。新しいフォーマットのローカル再生のサポートに加えて、コーデック、ビット レート、コンテナーまたはフォーマットがサポートされていないデバイスでもそのコンテンツを再生できるようになりました。この機能は、Windows 7 の新しいトランスコード サポートを使用して実現されます。

たとえば、WMV と MPEG2 しかサポートしていない新しい DLNA 認定テレビで見たい DivX ムービーがあるとします。Windows 7 は、テレビの機能 (コーデックやビット レートなど) を判別し、DivX ビデオをテレビで再生可能なフォーマットに自動的に変換します。一般経験則としては、PC 上の Windows Media Player で再生できるコンテンツならば、ほぼどれでもネットワーク接続デバイス上で再生できるということです。家庭内およびインターネット経由のメディア ストリーミングに帯域幅見積もりの技法を使用することにより、Windows 7 では、最適なフォーマットやビット レートを使用してトランスコードを実行することができます。

Table of media format support.

1: Windows 7 の新しいデコーダー

トランスコードに選択されるフォーマットとビット レートは、特にビデオの場合、トランスコードを実行する PC の CPU パフォーマンス (Windows エクスペリエンス インデックスで確認される) に大きく依存します。

Windows Experience Index

私たちはまた、メディア ストリーミングや他の Windows 7 機能に自動的に対応して動作するハードウェア アクセラレーターを CPU メーカーが提供できるように、柔軟なモデルを作成しました。この新しいアクセラレーション モデルにより、ハードウェア開発者は、自社のハードウェア (おそらく GPU などのハードウェア デバイス内) に完全に実装されたメディア フォーマット エンコーダーおよびデコーダー用のメディア ファンデーション プロキシを構築することができます。ハードウェアによってサポートされたエンコードとデコードにより、Windows 7 は、計算上負荷の高いトランスコード処理を、PC の CPU パフォーマンスに影響を与えることなくバックグラウンド タスクとして、専用ハードウェアにオフロードすることができます。

Windows 7 での Digital Living Network サポート

Digital Living Network Alliance (DLNA) は、ホーム ネットワークでメディア交換するためのテクノロジの仕様規定に関心のある、200 以上の企業が参加するコンソーシアムです。DLNA アーキテクチャは UPnP 仕様に基づいていますが、DLNA ではさらに転送プロトコル (HTTP と RTP に基づく) とメディア フォーマットのセットを規定していします。

DLNAは、デバイスの役割 (サーバー、プレーヤー、レンダラーなど) と、デバイスがお互いを検出して通信するために使用するプロトコル (UPnP、HTTP、RTP など) を定義します。Windows 7 は、DLNA デバイスのいくつかの役割 (下記の表 2 を参照) と、通信およびメディア交換に必要な DLNA プロトコルを実装しています。Windows 7 では、テレビ、ステレオ システム、携帯電話、DVR、ゲーム機といったさまざまな DLNA 認定デバイスと PC を相互運用できるようになります。

DLNA acronym table

2: Windows 7 でサポートされるDLNAデバイスのプロファイル

Windows 7 は複数のデバイスの役割を実装しているので、家庭ではいくつかの異なった方法で Windows 7 PC を使用することができます。このセクションの残りの部分では、各シナリオを説明します。

シナリオ 1: Windows 7 PC に、ミュージック、ビデオおよび画像を格納しています。最近、DLNA ロゴ付きのテレビを購入しました。このテレビを使用して、Windows 7 PC 上のメディア ライブラリを参照できます。また、テレビを、PC に格納されたビデオや画像を見たり、音楽を聴いたりするために使用できます。図 1は、このシナリオを示したものです。このケースでは、Windows 7 PC は DMS として動作します。なお、このシナリオは、Windows Vista および Windows Media Player 11 を使用した Windows XP で、既に利用可能です。

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Figure 1: The TV unit browses and plays content stored in a PC

1: テレビで PC に格納されたコンテンツを参照および再生する

シナリオ 2: ネットワーク接続ストレージ (NAS) デバイスを持っており、そこにミュージック、ビデオおよび画像を格納しています。NAS デバイスは DMS を実装しています。Windows 7 PC 上で Windows Media Player を開きます。Windows Media Player を使用して NAS デバイスを検出し、NAS デバイス上のメディア ライブラリを参照できます。 NAS デバイスに格納されたビデオや画像を見たり、音楽を聴いたりすることができます。 図 2 はこのシナリオを示したものです。このケースでは、Windows 7 PC は、DMP として動作します。

Figure 2: A Windows 7 PC browses and plays content stored on a NAS device

2: Windows 7 PC NAS デバイスに格納されたコンテンツを参照および再生する

シナリオ 3: 写真撮影機能に加え Windows 7 PC への画像のプッシュ機能のある携帯電話を持っています。USB メモリなどを使って PC へ物理的にファイルを転送しなくても、PC の大画面を使用して友人に写真を見せることができます。図 3はこのシナリオを示したものです。このケースでは、携帯電話は DMS および DMC として機能し、Windows 7 PC は DMR として動作します。

Figure 3: A cell phone pushes pictures for display on a Windows7 PC

3: 携帯電話から Windows 7 PC に画像をプッシュして表示する

シナリオ 4: DLNA ロゴ付きのステレオ システムを購入しました。Windows 7 PC には、何千もの曲の膨大なミュージック コレクションが蓄積されています。コレクションが大きいので、Windows Media Player の豊富な機能を使用して曲の検索、整理および選択を行います。曲を選択したら、「Push To」を使用してステレオ システムに曲をプッシュするだけです。さらに、別のミュージックとビデオのコレクションが保存されている NAS デバイスも持っています。Windows 7 PC を使用して、NAS デバイスのコンテンツを参照し、ステレオ システムにプッシュすることができます。図 4 はこのシナリオを示したものです。 このケースでは、Windows 7 PC は DMS および DMC として動作します。

Figure 4: A Windows 7 PC browses local content or shared content on the network. The PC then pushes the content for playback in a TV unit (DMR).

4: Windows 7 PC でローカル コンテンツまたはネットワーク上の共有コンテンツを参照し、PC からテレビ (DMR) にコンテンツをプッシュして再生する

面白い機能が盛りだくさんです。どうぞお楽しみください!!

-- Scott, Tim、およびDevice & Media チーム

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次のエンジニアリング マイルストーンについて

今年の 1 月に Beta 版をリリースし、Beta から RC (= Release Candidate、製品候補版) へ進む上での全体的な開発プロセスについて更新情報をお知らせしました。今日、RC のダウンロードが始まり、既にたくさんのインストールと大きな興奮を目にしています。Beta 版を実行してテストし、RC 版のリリースを可能にすることに貢献してくださった何百万人ものみなさんに対し、チームを代表して感謝申し上げます。ブログでも説明したさまざまなメカニズムを通じて寄せられたフィードバックは、Windows 7 のエンジニアリングの非常に有益なものです。私たちは Windows 7 への反応に謙虚であり続けます。ありがとうございます!

この投稿は、RC から RTM (= Release To Manufacturing、正式版) と呼ばれるものまでの道のりについてです。RTM は時間のある一点ではなく、「プロセス」です。というのも、RTM より、PC メーカーが新しい PC 用に Windows 7 のイメージ構築のプロセスを開始できるようにし、既存マシン用のダウンロードの準備を整え、一般消費者の手元へ Windows 7 が届くよう供給プロセスを用意するからです。つまり、RTM は Windows 7 のエンジニアリングの最終ステージですが、エンジニアリングは RTM 以降も、みなさんが Windows 7 や Windows 7 PC を店頭で購入できるようになる GA (= General Availability、一般に入手可能になること) と呼ばれるときまで続きます。

RTM への道のりは RC をダウンロードすることから始まります。RC は「完了した」ものであり、私たちが行うのはパートナーと共にエコシステムの幅広さに対してこれを検証することです。つまり、私たちの観点では、いくつものテストを何度も実行してきて、広い感覚でリリースの品質について理解するために作業しています。この作業はもうおなじみです。なぜなら、同じことを、Pre-Beta から Beta へ移行するときも、Beta から RC へ移行するときにもやってきたからです。RC との第一の違いは、この時点では製品の機能や特徴を変更することはないということです—それは将来のリリースに取っておくことです。設計や機能について山ほどのフィードバックを受け取りました。そのフィードバックをどう消化して対応したかについては、このブログのたくさんの投稿で述べたとおりです。お願いされたことのすべてをやってはいませんし、折り合いをつけるのが大変なことをお願いされたこともありました。このブログでの対話によって、多種多様な意見に耳を傾けつつバランスをとるという私たちのお約束と、Windows の進化について私たちがどう考えたかについて、示すことができていれば幸いです。

RC ではどのようなフィードバックを期待しているのでしょうか? まず、遠隔測定によって製品の動作をモニターすることに全力を注いでいます。もちろん、Beta の品質からいかなる側面においてもリグレッション (以前は動作していたものが動作しなくなること) が発生しないように注意しています。Beta からずっと継続していることのひとつに、遠隔測定の強化があります—多くのシステムに監視ポイントを追加しました。特に、どんなデバイスがインストールされているか、必要とされるドライバー、全体的なシステムのパフォーマンスに興味があります。スタートメニューの UI の応答性、Internet Explorer (最近投稿されました)、起動、シャットダウン、レジューム、およびサブシステム全体にわたって監視する遠隔測定ポイントがあります。もちろん、最終製品では、この遠隔測定はオプションでユーザーの許可を得て有効になるもので、常に非公開です。

現時点から RTM の間にコードに変更を加えなければならないような、私たちが目を光らせている特定の種類のレポートがあります。それは次のようなものです。

  • インストール – セットアップ プロセスに対して重要な遠隔測定を行っており、かなりのログも取っています。もちろん、もしまったくセットアップができなかったら、それはそれで興味深いことで Windows Vista からのアップグレードでも同じでしょう。「参加した」ベータ プログラムでは、これらの問題に対して Microsoft へ報告したり、公式のサポート グループが監視しているコミュニティへ接続したりして、助けを得るしくみがあります。
  • セキュリティの問題 – 明らかに、あらゆる脆弱性の問題は修正の可能性があります。市場に出荷済みの製品と同じ基準で問題に対応します。
  • クラッシュ、ハング – 広範な人々に影響を与えるような問題の「クラッシュ」レポートを監視しています。問題は、Windows のコード、ドライバー、またはサード パーティー製のソフトウェアかもしれません。この情報は「リアルタイムに」 Microsoft へ流され、私たちはとても注意深く見ています。
  • デバイスのインストールと互換性 – Windows Update からドライバーをダウンロードしたり、メーカーのセットアップ プログラムに沿ってドライバーをインストールしたりする際に収集するデータ点です。Beta では何百万もの固有の PnP ID が集まりました。また、ドライバーの場所指定に失敗したデバイスの ID も受け取っています。私たちは定期的にこの Web サービスを更新し、デバイスに関する情報へのポインター (ドライバーの有無、取り扱い説明、など) を示しています。
  • ソフトウェアのインストール – デバイスと同様に、ソフトウェアのインストール プロセスを監視し、正常に完了しなかったプログラムを記録しています。繰り返しになりますが、このしくみにより物事を前進させ、RTM マイルストーンで互換性作業を取り入れるのに役立ちます。
  • サービス – 今後も Windows 7 のサービスについて継続してテストしていくので、Windows Update から更新プログラムが配布されることになるでしょう。更新プログラムには、新しいドライバーや、今後は Windows 7 に対するパッチも含まれる予定です。テスト更新は、テスト版であると表示されます。新しいコードでの重要な問題に対しても同様に修正するでしょう。このすべては、サービス パイプラインを確認し、RC の品質を保持するための活動です。
  • 新しいハードウェア – おそらく最も重要なカテゴリは、ビルド 7100 を使用するにあたり、すべての新しいハードウェアが動作することを確認することです。PC メーカーとハードウェア メーカーのパートナーは新しい PC を開発中で、それらは市場にとっても OS にとっても新しい組み合わせです。私たちは Windows 7 がそのような PC やハードウェアに対してすぐれたサポートを提供できるよう、一緒に取り組んでいます。

すべてのフィードバックは評価されます。そして、問題の原因が Windows 自身にあっても、ハードウェアでも、ソフトウェアでも、はたまた OEM パートナーのコードであっても、完全に統合されたすばらしい PC を届けるために必要なことを行うため、私たちはエコシステム全体にわたってパートナーの皆様と密接に作業していきます。この時点では、この目標は他の何よりも重要です。広範なパートナーと、誰もがすばらしい PC エクスペリエンスを提供する準備ができるようにするための開発時間を一緒に過ごすという意味で、この作業の深さはチームにとって初めてのものでした。

全体的に、多くの人は Beta の品質は過去の RC レベルに匹敵すると言っていますが (RC を最終製品としてリリースするよう提案した人もいました!)、Windows 7 をさらによいものとするために作業を続けています。それを実行するためのツールが適所に備わっていると思います。

RC そのものは 2 週間ほど前にコンパイルされましたが、リリースするすべての ISO やイメージを検証するのに少し時間がかかりました。その間にも、私たちは毎日製品をビルドし続けました。日々のビルドは、先に述べたような多くのユーザーに影響を与える問題に対処したコードの変更を組み込んだものです。このとき、コードの変更とリグレッションの可能性を天秤にかけ、コードの変更の方がより価値があると判断したときのみ変更を反映します。このプロセスの間ずっと、コードに対するすべての変更は、開発チーム、テスト チーム、およびその他多くのチームにわたる大勢の人によってチェックされています。多くのエンジニアがほんの少しのコードを変更しています。私たちはよく、メジャー製品を出荷することは「すべてをゆっくりやること」だと言っています。現在、すべての変更について、私たちは慎重に審議しています。

RTM マイルストーンは日付ではなく、プロセスです。プロセスが完結するにあたり、コードの変更を完了し、公式に Windows 7 を「サービス」します。これは、その後の変更は、修正プログラム (KB サポート技術文書) または最初のサービスパックにまとめられることを意味します。Windows Update を通じて修正を配布できるようになったことにより、明らかに ”RTM する” 方法が大きく変わりました。ですので、Windows XP や Windows Vista で行ったように、製品が完成した直後に更新プログラムが出るのは不思議なことではありません。

現在から RTM マイルストーンの間に、先に述べたようなフィードバックに対応した変更をコードに加える予定です。私たちは減速しつつあり、変更を加えるとしても「おしとやかに」あわてずに行っていきます。達成しなければならない「締め切り」はなく、製品の (すべての側面の) 品質および順調に終了することが Windows 7 におけるもっとも重要な基準です。それに加え、舞台裏では他にもたくさんの作業が待っています。世界中の 100 近い言語用に Windows 7 をビルドし、Windows Web サイト、SDK、Resource Kit といったサポート資料の準備がすべて整ってタイミング良く提供できるようにしなければなりません。

いったん RTM の段階に入ると、パートナーは自社製品用に最終イメージを作成し始め、PC を製造します。ハードウェア メーカーやソフトウェア メーカーは、新製品に対する Windows 7 のサポートの準備を整えます。私たちはまた、小売りのパッケージを製造して世界中に出荷します。企業ユーザーとも連携を続け、RTM プロセスに基づいてボリューム ライセンス製品も提供できるようになります。

この時点では、可能な限り高品質な Windows 7 をお届けすることが、私たちにとって最も重要な基準です—それはあらゆる側面における品質ということです。RTM のプロセスは、慎重に、システムの全体的なエンジニアリングの整合性を保つように計画されています。多くの方から、一刻も早く製品をリリースしてほしい、とご要望をいただいていますが、私たちの焦点は高品質のものをリリースすることにあります。

最終的にはPC OEMのパートナーの皆様が、いつ自社製品 (PC) を市場に投入するか決定します。Windows 7 に対するフィードバックや遠隔測定が私たちの期待と一致したら、これから約 3 か月以内に、RTM プロセスの最終段階に入ります。それが順調に進めば、今年の年末に Windows 7 がインストールされた PC が市場に出回るようにする、という共通の目標を実現したいと考えています。

--Steven と Jon

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ソリッド ステート ドライブ (SSD) に関するサポートと Q&A

プライマリ ストレージとしてソリッド ステート ドライブ (SSD) が広範囲に採用される可能性について、特にノート PC への採用や、サーバーにどう応用していくかということについて、関心が高まっています。あらゆる新技術がそうであるように、その導入時には、使用されるテクノロジのパフォーマンス特性の結果として、全体的なシステム (OS、デバイスのサポート、アプリケーション) に当てはめる場合、しばしば再考する必要があります。この投稿では、SSDの最新世代に合わせて Windows 7 を調整してきたことについて見ていきます。これは非常に速く変化する分野であり、今後も Windows を調整するいろいろな方法が存在するだろうと考えています。また、このテクノロジが進化し続け、新たなトレードオフをもたらしたり、基礎となる仮定を覆したりすることを期待しています。Michael Fortin が、ストレージおよびファンダメンタルズ チームの多くの人々からの援助を受け、この投稿を執筆しました。 --Steven

今日のソリッド ステート ドライブ (SSD) の多くは、パフォーマンスの向上、より一貫した応答性、バッテリ寿命の増加、優れた耐久性、より迅速なスタートアップ時間およびノイズと振動の低減を約束します。価格が急激に低下したことにより、多くのアナリストは、従来の回転型ハード ディスク ドライブ (HDD) の代わりに SSD を搭載した PC の販売がますます増えるだろうと予測しています。

Windows 7 では、SSD のオペレーティング特性を念頭に置いて、数々のエンジニアリングの取り組みに焦点を当ててきました。その結果、Windows 7 のデフォルトの動作は、ユーザーの介入を必要とせずに SSD 上で効率的に機能します。Windows 7 の動きがどのように SSD 上で効率的に機能するよう自動的に調整されているかを探る前に、SSD のオペレーティング特性の概要について見てみましょう。

ランダム読み取り: SSD にとって、とても良い面

SSD はランダム読み取りが非常に高速になる傾向があります。回転ディスク ヘッドを配置するために必要な機械的な作業が不要なため、ほとんどの SSD は従来の HDD をはるかに凌駕します。その結果、優れた SSD は、従来の HDD のほぼ 100 倍の速さである 4 KB のランダム読み取りを実行できます (約 1 ミリ秒の 1/10 vs. 約 10 ミリ秒)。

順次読み取りと書き込み: 良い面

順次読み取りと書き込みの操作は、”非常に良い” から ”最高” の間のレベルです。フラッシュ メモリは同時に構成でき、データはチップ間に分散するため、今日のより優れた SSD では、200 MB/秒を超える速度で順次読み取りを実行できます。これは、多くの 7200 RPM ドライブが提供する速度のほぼ 2 倍にあたります。順次書き込みについては、一部のデバイスでは従来の HDD の速度をはるかに上回り、大多数の SSD では HDD と比較して大変良い動作をします。今日の市場では、順次書き込みの速度は SSD の間でかなりの差があります。あるものは通常の HDD のパフォーマンスをはるかに上回り、他のものはわずかに遅れをとり、少数ながら比較して劣るものもあります。

ランダム書き込みとフラッシュ: 効果はさまざま

順次書き込みの速度の違いは、興味深い点ではありますが、ほとんどのユーザーにとって、全体的なパフォーマンスにおいては、ランダム書き込みほどには顕著な相違点とはならないでしょう。

ランダム書き込みにかかる長い時間とはどのくらいでしょうか? 平均的な HDD は通常 4 KB のランダム書き込みを、7 ~ 15 ミリ秒で回転メディアに移動させます (これは許容しがたいことが分かっています)。その結果、ほとんどの HDD には 4 MB、8 MB、またはそれ以上の内部メモリがあり、7 ~ 15 ミリ秒をずっと待機する代わりに、少量のランダム書き込みのキャッシュを試行します。読み取りをキャッシュすると、バイトが回転メディアに移動されていなくても、OS に処理が終わったことを返します。通常このようなキャッシュされた書き込みは、数百 "マイクロ" 秒 (つまり、実際の回転メディアへの書き込みの、10 倍や 20 倍の速さ) で完了します。何千もの遠隔測定による何百万ものディスク書き込みを見てみると、4 KB 以下の IO の 92% で 1 ミリ秒未満、80% で 600 マイクロ秒未満、そして驚異的な 48% は 200 マイクロ秒未満しかかかっていませんでした。これはキャッシュの威力です!

時折、HDD が大量のランダム書き込みやフラッシュをうまく処理できない場合があります。ドライブがあまりに長い間、大量にキャッシュすると、フラッシュの際に大量の作業のバックログを完了するのに時間がかかり、問題となることが分かりました。これらのフラッシュおよび関連する IO は、応答時間を大幅に増加させることがあります。一部のデバイスでは、個々の IO を完了するのに 0.5 秒 ~ 1 秒かかり、より一貫した応答状態に戻るには数十秒もかかります。応答性が苦痛を感じるレベルにまで低下するため、ユーザーにとって耐え難いものとなり得ます。考えてみてください、単一 I/O の応答時間は、200 "マイクロ" 秒から、途方もない 1,000,000 "マイクロ" 秒 (1秒) にまで及ぶのです。

現実的なワークロードで示すと、最悪の SSD の場合、個別のランダム書き込みおよびフラッシュ要求を完了するのに 0.5 秒 ~ 1 秒と、非常に長い IO 時間が発生していることがわかりました。多くのワークロードにとってこれはひどく、システム全体が不安定、応答がない、または遅すぎるといった状態になります。

ランダム書き込みとフラッシュ: なぜそれほど難しいのか?

多くの人にとって、電子的アクセスを行う SSD で、従来の機械的アクセスを行う HDD よりもランダム書き込みの問題が発生しやすいという説は、初めは理解しがたいかもしれません。SSDは回転ディスク上のトラックでディスク ヘッドをシークおよび位置付けする必要がないのです。それなのに、なぜランダム書き込みが、そのような難題となるのでしょうか?

この疑問に答えるにはかなりの説明を要しますが、Anand 氏の記事で詳細の大部分をカバーしています。興味のある方は、時間をとってこの記事や優れた USENIX ペーパーをお読みになることを強くお勧めします。同じ資料をカバーしすぎることを避けるため、ここではいくつかの要点のみを取り上げます。

  • ほとんどの SSD は、フラッシュ セル (SLC または MLC のいずれか) で構成されています。DRAM から SSD を構築することは可能です。これらは、非常に高速になりますが、非常に高価で消費電力も大きくなります。これらが使用されることは比較的まれであるため、はるかに一般的な NAND フラッシュ ベースの SSD を中心にディスカッションを行います。未来の SSD は、フラッシュだけでなく他の不揮発性メモリ テクノロジを活用するかもしれません。
  • フラッシュ セルは実際には電子にとってのトラップであり、そして電子はトラップされることを好みません。1 つのフラッシュ セルに 100 個の電子を配置することが 0 のビット値を構成し、それより少ない場合は値が 1 になる場合、コントローラー ロジックは 80 から 120 の間をビット値 0 の許容範囲と見なす必要があるでしょう。ある電子はトラップを回避したり、他の電子は近くのセルを埋めようとしてトラップにはまったりする場合があるので、許容範囲は必要です。その結果、データ整合性を保証するには非常に高度なエラー修正ロジックが必要となります。
  • フラッシュ チップは、ブロック、ダイ、プレーン、およびパッケージなど、複雑な配列で編成される傾向があります。サイズ、配列、並列処理、消耗、相互接続、および転送速度の特性は、大幅に異なります。
  • フラッシュ セルは、書き込む前に消去される必要があります。フラッシュ セルを使用する前に、そこに残留電子がないと決め込むことはできないため、電子を注入する前にセルを消去する必要があります。消去は大規模なスケールで行われ、1 つのセルを消去するのではなく、大きなセルのブロック (128 KB 相当など) を消去します。消去時間は通常長く、1 ミリ秒またはそれ以上になります。
  • フラッシュは消耗します。ある時点で、フラッシュ セルは電子に対するトラップとして機能しなくなります。頻繁に更新されるデータ (ファイル システムのログ ファイルなど) が同じセルに常に格納されていると、これらのセルは、読み取り専用のデータを含むセルよりも早く消耗します。書き込みをデバイスのセル全体に分散するよう、フラッシュ コントローラー ファームウェアは消耗平均化ロジックを採用しています。適切に行われれば、ほとんどのデバイスは通常のデスクトップ/ラップトップ ワークロードで何年も機能します。
  • 電子を高速でトラップし、しかもそれをエラーなしで行い、またデバイスが平均的に消耗するようにするには、非常に有能なデバイス物理学者と、ゆるぎないエンジニアリングが必要となります。これまでのところ、どの SSD メーカーも、これをうまくやる方法を見つけ出せていないようです。

時間とともに起こるパフォーマンス低下、消耗、および Trim

先にも述べたように、フラッシュ ブロックおよびセルは、新しいバイトを書き込む前に消去する必要があります。その結果、新しく購入されたデバイス (あらかじめすべてのフラッシュ ブロックが事前消去されている) は、かなりの使用期間を経た後よりも、購入時の方がはるかに良く動作します。私たち自身このパフォーマンス低下を観察していますが、これが致命的な問題であるとはみなしません。実際、ベンチマーク測定によってでなければ、ユーザーが通常の使用中にパフォーマンスの低下に気付くことはないでしょう。

もちろん、デバイス メーカーと Microsoft は、可能な限り最良のパフォーマンス特性を維持したいと願っています。より優れた SSD メーカーが、通常の使用時にパフォーマンスに不利な条件が大部分は実現されないようあらかじめブロックを消去することにより、または書き込みが短期に大量に発生した場合に十分な予備領域を維持することにより、経年劣化の問題を克服しようと努めていることは、想像に難くありません。企業向けに設計された SSD ドライブでは、高度に持続する書き込みパフォーマンスを長期間提供するために、50% もの領域が予約されています。

上記に加えて、Microsoft と SSD メーカーは、Trim 操作を採用しています。SSD が ATA プロトコルの Data Set Management 命令の Trim 属性をサポートする場合、Windows 7 では,

ファイルが削除されファイルをバックアップする SSD ページを消去しても安全になると、NTFS ファイル システムはデバイスに対して新しい操作を発行するよう ATA ドライバーに要求します。消去されたページは再使用可能なので、後続する書き込みでブロックの消去操作は必要ないことを前提として、この情報により SSD は該当するブロックを必要に応じて (かつ頻繁でなく) 消去することを計画できます。

付加価値として、Trim 操作により、多数のマージ操作を発生させる必要がなくなるので、SSD の消耗を軽減できます。たとえば、128 KB のファイルを含む、1 つの 128 KB の SSD ブロックについて考えてみましょう。ファイルが削除され、Trim 操作が要求されると、SSD では、その SSDブロックからのバイトと、そのブロックに後で書き込まれるその他のバイトとが混在されなくなります。これによって消耗が減少します。

Windows 7 では、ファイル削除操作のためだけに Trim 操作が要求されるわけではありません。Trim 操作は、Format や Delete など、パーティション レベルおよびボリューム レベルのコマンド、切り捨てや圧縮に関連したファイル システム コマンド、およびシステムの復元 (または、ボリューム スナップショット) 機能と完全に統合されています。

Windows 7 の最適化とデフォルト動作のまとめ

前述のように、今日の SSD はすべて、ディスク書き込みおよびディスク フラッシュに関しては、まだまだ改善の余地があります。Windows 7 は、このような今日の SSD 上でも、ある程度うまく動作します。これは、私たちが書き込みとフラッシュの頻度を減らすよう多数のエンジニアリング上の変更を行ってきたからです。これは、従来の HDD にも役立ちますが、今日の SSD 上で特に有用です。

Windows 7 は、SSD システム ドライブ上ではディスク最適化を無効にします。SSD はランダム読み取り操作できわめて優れたパフォーマンスを発揮するため、ファイルの最適化は、最適化によって生成される追加のディスク書き込みを埋め合わせるほど有用ではないからです。この後の FAQ セクションに、追加の詳細情報があります。

デフォルトでは、ランダム読み取り、ランダム書き込み、およびフラッシュの優れたパフォーマンスを備えた SSD 上では、Windows 7 は Superfetch、ReadyBoost、起動およびアプリケーション起動プリフェッチを無効にします。これらのテクノロジはすべて、ランダム読み取りのパフォーマンスが主要なボトルネックとなりやすい、従来の HDD のパフォーマンスを向上させるために設計されたものです。詳細については以下の、よく寄せられる質問のセクションを参照してください。

SSD は、オペレーティング システムのパーティションが SSD 配列を考慮して作成される場合に最高のパフォーマンスを実現する傾向があるため、Windows 7 のパーティション作成ツールはすべて、新規に作成したパーティションを適切な配列で配置します。

よく寄せられる質問

よく寄せられる質問を取り上げる前に、私たちはモバイルおよびデスクトップ PC (そして、エンタープライズ サーバー) に入っている SSD の将来は、私たちにとって非常に明るいと信じていることをみなさんに伝えたいと思います。SSDは、パフォーマンスの向上、より一貫した応答性、バッテリ寿命の増加、優れた耐久性、より迅速なスタートアップ時間およびノイズと振動の低減を約束します。価格が順調に低下し、品質が向上するにつれ、ますます多くの PC が従来の回転 HDD に代わって SSD を搭載して販売されることでしょう。それを念頭に置いて、Windows 7 ユーザーに SSD の優れたエクスペリエンスを保証するために、適切なエンジニアリングの取り組みを行いました。

Windows 7 Trim をサポートしますか?

はい。詳細については、上記を参照してください。

SSD 上でディスク最適化はデフォルトで無効になっていますか?

はい。最適化の自動スケジュールは、自身を SSD として宣言するデバイス上のパーティションを除外します。また、システム ディスクに8 MB/秒のしきい値を越えるランダム読み取りのパフォーマンス特性がある場合も除外されます。このしきい値は内部分析によって決定されました。

市場に存在する SSD の大半は、自身を SSD として適切に識別していない、という事実に対処するため、ランダム読み取りのしきい値テストが最終製品に追加されました。8 MB/秒はやや控え目の速度です。私たちがテストした HDD はどれも 8 MB/秒にはるかに及びませんでしたが、テストした SSD はすべてそのしきい値を越え、そのパフォーマンスは 11 MB/秒 ~ 130 MB/秒の範囲に及びました。テストされた 182 台の HDD のうち、わずか 6 つの構成だけがランダム読み取りテストで 2 MB/秒を超えました。その他の 176 台は、0.8 MB/秒 ~ 1.6 MB/秒の間でした。

Superfetch SSD 上で無効にされますか?

はい、SSD を備えた大半のシステムで無効になります。

システム ディスクが SSD であり、その SSD がランダム読み取りで十分に動作し、ランダム書き込みまたはフラッシュにおいてもパフォーマンス上の目立った問題点がない場合、Superfetch、起動プリフェッチ、アプリケーション起動プリフェッチ、ReadyBoost、および ReadDrive はすべて無効になります。

最初は、すべての SSD 上でこれらの機能がすべてオフとなるよう構成しましたが、一部のシステム上でかなり顕著なパフォーマンス低下に直面しました。このような低下を引き起こす原因として、一部の第一世代 SSD には深刻なランダム書き込みとフラッシュの問題があり、それによって結果的に長時間ディスク読み取りがブロックされていたことを発見しました。そして、Superfetch および他のプリフェッチ機能を再度有効にすると、主要なシナリオにおけるパフォーマンスは著しく向上しました。

SSD 上でのファイルおよびディレクトリの NTFS 圧縮は推奨されますか?

ファイルの圧縮は領域の節約に役立ちますが、圧縮と展開にかかる労力によって、余分な CPU サイクルとその結果としてモバイル システムでは電力が必要となります。とは言え、めったに変更されないディレクトリおよびファイルでは、圧縮は貴重な SSD 領域を節約する優れた方法であり、領域が本当に貴重である場合には、良いトレードオフになり得ます。

ただし、頻繁に書き込まれるファイルまたはディレクトリを圧縮することはお勧めできません。ユーザー自身のドキュメント ディレクトリおよびファイルはまだよいですが、インターネット一時ディレクトリやメール フォルダーは、突発的に大量のファイル書き込みが発生するため、圧縮には適しません。

Windows Search Indexer SSD 上では違った動きをしますか?

いいえ。

BitLocker の暗号化プロセスは SSD 上で動作するよう最適化されていますか?

NTFS では 「はい」です。BitLocker がパーティション上で最初に構成されるとき、パーティション全体が読み取られ、暗号化され、書き直されます。これが終わると、NTFS ファイル システムは、SSD が動作を最適化できるように Trim コマンドを発行します。

SSD を含むドライブ上で BitLocker を有効にする場合、データ プライバシーと保護に十分ご注意ください。

SSD上で設定したとき、Media Center で何か特別なことができますか?

いいえ。SSD は従来の HDD よりも利点がありますが、SSD は HDD に比べて GB あたりの単価が高くつきます。ほとんどのユーザーにとって、メディアの録音のために最適化された HDD の方がよりよい選択肢でしょう。なぜなら、メディアの録音および再生のワークロードは事実上連続して行われるためです。

書き込みキャッシュは SSD 上で機能しますか? また、SSD で書き込みキャッシュがサポートされる場合、Windows 7 で特別な機能がありますか?

一部の SSD メーカーは、単なる制御ロジック以上の理由でデバイスに RAM を組み込んでいます。それらのメーカーは、書き込み、そして恐らく読み取りをキャッシュすることで、従来のディスクの動作を模倣しているのです。揮発性メモリ内でキャッシュ書き込みを実行するデバイスについては、Windows 7 では、フラッシュ コマンドおよび書き込み順序が少なくとも従来の回転するディスクと同じ程度に保持されると考えています。また Windows 7 は、書き込みキャッシュを無効にするユーザー設定が、従来のディスク上でそうであるように、書き込みキャッシュ SSD によっても受け入れられます。

RAID 構成は SSD 上で機能しますか?

はい。HDD RAID 構成によって得られる信頼性およびパフォーマンス上の利点は、SSD RAID 構成によっても実現できます。

ページ ファイルは SSD 上に配置する必要がありますか?

はい。ほとんどのページ ファイル操作は、小規模なランダム読み取りまたはより大規模な順次書き込みです。これらのどちらのタイプの操作も、SSD で適切に処理できます。

何千もの遠隔測定データを観察し、ページ ファイルの読み取りと書き込みに注目した結果、次のことがわかりました。

  • pagefile.sys 読み取りは、約 40 対 1 で pagefile.sys 書き込みを上回る。
  • pagefile.sys 読み取りサイズは、通常非常に小さく、67% が 4 KB 以下、88% が 16 KB 未満。
  • pagefile.sys 書き込みは比較的大きく、62% 以上が 128 KB、45 % がちょうど 1 MB。

実際、通常のページ ファイルの参照パターンおよびそれらのパターンに対する SSD の持つ有利なパフォーマンス特性を考えると、SSD 上に配置するのにページ ファイルより適したファイルはほとんどありません。

休止状態のファイルと SSD に関して、何か懸念事項がありますか?

いいえ、hiberfile.sys は、連続して大きなブロックで書き込みおよび読み取りされるため、HDD または SSD のどちらにも配置できます。

SSD パフォーマンス特性に対応するため、どのような Windows エクスペリエンス インデックスの変更が行われましたか?

Windows 7 では、新しくランダム読み取り、ランダム書き込みおよびフラッシュの評価を行います。より優れた SSD は 7.9 中 6.5 以上のスコアを出せます。その範囲に含まれるには、SSD には高いランダム読み取り速度が必要であり、フラッシュおよびランダム書き込みワークロードからの復帰も早くなければなりません。

Windows 7 Beta の期間では、ランダム書き込みおよびフラッシュの評価時にディスク (SSD または HDD) が十分に動作しなかった場合、1.9 や 2.9 といったスコアに制限されていました。この点についてのフィードバックはかなり一貫しており、大半のユーザーが、制限のレベルが行き過ぎだと感じていました。その結果、パフォーマンス上の問題のある SSD は、新しく追加された 6.0+ および 7.0+ の範囲にはしないことにしました。すべての評価にわたって高パフォーマンスを出せない SSD は、Windows Vista と同様の方法で採点されますが、Windows 7ではランダム読み取りパフォーマンスには寄与することはありません。

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個性について少し、、、

こんにちは! データによると、MSDNTechNetConnect ユーザーの多くは、Windows 7 RC (製品候補版) を使うことで忙しくされているようです。ありがとうございます!!! そしてもちろん、多くの人はRC をダウンロードして使うことを楽しまれています。私たちはダウンロードの規模を拡大し、皆さんの参加と RC の評価データをみることを楽しみにしています。ユーザー自身が Windows 7 を「コントロールできる」ようにすることについてお話しましたが、自分の PC に対してコントロールする方法のひとつが、使う楽しみを独自なものにすることです。RC では Windows 7 の新しい個人設定の「要素」にお目にかかれるでしょう。この投稿は、製品デザイン チームの Denise Trabona Samuel Moreau が、彼らの仕事の舞台裏について書いたものです。画像の下のリンクをクリックしていください。才能あふれるアーティストたちによるたくさん作品をご覧いただけます。なお、この投稿にあるのは単なるサムネイルです。フルスクリーンの画像は RC でお楽しみください。 --Steven

追伸: ただのお知らせですが、プリベータ版やベータ版でも行ったように、Windows Update とシステムにパッチがあたって更新されるかのテストを行う予定です。新しいドライバーと共に、システムに対するその他の更新も目にされるかもしれません。

Windows 7 のエンジニアリングで最もエキサイティングなことのひとつは、全プロダクト サイクルにわたって成されるさまざまな種類の仕事です。このブログでもいろいろなトピックがあるように、製品のあらゆるレベルにおいて私たちが一生懸命取り組んでいることがお分かりかと思います。みなさんは Windows 7 での新しい個人設定の裏話に興味があるのではないかと思い、今回の投稿となりました。

お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、RC ビルドで、個人の使い勝手をより柔軟にカスタマイズできるようにする新しい個人設定のコンテンツ (壁紙、グラスの色、サウンド設定) のいくつかをお見せします。Windows ユーザーはデスクトップの背景を変更することにより自分自身を表現することが好きですが、Windows 7 にはすぐに自分のエクスペリエンスをカスタマイズできるようなコンテンツが最初から含まれています。

1000の言葉に値するひとつの絵

個人設定の機能を開発する上で、ユーザーが自分のスタイルを表現するためのすばらしいコンテンツが必要だと感じていました。デスクトップの背景は非常に活気に満ちた面なので、独創的な人々がこの機能でどうするか表現したような高品質のコンテンツを提供することに重点を置きたいと思っていました。みなさんがフィードバック ボタンを使ってスクリーンショットを送ってこられるとき、設定されている壁紙の豊かな多様性と個性にいつも刺激を受けています。

どのように Windows 7 の個人設定に取りかかろうかと考えていたとき、これまでの伝統に敬意を表すのもひとつの方法だと思い当たりました。過去にも写真は Windows の大きな特色でした。いくつかの写真は大変美しく、ずっと維持していきたい誇り高い伝統になっていました。また、新しい領域に足を踏み入れ、視覚的なパレットを広げたいとも思っていました。写真の分野では、伝統的にテーマを風景写真に絞ってきましたが、建築物や自然の新しいテーマを追加しました。多くの画像は、画像をストックしているパートナーによるものですが、才能ある地元の写真家 Will Austin と一緒に仕事ができたのは幸運でした。Will は多くの題材を、特に建築物に力を入れて、世界中で写真を撮影してきました。Will の写真には、私たちが誇りを持って本拠地と呼ぶシアトル エリアのローカル色が少し入っています。imageimage

インスピレーションと喜びのハードルを上げる

対象となる写真ですが、人々の想像力にひらめきと喜びを与えて活性化させるような画像を追加のするよう、取り上げる範囲を広げる努力をしました。ユニークで、タイムリーで、独特な観点を持つような新しいコンテンツにまで幅を広げたかったのです。目標は、不朽のすばらしい写真と、エネルギーにあふれたモダンで新鮮なイラストとの、バランスが取れたコンテンツです。それに加え、さまざまな好み、性別、年齢の人に気に入ってもらえるような、色調もおとなしいものから派手なものまで、構成も大きなものから小さく緻密なものまで、数多くの豊かなイラストを実現することも重要でした。

ご近所の Zune チームからヒントを得て、Windows 7 でほかにない芸術作品をみなさんのために創造するため、72 and Sunny という代理店と一緒に世界中のイラストを探しました。大量のサンプルを見ていく中で、スタイルが多様性をカバーするようにとても変化に富んでおり、かつ、私たちが達成しようとしている全体的なトーンに当てはまるような共通のテーマを維持しているようなアーティストのグループを探し求めました。そして、それからが楽しいのですが、シンプルな指針となる言葉 (光輝く、エネルギッシュな、活気づける、楽観的な、など) だけを頼りに、アーティストはオリジナル作品のコンセプト スケッチを描くために、何も描かれていないキャンバスを持って出かけて行きました。

繰り返して磨きをかける

アーティストの最初のスケッチとコンセプト作品を初めてレビューしたときのことを今でも覚えています。そしてその時から、これらの画像はとても楽しくなることがわかっていました。次のステップは、一定の目標が達成できていることを確認し、細かいところを調整するために、何度か行ったり来たりすることでした。たとえば、私たちにとって重要なのは、新しいタスクバーのもとで画像がどう見えて視覚的なインパクトとして適正なバランスを保っているかということと、ユーザーがデスクトップ上で重要なファイルを探すときに気が散って邪魔にならないか、という 2 点でした。適正なバランスを見つけるのは大変ですが、幸運にも、驚くほど才能豊かなアーティストと、このプロジェクトで一緒に働く 72 and Sunny の仲間に恵まれました。

世界中の人々のための Windows

最後に、さまざまなバックグラウンドやスタイルを持つイラストレーターを探し出し、世界中の人々を代表して世界中の人々の心に訴えることにより、全世界の Windows ユーザーを認めたいと思いました。

そこで、驚くほど才能豊かなアーティストと、Windows 7 の個人設定に貢献してくれる彼らの作品を敬意を持って紹介いたします。

image近藤 有稿

日本出身、イギリス、ロンドン在住

 

 

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Katharina Leuzinger

スイスのチューリッヒでスイス人と日本人の両親の間に生まれる。イギリス、ロンドン在住

 

 

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Osmand Nosse

アイルランド、ウィックロウ

 

 

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Klaus Haapaniemi

フィンランド出身、イギリス、ロンドンをベースに活動

 

 

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Red Nose Studios の Chris Sickles

アメリカ、インディアナ州

 

 

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Punga

アルゼンチン、ブエノスアイレス

 

 

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Pomme Chan

バンコクで生まれ、教育を受ける。イギリス、ロンドン在住

 

 

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Kustaa Saksi

オランダ、アムステルダム

 

 

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Nanosphere の Paul Hwang と Benjamin Lee

カリフォルニア州、ロサンジェルス

 

 

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Adhemas Batista

ブラジル、サンパウロ出身、カリフォルニア州、ロサンジェルス在住

 

 

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Kai and Sunny

イギリス、ロンドン

 

 

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Nan Na Hvass

アフリカのスワジランドでデンマーク人の父と中国人の母の間に生まれる。デンマーク コペンハーゲン在住

 

 

この投稿により、Windows 7 コンテンツを準備してきたその舞台裏を提供できたとしたら幸いです。また、Windows 7 のこの要素に対して私たちの目標を達成できたと、みなさんから言っていただければ、最高です。

-Denise Trabona、Samuel Moreau

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”自動再生”の改善

以前にこのブログ (UAC の変更に関して) および IE ブログ (マルウェア対策の SmartScreen® filter に関して) で以前述べたように、私たちが重視しているのは、ユーザーが自分のコンピューターで実行しようと選択したソフトウェアに対して、ユーザー本人が自信を持ってコントロールできるようにすることです。このブログにも、自動再生に対して具体的に抱いている懸念事項についてのコメントがあります。このブログの記事では、Windows でメディアやデバイスを使用する際の、ユーザーの信頼性を高めるために行われた変更点が示されています。Core User Experience チームの Arik Cohen がこの記事を書きました。 –Steven

Conficker ワームなどの特定のマルウェアは、自動実行の機能を利用して、一見したところ害のなさそうなタスクを提供するようになりました。しかし、それはトロイの木馬のように、マルウェアをコンピューターに進入させるためのなりすましです。そして、マルウェアは同じトロイの木馬を使って、コンピューターに接続されるデバイスに感染します。Conficker に関する詳細については、http://www.microsoft.com/japan/protect/computer/viruses/worms/conficker.mspx を参照してください。

下記の、写真が保存されている USB フラッシュ ドライブの例では、マルウェアは [Open folders to view files (フォルダを開いてファイルを表示する)] という害のなさそうなタスクを登録します。最初の赤で囲った [Open folders to view files] を選択すると、マルウェアが起動してしまいます。しかし、二番目の緑色で囲ったタスクを選択した場合は、Windows のタスクが安全に実行されます。

clip_image002_2[1]感染した USB の自動再生

これを見た人は、なぜ同じことをするように見える 2 つのタスクがあるのかと混乱してしまいます。信頼できない発行元からのソフトウェアは実行しないように気をつけているコンピューターの知識がある人でさえ、一番目のタスクを選択するという間違いを犯しがちです。その結果、ユーザーは自信を失い、コントロールできていないように感じます。

増大するアタック

自動再生の中に自動実行タスクを表示するのは Windows XP の時からですが、増殖の方法として自動実行を使用するマルウェアの数は著しい増加を見せています。Security Intelligence Report によると、2008 年の下半期において、Forefront Client Security による企業調査の結果、自動実行によって増殖するマルウェアのカテゴリは、感染の 17.7% を占めました。これは、マルウェア感染のカテゴリの中で最大です。

以下のグラフは、自動実行によって広がった感染の、Microsoft Anti-Virus による検出報告の増加を示しています。(注: 感染の実際の方法は特定できません。)

clip_image004_2[1] 自動再生で広がったマルウェアの感染検出数

今のところ、完全に自動再生を無効にすることが、コンピューターの USB フラッシュ デバイスの使用において、ユーザーや企業が信頼できる唯一のソリューションです。自動再生を無効にする方法については、こちらを参照してください。

ユーザーの信頼を高める

Windows 7 では、自動再生に対して主要な変更が加えられました。その変更は、一般的なシナリオでのデバイス使用時に (たとえば、USB フラッシュ ドライブ内のファイルにアクセスする、SD カードから写真をダウンロードする、など)、Conficker のようなマルウェアにうっかりさらされないようにするためです。

具体的には、Windows は、リムーバブル光ディスク (CD/DVD) 以外のデバイスの自動再生ダイアログ中に、自動実行のタスクを表示することは今後はありません。なぜなら、この挿入されたタスクの由来を確認する方法がないからです。ハードウェア メーカーによって挿入されたものでしょうか? 誰か人によるものでしょうか? それともマルウェアの仕業?この自動実行のタスクを除去することにより、現在マルウェアが悪用している増殖方法をブロックし、ユーザーが保護された状態を保つことができます。コンピューターにインストールされている他の自動再生のタスクには、引き続きアクセスすることができます。

この変更により、マルウェアに感染している写真入りの USB フラッシュ ドライブを挿入しても、表示されるタスクはすべて、既にコンピューター上にあるソフトウェアによるものだと自信を持てます。

clip_image006_2[1] 新しく自動再生しないように変更されたUI - 感染している USBフラッシュドライブを挿入した場合

一方、ソフトウェアをインストールするために CD を挿入すると、Windows は、ソフトウェア メーカーがメディア作成時に入れた自動実行のタスクを表示します

clip_image008_2[1] 自動実行のタスク入り CD 用の自動再生

この更新された自動実行のエクスペリエンスは、Windows 7 の RC ビルドで最初にお目見えします。また、将来的には、Vista や XP に対しても、この変更が加えられる予定です。

エコシステムへの影響

私たちは、エコシステム パートナーと共に、この自動実行の仕様変更による影響を緩和するために取り組んでいます。

製造過程でハードウェア メーカー指定の自動実行タスクが書かれたような CD および DVD (CD エミュレーションを含む) では、引き続き、ユーザーが特定のソフトウェアを実行できるようにするための自動実行の選択肢が現れます。一般的な大容量記憶装置のメーカーは、ソフトウェアを起動するために、ユーザーがデバイスの中身をブラウズするであろうことを予期しなければなりません。新しい動作では、メディアやデバイスにアクセスするのにユーザーが引き続き自動再生 (すべての Windows およびソフトウェア メーカーがインストールしたタスクを含む) を使用することを許可しますが、マルウェアによるタスクは表示されません。さらに、ポータブル メディア プレーヤーや携帯電話といったデバイス クラスは、Windows 7 の Device Stage™ をサポートします。Device Stage は、ソフトウェアや一般的なタスクへのリンクを表示できるような、自動再生に代わる多機能なもので、デバイスを使用する上での追加機能を提供します。

Windows 7 RC を試したとき、今回の変更により、メディアやデバイスを使用する際に、これまでよりも自信を持ってコントロールできていると感じていただけると幸いです。

-Arik Cohen

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Windows 7 グラフィックス パフォーマンスのエンジニアリング

Windows 7 グラフィックス パフォーマンスのエンジニアリング

最高の CAD やゲーム グラフィックスなどデスクトップ グラフィックスのパフォーマンスは、Windows 開発の中でかなり多くのテストと調査が実施される分野の1つです。Windows をサポートする幅広いハードウェアとさまざまな利用シナリオは、基本的なフレーム レートからマルチ モニターでの最高のフレーム レートまで、さまざまな目標を持つエコシステムに役立ちます。Windows 7 の設計では、グラフィックスの最先端の要素を向上させる努力を続けると同時に、「実世界」のグラフィックスのパフォーマンスを向上させることを目指しました。当社のパートナーがドライバーを介してプラットフォームとなるハードウェアとソフトウェアの組み合わせを向上させるようとしています (: Windows Vista ドライバーは、Windows Vista で機能したように機能し続けますが、Windows 7 用にドライバーを更新することにパートナーとともに取り組んでいます。これらのドライバーは、ユーザーの多くが Windows Update 経由でダウンロードしてテストしてきました)。この投稿では、広範な設計とパフォーマンスを測定するさまざまな方法について見ていきます。そして最終的に、異なるハードウェア上でさまざまなシナリオにより Windows 7 を比較テストしているみなさんに検討の余地を残しながら、Windows 7 の設計で実施した内容について報告します。この投稿は、デスクトップ グラフィックス機能チームのプログラム マネージャー、Ameet Chitreによって書かれました。--Steven

新しい PCの購入を考えるとき、「より高速なグラフィックス」や「卓越したパフォーマンス」は常に重要なアピール ポイントとなります。写真を編集し、電子メールを実行し、高解像度ビデオを見て、最新の 3D ゲームをプレイする、これらすべてのタスクをシームレスに簡単で頻繁に行き来できる、そんなより高速なシステムをユーザーは期待しています。そのようなユーザーの多くは、グラフィクス ベンチマークを実行するマニア的なコミュニティ ブログやさまざまなレビュー サイトを参照し、新しいハードウェアまたはソフトウェアのグラフィクスの実行速度を評価して結果を報告しています。従来、グラフィクス パフォーマンスは、3Dゲームを通して測定および分析されましたが、Windows の UI を使い、ウィンドウを移動または最大化する、Word または IE などでスクロールする場合など「デスクトップ シナリオ」と呼んでいるものにも影響を与えます。これらのデスクトップ シナリオのパフォーマンス要件は、3D ゲームとはまったく異なります。実際、これが、Windows Vista エクスペリエンス インデックス (Windows Experience Index、WinEI) において、2 つのシナリオを別々に評価する理由です (以下の画像で強調表示している部分)。

image_6[2] 1. WEI のサンプル (グラフィックス機能を強調表示)

グラフィックス パフォーマンスは、通常、多くのベンチマークによって評価されます。これらのベンチマークは 2 つの大きなカテゴリに分類できます。

  • シナリオ ベンチマーク: 特定のシナリオのパフォーマンス、たとえば、フライト シミュレーターである領域を飛行する際のフレーム レートを報告します。一般のゲームの多くには、そのゲームの典型的なシーンでグラフィックスが実行する速度を実証するベンチマーク モードが組み込まれています。
  • 統合ベンチマーク: 可能な限り高速で多数の線を描く能力など、グラフィックスの特定の側面のパフォーマンスを強調表示します。

しかし、測定のベンチマークが存在しなくても、高速化のために重要なタスクは多数あります。この場合、Windows 内の計測機能を使用して、タイミング情報を取得し、パフォーマンスを分析します。

このブログでは、グラフィックス パフォーマンスのさまざまな側面、ゲームおよびデスクトップ グラフィックスのパフォーマンスの両方について説明します。ユーザーのフィードバックに対応し、最新のハードウェアを活用して、グラフィックス パフォーマンスを向上するために Windows 7 で行った変更について説明します。

デスクトップの応答性

多くのユーザーが、アプリケーションまたは Windows そのものが一時的に応答を停止することを経験しています。これは、PC のグラフィックス パフォーマンスによって大きく影響を受けるパフォーマンスの問題の一種です。この問題はデスクトップの応答の問題として分類されています。応答しない時間をなくすことは、システムでパフォーマンスを向上させる重要な方法の 1 つです。しかし、これを測定することは困難です。

応答に影響を与える問題の多くは、簡単に再現できず、また、非常にさまざまな問題があるため、デスクトップの応答性を測定することは、難しい問題です。これらの問題は現実の要素の組み合わせに依存するため、いずれの種類のベンチマークでもほとんど問題の本質を捉えることはできません。Windows 7 では、重要な OS イベントとそれが発生した時間を記録する機能を持つテスト版 Windows 7 のメカニズムを使用して、パフォーマンスの誤動作を調べることに相当の時間を費やしました。実世界でのシナリオに基づいたテスト中に応答の問題が発生した場合、テスターは記録キーを押して、発生した問題の簡単な説明を入力できます。「パフォーマンス トレース」という診断情報を含むイベント履歴がファイルに書き出され、サーバーにアップロードされます。サーバーでは、パフォーマンス分析者のチームがデータを解析して応答の問題の原因を解明します。このプロセスは、現在、問題の多くを迅速に追跡し、問題の根本原因となる範囲において成果を上げています。

この方法を使用して、ベータ テスターのみなさんが経験した 100 ミリ秒から数秒までのデスクトップのフリーズに関する大量の応答トレースを分析しました。問題の種類は、ウイルス対策プログラムがメーカーの Web サイト上で自身の更新中にすべてのアプリケーションによるディスク アクセスをブロックしていたものから、アプリケーションが UI スレッドからネットワーク アクセスを実行していたものにまで及びました。これらのトレースのかなりの部分で、ある GDI アプリケーションが別の GDI アプリケーションを待機し、そのために過剰なページング動作が発生して速度が大幅に低下していることを発見しました。これが、デスクトップ応答の問題において単独で最も頻繁に発生する原因であり、このデータなしには特定できませんでした。これらの調査に基づいて、次の 2 つの主要な分野においてアーキテクチャの改善を行いました。

  1. GDI 自動実行: 複数のアプリケーションが実行されている場合の応答を向上させます。これには、GDI (Graphics Device Interface) 同期オブジェクトまたは「ロック」のコードの再設計が必要でした。
  2. Windows の全体的なメモリの占有領域の削減: デスクトップのレンダリングを担うコンポーネントであるデスクトップ ウィンドウ マネージャー (DWM) に構成されるメモリ オーバーヘッドを削減します。これにより、ページング動作を削減でき、特に共有グラフィックス メモリを使用しているような、メモリの少ない PC にとって特に重要となります。

これらについて、さらに詳しく説明します。

GDI 同時実行

デスクトップ応答がどのようなものか調査した多くのパフォーマンス トレースによって、GDIの同期メカニズムを設計するためのポイントが明確になってきました。Windows Vista における GDI の設計では、単一のアプリケーションだけがシステム全体にわたる排他的グローバル ロックを保持できるため、パフォーマンスの課題が発生します。後から考えると、これは明白ですが、当初、この決定がなされたとき、システムのさまざまな部分でのパフォーマンス特性により、この楽観的な実装は完全に合理的であるとされていました。

Existing model of GDI concurrency.

2. 既存アーキテクチャでの GDI 同時実行

同時に動作する GDI アプリケーションでは、画面でレンダリングするために、このグローバル ロックが競合します。グローバル ロックにアクセスするアプリケーションにより、それがグローバル ロックを解放するまで、他のアプリケーションはレンダリングすることができません。ディスクから RAM までメモリを移動することに比較的長い時間がかかるので、ロックを保持しているアプリケーションでディスクから大量のメモリでページングする必要がある場合には、多くの場合、状況は悪化します。上の図では、2 つの GDI アプリケーションが同時に実行されており、グローバル ロックが競合します。App X がロックの維持を取得した場合、画面にレンダリングできますが、App Y はレンダリングできず、App X がレンダリングを終了するまで待機します。

Windows 7 architecture of GDI concurrency.
3. Windows 7 アーキテクチャ でのGDI 同時実行

したがって、問題に対する解決策は、ロック競合を減らし、また、確実に複数のアプリケーションが同時にレンダリングできる内部同期メカニズムを再設計することにより、同時実行を向上させることでした。排他的グローバル ロックによる競合は、排他的ではなく並列処理を促進する複数の詳細に設定されたロックの実装により避けられます。詳細に設定されたロックが増加すると、単一のアプリケーションだけが一度にレンダリングしているシナリオに対して小さなオーバーヘッドが追加されます。

最も広く使用されている API スタックの内部同期メカニズムの変更により、デッドロックやレンダリング破損などのタイミングの問題を潜在的に生じさせることがあるので、GDI アプリケーションの互換性に特別な注意を払う必要がありました。

また、この作業は、マルチコア CPU 上で同時実行の GDI アプリケーションのレンダリング パフォーマンスを向上させることになりました。現在では複数のアプリケーションで同時にレンダリングできるようになったため、マルチコア Windows PC では、この変更の利点を活用できます。

GDI 同時実行作業がベータ版の元となる Windows 7 ビルドに実装された後、GDI によって 1 つのアプリケーションが別のアプリケーションをブロックすることに起因するデスクトップ応答の問題について、テスターからの報告件数が大幅に減少しました。さらに新しい実装のスケーラビリティを検証するために、2D の GDIプリミティブを描くテストを作成し、複数のアプリケーションを同時に起動することによってレンダリング スループットを測定しました。スループットは、各アプリケーション ウィンドウのフレーム レート (FPS) を同時に追加することにより測定されます。下記は、クワッドコア CPU システム上でのこれらの結果のサンプルです。

clip_image002_2[1] 4. GDI 同時実行とスケーラビリティ.

Windows 7 の GDI 同時実行なしでは、これらのアプリケーションのレンダリング スループットは、事実上、単一 CPU コアのパフォーマンスに制限されます。別のアプリケーションが待機している間に、1 つのアプリケーションだけが排他的なグローバル ロックを取得できるので、このシナリオでは複数の CPU コアを持っていてもそのメリットを活かせません。ここでは、Windows 7 のGDIアプリケーションは、現在ではお互いにほとんど依存しないことを示しています。この利点では、新しいディスプレイ ドライバーを必要としません。Vista (WDDM 1.0) およびより新しいディスプレイ ドライバーのいずれでも機能します。

デスクトップ グラフィックス - メモリの占有領域の削減

システムの応答性に影響を与える別の分野は、メモリ使用量です。簡単に言えば、システム メモリ (RAM) 使用量が増加すると、システム応答を直接低下させるページング動作の増加につながります。したがって、最適の応答では、すべてのアプリケーション、プロセス、および OS コンポーネントがシステム メモリを可能な限り使用しないことが必要です。

Windows Vista では、複数のウィンドウの実行に必要なメモリ量は、システム上で開かれたウィンドウ数に比例します。これは、ウィンドウをさらに増やした場合、または、モニターでより高い解像度を使用した場合、より大きなメモリ圧力につながります。複数のモニターを使用する場合、さらに悪化します。システムの応答性を向上させるさまざまな手段を調査していく中で、DWM によるシステム メモリの使用量を大幅に減らせる可能性を発見しました。Windows Vista では、すべての GDI アプリケーション ウィンドウは、まったく同じコンテンツのメモリ割り当てを 2 つ、ビデオ メモリ内とシステム メモリ内に持っています。DWM は、グラフィックス ハードウェアによるデスクトップの構成を担当しています。したがって、グラフィックス ハードウェアが簡単にアクセスできるよう、ビデオ メモリ内に同じ割り当てのコピーを必要とします。システム メモリ内の重複コピーですが、GUIはオペレーティング システム内で、グラフィック ハードウェアによって支援または「高速化」されることなく、完全に CPU を利用してレンダリングされます。つまり、GDI アプリケーションをレンダリングするすべてのタスクは CPU が実行するため、CPU は容易にアクセスしてキャッシュできるメモリのコピーを必要とします。

image_12[1] 5. 既存のメモリ割り当て

一方で、Windows 7 では、システム メモリのコピーを完全に削除し、1 つのアプリケーション ウィンドウあたり 1 つのメモリ割り当てコピーを保存します。したがって、デスクトップ上に表示される GDI アプリケーション ウィンドウでは、消費されるメモリは半分に削減されます。

image_14[3] 
6. Windows 7 でのメモリ割り当て

私たちは、グラフィックス ハードウェアを活用して共通の GDI 操作を高速化することにより、システム メモリの削減を達成しました。WDDM ドライバーでは、GDI 操作を高速化して、ビデオ メモリの CPU リードバックのパフォーマンスの影響を最小限に抑えます。これらの操作を実行しなければ、CPU 上で重大なパフォーマンス上のデメリットが発生するため、必要な処理でした。高速化する GDI 操作を決定するためには、さまざまな GDI アプリケーションの使用パターンを分析することが重要です。GDI アプリケーションの呼び出しパターン、および GDI 操作の頻度と性質についての詳細を理解するために、上位 100 個の GDI アプリケーションをプロファイルしました。

clip_image001_2[1] 7. 100 個の GDI ベースのアプリケーションでの GDI 操作の呼び出しパターンおよび頻度

上記の小さなスナップショットで示すように、実世界のアプリケーション統計に基づいて、最もよく使用される GDI 操作を高速化するために、グラフィックス メーカーの パートナーと協力して、これらをサポートするドライバーを提供しました。「WDDM v1.1」というこの更新されたドライバーがインストールされた Windows 7 のシステムでは、このメモリ節約作業の恩恵を受けられます。なお、WDDM 1.0 ドライバーもWindows 7 上で完全にサポートされます。ベータ期間中に Windows Update でこの 1.1 ドライバーを提供していることに気が付かれたかもしれません。これらのドライバーも、ベータ版です。

image_18[1] 8. WDDM 1.1 WDDM 1.0 を使用した場合のデスクトップ ウィンドウ マネージャーのメモリ消費量の比較

上記のデータでは、デスクトップ上で複数のアプリケーション ウィンドウを表示した場合、メモリの節約がますます必要となることを示しています。たくさんのシステム メモリを節約すると、ページング動作が削減されます。その結果、システムの応答性は同じワークロードに対して向上します。

デスクトップの応答性の向上のために、ある種のトレードオフが発生します。たとえば、特定の操作の「迅速化」が導入されたシステム メモリの重複コピーを排除することにより、CPU でデータをビデオ メモリから読み込む必要があるため、パフォーマンスがわずかに低下しました。しかし実世界のアプリケーション統計の分析では、これらの操作がほとんど実行されなかったことがわかっています。ただし、これらの操作を発行する特定の GDI ミクロ ベンチマークでは、一部でパフォーマンス低下が見られます。これは、特定の GDI 操作に繰り返しストレスを与える既存のベンチマークを実行した場合、注意が必要な点です。なぜなら、実世界でのパフォーマンスを反映しているとは限らないからです。速度の低下がエンドユーザー機能に直接影響を与えないこと、また、メモリの節約が Windows 7 で全体的に応答を良くする結果に直接つながることがわかっています。全体的な向上点は、共有メモリ グラフィックスを備えた、メモリ制約がある PC の場合に顕著となります。

ゲーム パフォーマンス

ゲームのことを語らずに、グラフィックス パフォーマンスの話を終わりにすることはできません。ゲームは今でも広く分析され議論されています。ベンチマークには、3DMark など一般的なものから、ゲームを実行している最中にユーザーによるインタラクションなしに実行できるようなゲームに組み込まれたものまで、さまざまな種類があります。この分野は、ゲーム業界によって、実際のゲームをかなり現実的に表すさまざまな業界ベンチマークを使用して、詳しく追跡記録されてきました。さまざまなベンチマークやテストが広く検討され、ゲームのプレイヤーはこれらの測定の微妙な点まですべて精通し、その結果をプレイヤーのハードウェア、ドライバー、およびゲームに対する期待値に応じた推奨事項として役立てています。

Windows 7 では、グラフィックスパートナーと密接に協力し、同じドライバー モデルおよび互換性を維持しつつ、Windows 7 の動作への特定の変更を行って WDDM ドライバーのゲーム パフォーマンスを向上するための作業を行ってきました。パフォーマンス ツールへの継続的な投資により、マイクロソフトおよびハードウェア パートナーは、さまざまなゲーム パフォーマンスのボトルネックを追跡して分析し、それらのボトルネックを次のドライバー リリースで修正することが可能となりました。Windows Display Driver Model の基礎は Windows 7においても変更ありません。GPU スケジュールおよびメモリ管理に関する一部のポリシーは、特定のシナリオにおいてより適切なパフォーマンスを可能にするために変更されました。

これらのベンチマークは、特定のハードウェア、ファームウェア、ドライバー、システム全般に対して非常にセンシティブであるので、また、他の場合では、非常に広範に測定および検討されているので、これらの比較をサード パーティに行ってもらう予定です。Windows 7 の多くの分野がそうであるように、マイクロソフトの責任は、多くの側面にわたってより最適なパフォーマンスを設計することです。みなさんには、これらの取り組みを直接体験していただくのがよいと思います。Windows 7 を比較する際は、Windows Vista SP1 の使用をお勧めします。また、WDDM 1.0 と 1.1の相違点について、および 1.1 ドライバーがまだ開発中であることに留意してください。

最後に

ご存知のように、Windows 7 の設計では、実世界のパフォーマンスに関するグラフィックス向けのアーキテクチャを向上させるために努力してきました。これは、どのようなハードウェアでも有益です。物理メモリが少ないシステムでも高速で効率的に Windows を実行でき、同時に、マルチコア PC では複数のグラフィックス アプリケーションをとても効率的にレンダリングできるようになります。

-Ameet

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インク入力と Tablet PC

特定の市場 (医学、教育、基幹業務) 向けに、インク入力/TabletPC 機能を活用してユニークなソリューションを開発している開発者たちの大きなコミュニティがあります。彼らはこの経験に基づき、彼らのエンド ユーザーが PC (通常、スレートや壁掛けPC のようなユニークなフォーム ファクターを持つもの) 上の情報と対話する方法を効率化するために、Windows のソフトウェアを作成しています。今週初め、そのようなソフトウェア メーカー (医療用ソフトウェア) の開発リーダーから「Windows 7では自分たちにとって何が新しいのですか?」という貴重な電子メールをいただいたので、この新機能の概要をまとめてみました。この投稿はチームの複数のプログラム マネージャーが作成しました。--Steven

Tablet PC 入力パネル

私は Windows 7 のコア ユーザー エクスペリエンス チームのプログラム マネージャーをしている Jan-Kristian です。私の担当領域の 1 つはペンとタッチのテキスト入力です。これから私たちが取り組んでいるエキサイティングなことについてお話したいと思います。

私たちが略して TIP と呼ぶ Tablet PC 入力パネル (Tablet PC Input Panel) は、任意の Windows アプリケーションへ手書きでテキストを挿入するツールです。これは、テキストの入力に使用できるソフト キーボードも備えています。この入力パネルは、Windows XP Tablet PC Edition の最初のバージョンで登場し、バージョンごとにユーザー エクスペリエンスを着実に向上させてきました。

新しい手書きパッド

TIP での私たちの目標は、できるだけ軽量化し、ユーザーがその使用方法を意識することなく、書いている内容について集中できるようにすることです。Windows Vista の入力パネルで実現した改良に対して、私たちは多くの好意的なフィードバックを得ました。ただし、混乱を招いたり、必要以上に多くの手順を要したりする部分もありました。

clip_image002_2[1] Windows Vista の入力パネル 手書き認識の結果は、手書き入力領域の下部のテキストの小さな吹き出しで示されます。認識を確認するために、この吹き出しを見ていく必要があります。エラーを見つけたら、その吹き出し上をタップして、修正用のウィンドウを表示します。

Vista の遠隔測定とユーザビリティ実験の分析に基づいて、私たちは Windows 7 の向上について 2 つの重要な分野に重点を置きました。

· エクスペリエンスの簡略化 – 手書きは、容易かつ自然に流れるようなエクスペリエンスである必要があります。しかし、私たちは、TIP を使用すると、ユーザーが何を行っているかについて強く意識をせざるをえない、ということを発見しました。手書きされたものと小さな吹き出しの間で視線を素早く動かす必要があり、修正があれば別のモードに入り、しばしば単語全体を書き直すことにさえなります。私たちの目標は、これを簡略化し、より少ない負担で行えるようにすることでした。

· 柔軟性の追加 – 私たちは、入力にマウスやキーボードを使用するときの柔軟性に慣れ親しんでいます。インク ベースのモデルはいったん書かれた文章を編集するのが難しく、Windows Vista の入力パネルでの手書きには最小限の柔軟性しかありませんでした。単語間にテキストを挿入したり、単語を置換したりする簡単な方法がなかったのです。私たちの目標は、ペンの機能を使用するときの編集エクスペリエンスを、マウスとキーボードで慣れ親しんだものにより近づけることでした。

新しいモデルの作成

これらの目標を達成するには、手書きパッドを根本的に変更する必要がありました。私たちはさまざまなアイデアを検討し、ユーザーが書いているときに、インクがインプレースでテキストに変換されるモデルを採用することにしました。これは簡単な UI モデルのように聞こえますが、正常な動作をどうするかについて、いつ変換するか、テキストはどれくらいの大きさにするか、どのフォントを使用するかなど、多くの解決すべき問題がありました。自然で効率的な手書きエクスペリエンスを確実に実現するただ一つの方法は、ユーザーからフィードバックを得ることでした。そこで私たちは RITE (Rapid Iterative Testing and Evaluation) メソッドを使用しました。RITE テストは、Age of Empires II ゲームのユーザビリティ テストの一部として Microsoft で開発されたサイクル ベースのユーザビリティ メソッドです。サイクルごとに、ユーザー エクスペリエンスを少しずつ向上させ、それがうまく機能するか再テストします。文書化の準備が整ったと思えるようなデザインの最終決定の前に、私たちはおよそ 20 のサイクルを実施しました。

RITE テスト中に調整した最も重要なものの 1 つは、インクからテキストへ自動変換を行うタイミングでした。変換が早すぎたり遅すぎたりすると、ユーザー エクスペリエンスを低下させます。これを正しく行うには、各シーンの作業の裏で多くのことを行う必要がありました。私たちの最終的なソリューションは、距離のトリガー (自動的にユーザーの平均単語間隔に適応)、認識エンジンの結果に基づいたトリガー、および時間ベースのトリガーを組み合わせたものです。もう一つの問題は文字のサイズでした。私たちは結局、手書きのサイズに一致するよう動的なサイズ変更を使用することにしました。

手書き入力領域の新しいテキスト ベースの UI によって、対象のテキストにより迅速に到達できるようになります。テキストの表示が 1 か所になったことにより、エクスペリエンスの複雑さが軽減され、入力パネルの高さが低くなります。インクの代わりにテキストを使用すると、手書き入力領域は大幅に柔軟性を増し、望むようにテキストを移動できます。2 単語間に単語を挿入することが、空白に書くのと同じくらい簡単になり、また、必要に応じてスペースが自動で拡大します。

インクからテキストへの変換作業とともに、それに伴う認識されたテキストを編集する自然な方法が必要になりました。これには、ジェスチャが最適なソリューションに思えました。私たちはペン ベースの UI を作成していたので、ペンを使用するべきです。私たちはジェスチャを 3 種類 (削除、分割 (スペースの追加)、結合) に制限し、ユーザーがこれらの 3 つの操作を紙の上でどのように行うかサンプルを収集しました。そして、収集されたデータに基づいて、ジェスチャを作成しました。このジェスチャを見つけやすくするために、「ジェスチャ パネル」を追加しました。これは、入力パネルのタイトル バー上に表示される、いわば対話型の「カンニング ペーパー」です。

これらが Windows 7 の新しい手書き入力領域でどのように実現されているかご覧ください。[編注: YouTube と Windows 7 の Windows Live フォト ギャラリーを使用]:

 

Windows 7 – 手書きの概要

手書きパッド: 操作中の新しい手書きパッド。自分の操作した結果が容易にわかるように、アニメーションを使用してどうなるか示します。

スマート コレクション

遠隔測定の結果、Vista で TIP を使用する上で苦労することは、入力した文字の修正であることが判明しました。ある単語を修正するために、すべての文字を書き直さなければならないこともよくあります。Windows 7 では、Microsoft Research の成果を活用し、スマート コレクション機能を設計しました。これにより、単語の修正が非常に高速に行えます。ただ左から右へ単語を修正していけばよく、文字を入力するごとに、Windows は新しい認識を行います。このように抑制された認識により、ほとんどの場合わずかな文字修正で望んだ結果を得られます。

Windows 7 – 手書きのスマート コレクション

スマート コレクション: “Worked” が、たった 1 文字変更しただけで自動的に “Wonderful” に修正されました。単語の左から修正を始めるだけで、望んだ単語にたどり着くまで更新し続けます。

URL の入力

注目に値する手書きパッドのもう 1つの機能: 計測データによると、入力パネルが最もよく使用されているアプリケーションは Web ブラウザーでした。そして、ブラウザーを利用する際、主要なシナリオの 1 つは URL の入力です。

Windows 7 の手書き入力 - URL の修正

URL の入力: 新しい手書きパッドの柔軟性により、URL のパーツがあらかじめ設定されており、URL の入力が容易になります。

URL のセグメントがどのように分離され、そのすべてに対して意味をなす変換候補があることに注目してください。変換候補は、ユーザーの使用頻繁に基づいて決定されます。したがって、「.NET」を何度も選択していれば、それが候補の上位に挙げられ、デフォルトで URL テンプレートに設定されます。また、[挿入] ボタンは、ユーザーが URL を挿入した後にシングル クリックでそこに移動できるよう、[移動] (Go to) に変更されました。

タッチ キーボード

入力パネルには、ペンやタッチで優れた力を発揮するソフト キーボードもあります。私たちが行ったアップデートのいくつかは、可視的な更新だけのように見えるかもしれません。しかし、これらは非常に熟慮されたもので、タッチ キーボードのユーザビリティに大きな影響を与えます。たとえば、タッチ スクリーン PC は、モバイル状況でしばしば使用されます。これらを暗い画面や光の状態が最適でない画面で確実に使用可能にするには、主要なラベルの色やコントラストによく注意する必要がありました。

clip_image004_2[1] Windows 7 のタッチ キーボード

タッチ ベースのキーボードの使用における課題の 1 つは、触覚的なフィードバックがないことです。その結果、キーがタップされているとき、ユーザーの指がそのキーを覆ってしまうという事実があります。指がキーを覆っていたら、正しいキー (あるいは何かのキー) を打っていることをどうやって知ることができるでしょうか? キーを打つごとに、焦点をテキスト フィールドとタッチ キーボード間で切り替える必要があるとしたら、ユーザーはタッチ入力にすぐに疲れてしまいます。私たちはユーザーに、「了解」「このキーを打ちました」といったシンプルな、ちょっとした合図を送りたいと思いました。採用した方法は、放されたキーに短時間、光のフェード アウト効果を持たせることでした。この光のフィードバックは、目的の (あるいは目的でない) キーを打ったという簡単な確認をユーザーに与えます。

キーボードはマルチタッチをサポートするようになり、[Ctrl] + [C] や [Shift] + [a] などを押すことができます。キーのロールオーバーも有効になりました。これは、指を前のキーから上げる前に、別のキーを押すことができるということです。これにより、はるかに自然な入力エクスペリエンスが実現されます。[Ctrl] キーを押してから [C] を押すという前置修飾キー (sticky modifier key) モデルをご希望の場合でも、それは引き続きサポートされていますので、どうぞご心配なく。

予測入力および手書き認識の個人用設定

私は Tablet PC 手書き認識チームのプログラム マネージャーをしている Jen です。です。以前の投稿で、私の同僚である Yvonne から新しい手書き認識エンジンに関しての話がありました。今回は、予測入力や個人設定、東アジア言語の新しい認識エンジンなど、認識エンジンの機能を増大させる新機能のいくつかを取り上げます。

予測入力

Tablet PC チームの目標の 1 つは、キーボードの使用が不便あるいは非現実的なときに、テキスト入力をできるだけ効率的にすることです。これを達成するため、私たちは TIP に投資を行いました。私たちは全体的な手書き認識の正確さを向上させ、これと同じテクノロジを活用してソフト キーボードで予測入力を提供しています。予測入力では、入力中の単語について可能性のある単語を完成して提供しますが、次の単語あるいは語句の候補を提示することもできます。

clip_image006_2[1] 予測入力ここでは英語 (米語) 用ソフト キーボードを使用して、単語「Microsoft」を入力しようとしています。最初の 2 つの文字「mi」を入力した後、最初の候補として単語「Microsoft」が提案されます。この候補を選択し、単語「Microsoft」をドキュメントへ挿入することができます。

Windows 7 では、ソフト キーボードで英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、およびスペイン語の予測入力を、1 字単位の入力モードの手書きで繁体字中国語と簡体字中国語をサポートしています。このセクションでは、ラテン語ベースの言語に焦点を当て、中国語などの例は次のセクションで取り上げます。

私たちが予測入力を開発したとき、主な目標はユーザーの入力速度を速めることでした。そのために、予測が適切であるようにする必要がありました。私たちの認識エンジンでは、認識の正確さを向上させるために用語集 (辞書) を使用します。システム辞書は、認識エンジンに搭載されており、任意の言語で最もよく使用される単語の一覧を意味します。この辞書を使用する場合、即座に利用可能な予測を使用してもよいのですが、ユーザー固有のその他の単語 (ユーザーの単語) を追加して、正確さを大幅に向上させることもできます。これにはテキスト収集が関わっています。

私たちは手書き認識を向上させるために、Windows Vista で米国英語と英国英語のテキスト収集 (自動学習) を搭載しました。Windows 7 では、この機能はすべての言語で使用可能です。これにより、電子メールを書くとき、入力する単語に基づいてシステム辞書を自動的に拡張できます。テキスト収集はユーザーごとに実行されるので、データは各ユーザー専用です。テキスト収集の結果から、各ユーザー専用の語彙を含む新しい辞書を構築し、既に通常使用している単語の確率を高めます。この辞書は、手書き認識と予測入力の両方で使用されます。各ユーザーの単語と使用パターンにより辞書を増強した後の結果は感動的なものです。次に入力するつもりの単語を予測する能力は、ほとんど魔法に思えます!

Windows 7 には、ユーザー辞書のサポートも含まれています。これは、システムに追加できる特別な単語リストです。企業は、医学や化学などの分野専用の辞書を開発し、システムに追加できます。たとえば、「acetaminophen」という単語の予測は、これを入力するよりずっと高速です!

東アジアの手書き認識の向上点

著しい改良が、私たちがサポートする繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語、および日本語という 4 つの東アジア言語の手書き認識で実現されました。これらの言語は文字セットが大きいため、多くのユーザーにとって、手書きが効率的な入力方式になっています。

東アジアの手書きには 2 つの入力モードがあります。1 字単位モード (ボックス モード) およびフリースタイル モード (ライン モード) です。ボックス モードでは、固定幅のボックスへ一度に 1 文字を入力します。フリースタイル モードでは、ライン上に文字を筆記体で手書きし、文字間隔に注意する必要はありません。どちらのモードを選ぶかはユーザーの好みによります。ボックス モードの方がわずかに制約度が高く、予測入力がより正確で、ライン モードの方がより自然な手書きです。

clip_image008_2[1] clip_image010_2[1] ライン モードでの繁体字中国語上部ウィンドウにユーザーの手書き、下部ウィンドウに認識されたテキストが表示されています。

これらすべての言語にわたって中核となる認識精度の向上に加え、ユーザー エクスペリエンスを向上させるために、個人設定も使用しています。個人設定の方法の 1 つは、字形コレクターを使用してユーザーの書き方に適合させることです。字形コレクターは、手書き認識に、ユーザー独自の手書きスタイルをトレーニングするためのウィザードです。4 つの東アジア言語では、特定の文字や単語の認識を向上させたり、サポートされていない文字や単語を追加するために、字形コレクターを「トラブルシューティング」モードで使用できます。

さらに、ユーザーが書いたり誤りを修正するときに、学習が行われます。文字を書き、最初に誤認識された場合、候補一覧が表示され、目的の文字を選択できます。この操作に基づいて学習され、ユーザーが次にこの文字を書くときに、最初の候補としてそれが示される確率が高くなります。

Windows 7 では、簡体字中国語と繁体字中国語は、ボックス モードでの予測入力もサポートしています。これらの言語では、個々の文字を書くのに時間がかかるため、予測入力は特に価値があります。ユーザーが 1 字ずつのモードで書くと、全てを書く前に、単語や語句を入力するためのオプションが示されます。下記の場合では、ユーザーは中华人民共和国を入力しようとして、最初の 2 つの文字、中华を入力しただけで、目的とするテキストを予測として得ました。灰色の文字は入力された文字を示し、黒い文字は予測を示します。

clip_image012_2[1] この例では予測入力が、2 番目の文字 (华) と同様に始めの 2 文字 (中华) で機能していることに注目してください。他の言語もそうですが、予測入力はユーザー固有の語彙でも機能します。ユーザーが同じ単語を何回も入力すると、認識エンジンはこの動作を学習します。

私たちは Windows Vista 以来、繁体字中国語、簡体字中国語、日本語、および韓国語の手書き認識を大きく改良してきました。改良は、正確さとスループットを向上させることにより、全体的なカスタマー エクスペリエンスを向上することに基づいています。私たちの目標は、ユーザーに、これらの言語のより自然な入力方法、およびキーボード使用とは別の実行可能な選択肢を提供することです。

手書き数式認識

Word で数学の論文を書いたり、Mathematica で演算を行ったことはありますか? そして、「使いやすい入力方式のためなら、何でもするのだが、、、」と思いながら、多くのボタンや複雑な線形のフォーマットを使って数式を作成するのに何時間も費やしたことはありませんか? その願いはかなえられました。私たちは Windows 7 の手書きの向上に加え、インク入力での数式の認識に注力しました。

私は Windows の数式認識のプログラム マネージャーをしている Marko です。数式入力の最も自然で最も効率的な方法、つまり手書き認識を提供する数式入力パネルを紹介したいと思います。私たちはこの問題に対して完全に新しいアプローチをとり、手書き数式認識を機能、パフォーマンス、およびカバーしている分野を、全く新しいレベルにまで引き上げることができました。

数式入力パネル (Math Input Panel、MIP) は、Tablet PC のタブレットとペンを使用するように設計されています。ただし、タッチスクリーン、外部デジタイザー、あるいはマウスなどの任意の入力デバイスでも使用可能です。MIP は、クリップボードを介して、標準化された数学的なマークアップ言語である MathML フォーマットで認識結果を出力します。MIP で手書きされて認識された数式は、完全に編集可能な形式でレプリケート先アプリケーションに出力されます。テキストを編集したいときは、出力に対して挿入したり編集したりできます。

私たちは、可能な限り多くの数学分野と、尽きることのないさまざま数学の表記法を調査したり識別するのに多くの時間を費やしました。最終的に、高校および大学レベルの数学と、さらに高度な分野を広くカバーできました。

clip_image014_2[1]

数式入力パネル 上記の例で認識された数式をご存知ですか?これは複雑な分析で使用される Schwarz の公式です!

MIP の使用法は実にシンプルで簡単です。鉛筆と紙で書くように、整形式の数式を書くと認識エンジンに取り込まれます ( は認識されませんが、 は認識されるということです)。認識された数式は、プレビュー領域に示されます。誤りが全くない認識エンジンは存在しないので、MIP の優れた能力は、すばらしい修正エクスペリエンスで発揮されます (正直、人間でさえ何が書かれたか分からない時があります。私の手書きをご覧ください!)

手書きの数式が誤認識された場合、その部分 (シンボルやサブ構造全体など、どこでも) を選択して、ドロップダウン リストから候補を選択するか、数式の一部を書き直すことにより修正できます。通常、数式の一部分を修正することにより、自動的に残りの部分が 1 回の手順で修正されます。

clip_image020_2[1]

数式入力パネルでの修正

この後、行う必要があるのは [挿入] をタップするだけです。それにより、ワープロや計算プログラムで数式を苦労せずに作成できます。

このほかにも、履歴、インクの移動、OneNote のような他のインク アプリケーションから MIP へのインクのドラッグ アンド ドロップなど、多くの素晴らしい機能があるので、ぜひご自分でお試しください。ソフトウェア開発者のみなさん、MIP を自分のアプリケーションに埋め込むことができます – 詳しくは MSDN のドキュメント.をご覧ください。

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上質のアップグレード エクスペリエンスを提供する

この投稿は少々書きにくい内容です。というのも、みなさんにはWindows 7 ベータ版 を使用してくださるようお願いしてきましたが、それは手間がかかる作業です。そして次のマイルストーンでも私たちは同じことを皆さんにお願いしようとしています。しかしベータ版のリリースは、大変な数のとても厳しいテストや使用により、Windows にとって実に価値があり有益なテストサイクルでした。1 月以来、何百万もの人が ベータ 版をインストールして使用してきました。そして、お話したように、フィードバックや遠隔測定は、製品を仕上げるうえで実に価値のあるものでした。ベータ テスターのみなさんの貢献により、高品質の製品を何億ものユーザーに提供できるようになりました。私たちはすでにまとめられている計画に従っており、この投稿は計画について新しいニュースや変更を発表するものではありません。多くの人は ベータ 版を使用中だと思われるので、アップグレードに関する RC (Release Candidate) 版の動作についての注意を申し上げたいと思います。もちろん、私たちは RC 版に対し、自ら課したスケジュールに従って懸命に取り組んでいます。

ベータ プロセスの大部分は、できるだけ多くの「実世界」のシナリオやエクスペリエンスをカバーし、そのエクスペリエンス全体を遠隔測定でモニターすることです。エンジニアにとって最も挑戦的な分野のひとつに、ある Windows リリースから他の Windows へのアップグレード プロセスがあります。考えてみてください、アップグレードを行う前、基本的にシステムのすべてを「知る」ために、一度に膨大な量のコードを実行しなければなりません。Windows 7 の開発中、何百回とオリジナル OEM イメージの Windows Vista からのアップグレードを日常的にテストし、そしてアップグレードの成否を検証するために自動テストを実施しました。また、何千ものアプリケーションと何千ものデバイスについても、アップグレード プロセスで正しく移行できるかテストしました。

多くの人は Vista が動いていた PC に Windows 7 ベータ版をインストールしていました。遠隔測定でそれが判明し、それに対応してきました。ベータテストの期間中、アップグレードのエクスペリエンスを改善し続けることができたと信じています。同様に、遠隔測定によると、大多数の人は新しいパーティションに新規インストールしていました。この遠隔測定を通して、デバイスのエコシステムと、どのドライバーがすでにあり、どれが足りないかがわかりました。また、ボタンやコネクター、その他のハードウェア コンポーネントのサポートを有効にするために、(XP または Vista からの) ドライバーやアプリケーションのインストールが必要な PC に固有の機能についてもわかりました。あわせて、私たちはセットアップ エクスペリエンスの広いエリアをカバーできました。

また、(何百万もの) 多くの人は Windows 7 ベータ版を常時使用していることもわかりました。みなさんは最新版を心待ちにしていらっしゃることでしょう。みなさんは、すべてのアプリケーションをインストールし、システムを設定してカスタマイズされてきました。そして、RC 版を入手して、すぐにでも ベータ版からアップグレードしたいと思っていらっしゃることでしょう。しかしながら、RC 版は、実世界のシナリオで製品を検証するために、広範囲で使用されることを目的としています。そのため、みなさんには、既存の ベータ版からアップグレードするのではなく、Vista イメージの状態に戻してからアップグレードまたは新規インストールされることをお勧めします。それは再インストール、再カスタマイズ、再設定、などを意味することはわかっています。そして、それはとても面倒なことです。しかし現実は、あるプレリリース版から他のプレリリース版へのアップグレードは重きを置いているシナリオではありません。なぜなら、それは実世界のユーザーが体験することではないからです。開発中、製品 (の中身) に変更を加えますが、私たちが「ビルドからビルド」へのアップグレードと呼ぶものに対して、常に互換性があるとは限りません。サポートされたアップグレードのシナリオは、Windows Vista から Windows 7 です。ビルド間のアップグレードが絶対に必要であれば、そのメカニズムを提供したいと思いますので、このブログのコメント セクションへ移動する前にお読みください。開発チームのメンバーの一員として、また ベータプログラムの参加者として、みなさんには、実世界のセットアップを体験し、実世界の遠隔測定データを提供してくださるようお願いいたします。

下記の手順を踏むと、アップグレードに奇妙な現象に遭遇するかもしれません。マイクロソフト社内でもたまに経験しますが、問題を突き止めて修正することはしていません。なぜなら、この問題は一回限りのプレリリース版での作業でしか現れないので、他のバグに時間をかけたいからです。ときどき、私たちがオフィシャルにリリースしていないビルドを使用して、アップグレード後の「不安定さ」について不満を言っているブログを見かけます。が、たいがいの問題は、ビルド間の問題によるものです。メッセンジャー クライアントが動かなくなった、プリンターやデバイスが「消えた」、スタート メニューのショートカットが2重になっている、といったことを言う人を見てきました。多くの場合は問題になりませんが、最悪の場合はソフトウェアやデバイスをインストールしなおさなければなりません。

私たちは決定論的で、実世界で役に立つ製品を作ろうとしているだけです。実世界と言ったとき、多くの人は Windows XP からのアップグレードがどうなるか疑問に思っているでしょう。それについては、これまで多くのフォーラムで説明してきたように、計画に変更はありません。このプロジェクトを始めた時、XP からの「アップグレード」はすばらしいエクスペリエンスをもたらさないであろうことがわかりました。なぜなら、PC の設定方法 (アプレット、ハードウェア サポート、ドライバー モデルなど) に膨大な変更があり、それらを Windows 7 へ持ち越してサポートするのは、新規インストールするほど高品質な結果になりそうにないからです。このことは、多くの人がわかっていて、すでに経験されていることです。私たちはファイルや設定の移行のサポートを提供し、セットアップ時にも指示するようにする予定ですが、アプリケーションは再インストールする必要があるでしょう。あるユーザーにとっては、このトレードオフは割が合わないものかもしれませんが、先行投資する時間は十分に価値のあるものだと思います。

RC より前のビルドからアップグレードしようとしたとき、実際にはできなくて、そのまま終了しないといけないということがわかるでしょう。新規インストールは可能で、もしアカウント、設定、ファイルなどを移行したければ Windows Easy Transfer の機能も使用可能です (もちろん、現在インストールされているところから起動します)。バージョン チェックをスキップするには、下記の手順のように企業ユーザーのために用意されているメカニズムを使用します (私たちもこれはテストしています)。単純なコマンド ライン スイッチではありません。わざと複数の手順にしたわけではなく、実績があり、ドキュメント化され、テストされたメカニズムを使うことにこだわりました。

この説明書は簡略版です。これを読まれているみなさんは、経験豊かで精通したベータテスターですから、いかなる OS でもインストールを実行する前にはいつもマシンのバックアップを取ることと、OS を自分のデータが 1つしかない環境ではテストしないことはご存知でしょう。プレリリース製品をテストするということはそういうことです—これはテストであり、正式にリリースする前のものです。たとえ、RC (製品候補) 版であったとしても、まだ製品はテスト中です。私たちは非常に強い自信がありますが、万が一エラーが発生するかもしれないので、みなさんには通常のプレリリース製品と同様に予防策を講じるようお願いいたします。

関連した注意事項として、Microsoft からオフィシャルにリリースされたビルドのみをインストールすることがあげられます。「最先端」のビルドを入手することは常に心をそそることですが、そのビルドに対して何がされているか本当のところはわかりません。最新のものを手に入れるのはワクワクしますが、定量化すらできないリスクも伴います。RC では、ハッシュ値またはそのほかの方法でビルドを認証できるようにする予定ですが、ベストな方法は常に Microsoft から直接ダウンロードすることです。

下記は、もし本当に必要なら、プレリリース アップグレードのチェックをスキップするための方法です。

  1. ISO イメージをダウンロードし、DVD に焼きます。
  2. アップグレードを実行したいストレージの場所 (ブート可能なフラッシュ ドライブ、またはプレリリース ビルドが動いているマシンのいずれかのパーティション内のディレクトリ) に全イメージをコピーします。
  3. [sources] ディレクトリに移動します。
  4. メモ帳などのテキスト エディターで cversion.ini ファイルを開きます。
  5. MinClient のビルド番号を、古いビルド番号より小さい数字に変更します。たとえば、7100 を 7000 に変更します (下記の図を参照)。
  6. ファイルを同じ場所に同じ名前で保存します。
  7. この変更したイメージから、通常どおりにセットアップを起動します。するとバージョン チェックがスキップされます。

clip_image002_2[1]

同様の手順が、RC のマイルストーンから RTM (最終製品) のマイルストーンへ移行する際にも必要になる予定です。

繰り返しになりますが、多くの人 (Microsoft 社内の何万人も含めて) は、Windows 7 のプレリリース ビルドを基幹業務や毎日の仕事で頼りにしており、この手順は決して便利とはいえないことはわかっています。私たちは非常に高品質な製品を提供するために一生懸命取り組んでおり、このテストの最終段階ではできるだけ実世界のシナリオをサポートするようにしたいと考えています。つまり、ビルドからビルドへの上書きアップグレードは、そのようなシナリオではないのです。同時に、ベータ版の時みなさんは大変すばらしかったので、少なくとも、自身の専門性を活用して十分な説明を受けたうえで、アップグレードをどう処理するかについて選択のチャンスを提供したいと思いました。

私たちは常に、リリース前後の興奮やプレリリース版の実行を選んだ人々のサポートや熱意を謙虚に受け止めています。私たちはプレリリース版を実行するために費やされたみなさんの時間や努力に対して大変感謝しています。お返しに、製品の進化の各段階で、すばらしいリリースを提供したいと思っています。次は RC です。では、そこでお会いしましょう!

ありがとうございます!

--Windows 7 チーム

追伸: 上記の手順 1 において、多くの人は「なぜ DVD に焼かないといけないのか? ISO をマウントするだけではいけないのか?」と思われるかもしれません。そのようなフィードバックをこれまでにもいただいており、それは当然のことです。Windows 7 にはこの機能はありませんが、あるべきだと思っています。マウントするためのサードパーティー製のツールがいくつかあるので、Vista のイメージがあれば、PC にそのようなツールが付いてきているかもしれません。

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Windows 7 でのタッチ

初めて Windows 7のエンジニアリング プレビューを提供し、D: All Things Digital Conference にてタッチ インターフェイスのパラダイムをサポートするためにどんな作業をしているか紹介して以来、Windows 7 のエンジニアリングは大きな発展を遂げました。私たちは Windows 7 のタッチ シナリオの開発についての議論を始めることにしました。なぜなら、この利点を最大限に生かすためには、エコシステム全体の長期間にわたる努力が必要だからです。Windows 7 では、タッチ サポートは Windows XP 上で動作する TabletPC から始まった入力技術の進歩に基づいて設計されています。Windows 7 のタッチは、ハードウェア、ドライバー ソフトウェア、 中心的な Windows のユーザー エクスペリエンス、そしてもちろんアプリケーション サポートの向上を必要としています。オープン プラットフォームでサポートすることにより、ユーザーおよび開発者はハードウェア、ソフトウェア、および PC のフォーム ファクターの幅広い選択肢を持てるという利点があります。かなりの人がタッチについて少々懐疑的で、指紋がモニタに付くとかそのようなコメントをよく見かけます。しかし、ハードウェアが進化するにつれてタッチは広く普及し、あるフォーム ファクター (たとえば、病院や売店や店頭の壁掛けディスプレイ) にとっては、メインの入力方法になると考えています。また、コンバーチブル型ノート PC(通常のノートPCとタッチパネルPCの両方の特長を持ついわゆる「キッチン PC」)で何か読むなど、たくさんのシナリオを豊かに増大させる可能性も秘めています。私が最近好きなことのひとつは、PC ショップで、 all-in-one でタッチ機能の付いたデスクトップ PC を触り、そしてまた他の all-in-one PC のスクリーンを触って試している人を見ることです (ただし、PC が反応していない時を除いてですが)。スクリーンをタッチするという概念は、予想以上に速く、第二の天性になりつつあるようです。この投稿はこの議題に対する初めてのブログです。タッチ チームの数名による共同作業で、Reed TownsendDave Matthews、および Ian LeGrow がメインで書きました。 -Steven

Windows Touch (タッチ) は PC との対話を強化するために設計されています。この 2 年間、タッチに力を入れてきた私たちは、Windows 7 でこの機能を使えるようにできることを大変うれしく思います。このブログでは、Windows をタッチ可能にするために行ってきたことについてお話しする予定です。次のような、さまざまな方向から見ていきます: コア Windows UI への主要な改良、主要なエクスペリエンスでのタッチ用の最適化、堅牢で信頼性の高いタッチ PC を提供するためのハードウェア パートナーとの連携、そして、アプリケーション用のマルチタッチ プラットフォームの提供。

Windows をタッチ可能にするMaking Windows Touchable

Windows 7 では、タッチ機能を使用した Windows エクスペリエンスを強化し、マウスやキーボードと並んでタッチが PC と対話するための第一級の方法になるようにしました。私たちは一般的な動作に重点を置き、タッチを念頭に置いて注意深く磨きをかけました。ユーザーのみなさんは PC と直接対話する上で自由があります。たとえば、Web ページに手を伸ばし、ゆっくりスクロールし、そしてすばやく下まで動かす、といった操作ができるべきです。創造的なソフトウェア開発者によるタッチに最適化された新しいアプリケーションにより、写真を見歩いたり、地球をブラブラしたり、気に入ったゲームの中で悪者の後を追ったりすることに没頭できるようになります。

このタッチ可能なエクスペリエンスを提供するにあたり、タッチ用のサブセットではなく、Windows 7 の完全なエクスペリエンスを確実に得られるようにしました。Media Center のように Windows の UI を完全に置き換えるようなタッチ UI、いわゆる Windows 用の「タッチ シェル」を新規に作っているのかと質問を受けてきましたが、ベータでご覧になったように、Windows のエクスペリエンスを通じてタッチ機能をもたらし、必要に応じて最適化されたタッチ インターフェイスを提供することに重点を置いています。タッチ固有のアプリケーションのみを起動するためのタッチ シェルではユーザーのニーズは満たされないでしょう。と言うのも、「タッチ」モードとWindows アプリケーションの間で何度も切り替えなければならないからです。その代わり、全体のエクスペリエンスを増大させ、その結果 Windows がタッチを使って非常によく動作することに全力を注ぎました。

この目標をサポートするために、私たちはさまざまなアプローチ – あるものは広く、またあるものはピンポイントな - をとりました。

  • タッチ ジェスチャ: Windows 7 には、たくさんの既存アプリケーションで動作するシンプルなタッチ ジェスチャのセットがあります。これには、基本的なタップとドラッグのほかに、スクロール、右クリック、戻る、進む、ズーム、回転などがあります。ジェスチャがどう動作するかについての詳細は、後ほど説明します。
  • 改善された High DPI サポート: Windows 7 では High DPI サポートが改善されました (High DPI に関するブログの投稿をご覧ください)。タッチに対する大きなメリットは、UI の要素が意図されたサイズに近い大きさで表示されることです。多くの場合、より大きく表示されるので、小さいボタンやリンクなどにタッチでアクセスしやすくなります。
  • 改善されたウィンドウ管理: 更新されたタスクバーとウィンドウの整列機能は、Windows がタッチで使いやすくなることに大きな役割を果たします。下記のような、かすかな、しかし重要なタッチの最適化があります:
    • タスクバーのボタンと縮小表示はタッチで押すのに理想的なサイズになり、特定の動作はタッチ入力用に調整されました。たとえば、Jump List へはタスクバーから単純にドラッグするだけでアクセスできますし、タッチで開く際には Jump List のショートカットは選択しやすいように上下方向に間隔があきます。
    • Aero プレビューはタッチで使いやすいように調整されました。[デスクトップの表示] ボタンの幅は 2 倍になり (Windows タッチ PC を使用中だと目で見てわかる唯一のしるしです)、マウスでポイントする (タッチではできませんが) 代わりに、ボタンを押した状態にすることにより Aero プレビューを有効にできます。
    • ウィンドウのサイズ調整や移動が Aero Snap で簡単に行えるようになりました。ただウィンドウをスクリーンの端にドラッグするだけです。そのうえ、特別のタッチ基準で調整されているので、スクリーンの完全な端にドラッグする必要はありません。タッチ用にバランス調整されています。
  • 主要なエクスペリエンスの改良: トップクラスのブラウジングおよびメディア活動は最適化されたタッチ エクスペリエンスを提供するように改良されました。IE8 は、コアのタッチ ジェスチャ (スクロール、戻る、進む、ズーム) およびドラッグ ダウンすることにより開く最適化されたアドレスバーをサポートし、[お気に入り] や [履歴] をタッチで開くと選択しやすいようにリスト中の項目に間隔があきます。Windows Media Player では、トランスポート コントロール (再生、ポーズなど) の大きさは変わりませんが、クリックして反応する領域が広がり、タッチでより使いやすくなりました。
  • タッチ キーボード: スクリーン キーボードは、文字が指で隠れていても見えるように光って反応したり、自然なタイピング動作やキーの組み合わせのためのマルチタッチをサポートしたりするように最適化されました。これらは URL の入力などがすばやくできるように設計されました。

全体的に、Windows のタッチ機能は素晴らしい エンド ツー エンド エクスペリエンスを提供できるように設計されています。たとえば、IE8 での目標は、シームレスなタッチによるブラウジング エクスペリエンスを提供することであり、パン、ズーム、URL の入力、およびその他のインターフェイスの強化が含まれます。このため、タッチの新規機能はすべてマルチタッチ デジタイザーの存在が必須です。これについては、後で詳しく説明します。

ジェスチャ

Windows タッチのジェスチャとは、タッチ機能を使用しながら Windows やアプリケーションと対話するために使用する基本的な動作のことです。先に述べたように、ジェスチャは Windows のコアに組み込まれているため、すべてのアプリケーションで動作するように設計されています。タッチを全く考慮していないようなものでもです。

私たちのジェスチャに対するモットーは、「予測通り + 信頼性 = 習慣」でした。予測通りであるためには、動作は結果に関連してなければなりません。たとえば、コンテンツを下にドラッグしたら、コンテンツは下へ移動するべきです。信頼できるものであるためには、ジェスチャはどこでもほぼ同じ動作をしなければなりませんし、道理にかなったバリエーションの中で反応がよく堅牢でなければなりません。この条件が満たされれば、人は習慣を身につけて、意識的に考えることなくジェスチャを使うようになるでしょう。

Windows 7 では、私たちは意図的に、システム全体のジェスチャの小さなセットに重点を置きました。セットを小さくすることにより、誤認識によるエラーを減らし、より信頼性の高いものにすることができます。また、ジェスチャを確認するデータは少ししか必要でないため、待ち時間を減らしました。さらに、小さければ私たちも簡単に覚えておけます! コアのジェスチャには以下のものがあります:

  • タップ、ダブル タップ – クリックするためにタッチして放します。これはもっとも基本的な動作です。また、ダブルタップでファイルやフォルダを開くこともできます。タップの反応エリアはマウスよりも大きく調整されています。どこでも機能します。
  • ドラッグ – スクリーン上でタッチし、指をスライドさせます。マウスでドラッグするように、デスクトップ上でアイコンを動かしたり、ウィンドウを移動させたり、(左や右へドラッグすることにより) テキストを選択したりします。どこでも機能します。
  • スクロール – スクロール可能なウィンドウ上で、コンテンツの上で (スクロールバーの上ではありません!) 上方向や下方向へドラッグします。基本的なようですが、遠隔測定によると、ベータで最も使用された (そして、最も役に立つ – スクロールバーを操作するよりはるかに簡単です!) ジェスチャです。より自然な対話にするために、ページを放ると慣性が働き、最後のページに到達すると少し跳ね返ります。スクロールは Web や電子メールではもっとも一般的な動作のひとつですが、ページをドラッグおよび放る機能はタッチの長所ともいえるぴったりの組み合わせです (単純にスクリーン上ですばやくドラッグする)。スクロールは 1 本または複数の指で可能です。一般的なスクロールバーを使用するほとんどのアプリケーションで機能します。
  • ズーム – 2 本の指でつまむか放すかして、ドキュメント上で拡大および縮小します。写真を見たり、小さなノート PC でドキュメントを読んだりするときに便利です。マウス ホイールによるズームをサポートしているアプリケーションで機能します。
  • 2 本指でのタップ – 2 本の指を同時にタップすることにより、ジェスチャのほぼ中央を拡大したり、デフォルトのズームに戻ったりします。ハイパーリンク上で拡大するのに優れています。サポートするために、アプリケーションはコードを追加する必要があります。
  • 回転 – デジタル写真上の 2 か所をタッチし、本物の写真のようにひねって回転させます。サポートするために、アプリケーションはコードを追加する必要があります。
  • フリック – ブラウザーおよびその他のアプリケーションで、左方向または右方向へフリックして (はじいて)、戻ったり進めたりします。[戻る] および [進む] をサポートしているほとんどのアプリケーションで機能します。
  • 押した状態の維持 – 右クリックをするために、しばらくスクリーン上で指をそのままにし、アニメーションの後に指を離します。どこでも機能します。
  • 押しながら 2 番目の指でタップ – 右クリックをするため、マウスやトラックパッドの右ボタンをクリックするように行います。どこでも機能します。

タッチのジェスチャは、実際に機能しているところを見ていただくのが最も効果的でしょう。そこで、ジェスチャを実際に動かしているところを紹介した簡単なビデオをどうぞ。

Windows 7 タッチのデモ

ジェスチャを信頼性のあるものにするため、実際のユーザーにプレリリース版でタッチのジェスチャを使用してもらい、そのサンプルを基にジェスチャ検出エンジンを調整しました。この調整されたジェスチャは、RC 版でご覧いただけます。調整には厳格なプロセスが伴います。手書き認識のデータ収集と同様に、有志による生のタッチ データを記録するツールがあり、スクリプトで設定された一連のタスクを行います。私たちは何百人もの人から何千ものサンプルを収集しました。このデータは問題や改良の余地がないか、ふるいにかけられます。このシステムの良いところは、ジェスチャ エンジンに変更を加えた後、テスト データを再利用して、改善点を確認したり他の分野でのリグレッション (以前は動作していたものが動作しなくなること) を防いだりできることです。

この結果、いくつかの重要な最適化がもたらされました。たとえば、ズームと回転は紛らわしい場合があることがわかりました。ズーム ジェスチャは回転を使用しないアプリケーションのみで検知するようにしたところ、ズームの検知が 15% 向上しました。

image_4[1]

さらに分析したところ、短いジェスチャは認識されないことが多いことがわかりました。ジェスチャ認識の学習機能は、ユーザーがどんなジェスチャをしたか検知するのに、100 ms または 5 mm に相当するデータが必要とされていました。当初、あまりに早い段階でどのジェスチャか決定するのは誤認識をひきおこすのではないかという懸念により、これらの値が設定されました。しかし実際は、収集したユーザー データを見ると、この値は完全になくせることがわかりました – というのも、ジェスチャ認識の学習機能はあいまいな状況でもちゃんと動作していたのです。変更を加え、収集したジェスチャ サンプル データで再テストしたところ、ズームと回転の検知はそれぞれ約 6% 向上し、短いスクロールに至っては 20% 近くも (!) 向上したことがわかりました。

ジェスチャをサポートする

ジェスチャは、タッチを気にしていない多くのアプリケーションでも適切に応答するような方法でシステムに組み込まれています。マウスやマウス ホイールをシミュレートするデフォルト ハンドラーを作ることにより、これを実現しました。一般的には、これにより大変素晴らしいエクスペリエンスがもたらされますが、一部のジェスチャがスムーズに動かなかったり全く動作しなかったりするアプリケーションも存在します。そのような場合、アプリケーションはジェスチャのメッセージに対し、直接的に応答する必要があります。

Windows では、いくつかのエクスペリエンスでジェスチャが使用できるようになっていました。IE8 では相当な手間をかけて、スクロールとズームがスムーズで、[戻る] と [進む] がワンタッチで使えるようにしました。Media Center はタッチに理想的な完全にカスタマイズされたインターフェイスを持っていますが、ジェスチャとホーム スクリーンにスムーズなタッチ スクロールを追加しました。XPS ビューアは、ドキュメント表示アプリのお手本となるようなジェスチャ サポートを持っています。スクロールとズームは期待通りに動きます。1 ページを超えて拡大すると、ページはタイル表示になり、一度にたくさん見られます。そのように拡大しているときに、ページ上をダブル タップすると、そのページのデフォルト ビューにジャンプします。2 本指でタップすると、倍率 100% の表示に戻ります。このような予測可能な動作はじきに習慣となるでしょう。

ハードウェア エコシステムとの連携

Windows エコシステムの大きなメリットは多様性で、いろいろな形やサイズの PC があります。さまざまな種類の PC で Windows タッチのエクスペリエンスが素晴らしいものになるよう、Windows Logo の一環として Windows タッチ用の測定方法およびテストを規定しました。私たちは Windows 7 開発の当初より、タッチ ハードウェアに関係するパートナーと一緒に要件を定め、リリースに対して準備が整うように協働してきました。

私たちは、根本的なハードウェア技術の摘要を提供するアプローチをとりました。まず、タッチ機能をうまく有効にするための要件を基に、精度、サンプル レート、解像度といったデバイスの量的側面の要件を指定しました。たとえば、[閉じる] ボタンなど共通した UI 要素に問題なくアクセスするために必要なデバイスの精度の値を決めたり、高品質なジェスチャ認識のために必要なサンプル レートや解像度はどのくらいかを決めたりしました。

要件は Windows Touch ロゴ プログラムの基礎を成しています。一般ユーザーにとって、ロゴは PC やそのコンポーネントは Windows 用に最適化されていることを示すものです。タッチ デジタイザーにはコンポーネント レベルのロゴが適用されますが、これは OEM メーカーが優れたタッチ エクスペリエンスを提供できるデバイスの選考に役立ちます。

量的な要件に基づき、対話型のテスト パッケージを構築しました。これは 43 個のテストからなり、異なる条件下で核となる要件を検証します。画面上のさまざまな場所での一点の精度テストがあります。特に角は精度面では厳しいのですが、Windows にとっては重要です。ほかにも、下記のスクリーン ショットにあるような、スクリーン上に線を描きながら精度を測るような動的なテストがあります。このテストでは、タッチ機能を使用して、2 本の線を黒い線に沿って始点から終点まで同時に描画します。タッチのトレースは、始点から終点までの間、黒い線の 2.5 mm 以内を保たなければなりません。下記の最初の画像は、トレースがずっと緑で (見づらくて申し訳ありません – 大画面の長いトレースを縮小したものです)、テストに合格したことを示しています。

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1: Windows 7 タッチのロゴ テスト ツールで線描画の精度テストに合格

すべてのデバイスがテストをパスするわけではありません。下のスクリーンショットはパスしなかったデバイスのものです。黒い線から外れたところが赤くなっていますが、ノイズがあります。ロゴを取得するためにはこのエラーを解決する必要があります。このようなエラーはジェスチャの誤認識につながります。

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2: Windows 7 タッチのロゴ テスト ツールで線描画の精度テストに失敗

テストの再現性を確実にするため、トレース用に穴の開いたプラスチック製の器具を作りました (下記の写真を参考)。この特別の器具は 5 つのテストで使用され、弧をトレースしながら精度を測定します。

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3. トレース用に穴の開いたプラスチック製のテスト器具

現在、テストツールはパートナーに提供されており、そのうち数社とは、デバイスのパフォーマンスが要件を満たすように調整し、すばらしいタッチのエクスペリエンスを提供できるよう、緊密に作業しています。また、ロゴ用に申請されたデバイスをテストするため、社内にテスト施設を設けました。

RC で、OEM メーカーおよびハードウェア メーカーは、Windows 7 用に設計されたシステムのロゴ プロセスを最終決定できるでしょう。すでにいくつかのハードウェア パートナーからは、テスト用にデバイスとドライバーを提供していただいています。

ソフトウェア開発者用の Windows タッチ

ソフトウェア開発者用のタッチ プラットフォームについても少し触れておきたいと思います。Windows 7 はアプリケーション用に表現力豊かなタッチ プラットフォームを提供します。ジェスチャについてはすでに説明しましたが、開発者がタッチのエクスペリエンスを完全に制御できるような、より下位レベルのプラットフォームもあります。「Good」、「Better」、「Best」のソフトウェア スタックで考えてみます。

Good

「Good」には、タッチ機能を考慮していないアプリケーションが、Windows 7 から何もせずに得られるものが入っています。Windows は、多くのジェスチャに対してデフォルトの動作を提供しており、ユーザーの入力に対する応答としてアプリケーション内でこれらの動作を始動させます。たとえば、ユーザーが、タッチ機能を考慮していないウィンドウ上でタッチ スクロールしようとした場合、さまざまな種類のスクロールバーの存在を検知して、スクロールすることができます。同時に、ユーザーがズームしたときは、多くのアプリでズーム ジェスチャの近似値を提供するメッセージを出します。開発者の方は、標準的なスクロールバーを使用したり [Ctrl] + マウス ホイールのメッセージに応答することにより、デフォルトのジェスチャが機能していることを確認できます。

Better

「Better」は、アプリをよりタッチに適したものにするための、直接的なジェスチャ サポートの追加や、そのほかの小さな動作、UI の変更に重点を置いたものです。例として、新しい WM_GESTURE (準備中の MSDN ドキュメント) という Win32 ウィンドウ メッセージがありますが、これはアプリケーションにそのウィンドウ上でジェスチャが実行されたことを知らせます。それぞれのメッセージには、ユーザーがスクロールまたはズームした長さやジェスチャの中心はどこかといったジェスチャに関する情報が含まれています。

ジェスチャに直接応答するアプリケーションは、どのように動作するかを完全にコントロールできます。たとえば、デフォルトのタッチ スクロールは、主に縦方向にスクロールし (Web ページやドキュメントなど)、横方向へのドラッグはスクロールより選択のケースが多い、テキスト中心のウィンドウで機能するように設計されています。ほとんどのアプリケーションはこれでうまく動きます。しかし、主なスクロール方向が横のアプリケーションでは、このデフォルトは覆されなければならないでしょう。また、一部のアプリケーションでは、デフォルトのスクロールはずんぐりと見えるかもしれません。マウス ホイールではよいかもしれませんが、タッチでは不自然に感じられます。さらに、境界の端までのスクロールを調整したくなるようなアプリケーションもあるでしょう。たとえば、表計算のセルや、一覧の写真などです。IE8 には、リンクをクリックする代わりにドラッグすると、新しいタブで開くようなカスタマイズされた動作があります。

ジェスチャに加え、タッチが使用中か確認することにより、アプリケーションがタッチ用に使える微妙な最適化があります。Windows でのタッチ動作の微妙な最適化の多くは、このような形でもたらされます。Jump List のアイテム間の広い間隔、ウィンドウの整理を起動するための大きなホット スポット、デスクトップ上の Aero Peek ボタンを押してそのままの状態にする動作はすべてマウスを考慮して書かれた機能ですが、タッチでアクティブになった場合は少し異なったパラメーターを使用します。

Best

「Best」のカテゴリに入るアプリケーションまたは機能は、すばらしいタッチ エクスペリエンスのために一から設計されたものです。このカテゴリのアプリは、WM_TOUCH という生のタッチ データをアプリケーションに提供するウィンドウ メッセージをベースに構築されています。開発者はこれを、コアのシステム ジェスチャ以上のことをし、アプリケーション用にカスタマイズされたジェスチャ サポートを構築するのに、使用できます。また、タッチ入力の (たとえば、ラスター編集アプリケーション)、カスタム コントロールの構築、そのほかまだ考え付いていませんが (!) さまざまなことを実現します。

また、Surface から Manipulations (操作)Inertia (慣性) API の COM バージョンも提供しています。Manipulations API は任意数の指がオブジェクト上にある場合の対話を単純な 2D アフィン変換へ簡略化し、複数の対話が同時に発生できるようにもします。たとえば、写真編集アプリケーションを書いているとして、好きな数の指を使って 2枚の写真を同時に掴み、アプリ内で写真を回転、サイズ変更、平行移動させることができます。Inertia はアプリケーション用のとても基礎的な物理モデルを提供し、上記の例では、写真を「放り投げた」ときに減速して自然に止まらせることができます。

タッチのショーケース

すでにデモしましたが、対話型の地球儀である Microsoft Surface Globe はSurface の取り組みと協力して成されました。地球を回転させるのは実物の地球儀から想像されるように動作しますが、タッチ可能な地球儀では、掴んで景色を拡大、回転、およびあちこち移動するために伸ばすことができます。地球儀と交流して世界を探索するのが主な UI で、タッチで使用するのが非常に簡単です。検索や地図にマーカーを追加するといったその他の機能もタッチを考慮して設計されました。

お話したものがどんなものかわかるビデオをどうぞ。

Windows 7 タッチの Surface Globe のデモ

私たちは、タッチ向けに最適化された新しいユーザー インターフェイスや対話を見るのを大変楽しみにしています。もしタッチアプリケーションを書いたり既存のアプリにタッチ サポートを追加することをお考えであれば、まず MSDN のドキュメントやサンプルから始めるとよいでしょう。

次は何か?

RC ではいくつかのタッチに関するアップデートがあります。Windows 7 の Beta 版をお持ちであれば、複数のタッチ ポイントをサポートする PC を使用してタッチ機能を実験することができます。今日あるマルチタッチ PC は、Windows 7 の要件が定義されるのと同時に開発されたので、Windows 7 の要件をサポートしているとは思いますが、PC メーカーのみが Windows 7 用のロゴ認定されたドライバーを提供し、Windows 7 での動作をサポートすることにご注意ください。このことを念頭において、現在、市場にはいくつかのマルチタッチ PC があります。

  • HP TouchSmart All-in-One PCs (IQ500 シリーズ & IQ800 シリーズ)
  • HP TouchSmart tx2 Tablet PC
  • Dell Latitude XT または XT2 Tablet PC

Windows 7 Beta が動いているこれらの PC でマルチタッチ機能を有効にするには、最新のマルチタッチの Beta 版ドライバーを使用するようにしなければなりません。ただし、これらはリリース前のドライバーであり、Microsoft、Dell、HP のいずれもサポートしていません。また、繰り返しになりますが、最終版になる前に、先に述べたように Windows ロゴのプロセスを通らなければなりません。

  • HP TouchSmart All-in-One PC の場合: リリース前のドライバーは Windows Update から入手可能です。Windows 7 Beta をインストールした後、スタート メニューから [Windows Update] を開きます。左にある [更新を確認する] リンクをクリックして、ドライバーを見つけます。現在は “カスタム” なので、インストールする前に選択しなければなりません。もうひとつの方法として、NextWindow Web サイトからダウンロードすることもできます。
  • Dell Latitude XTXT2 および HP TouchSmart tx2 Tablet PC の場合: ドライバーは N-Trig’s Web サイトから入手可能です。N-Trig はこれらの PC に入っているデジタイザーを作っている会社です。(リリース ノートをお読みください。ペン サポートなし – RC では修正される予定です – など、知っておくべき制限事項があります。また、Windows Vista と Windows 7 の切り替え方法も書かれています。).

シングルタッチ PC についてもよく聞かれます。シングルタッチ PC は Windows 7 でも動くでしょうか? タッチ用のハードウェアには多くの種類があり、また多くのスクリーンや PC がシングルタッチの機能を提供しています (通常 抵抗膜方式タッチ テクノロジに基づいています)。シングルタッチ PC は Windows 7 上でも Windows Vista で動作いていたのと同じ機能性を持ちますが、この機能性は Windows 7 の性能にあわせて拡張されることはありません。先にも述べたように、Windows 7 の Windows タッチは、すぐれたエンド ツー エンドのタッチ エクスペリエンスをもたらすために動作するタッチ機能強化の集合体 (そのうちのいくつかはマルチタッチを必要とする) から成っています。

フォーム ファクターが変わり、ユーザー インターフェイスに対する要求も変わるにつれ、入力方式も変わって成長しました。私たちは、タッチがユーザーに提供するユニークなメリットや、PC が使用される新しい場所や方法にワクワクしています。あらゆるフォーム ファクターおよび価格の PC がタッチ サポートを提供し、その結果、すべての PC が Windows 7 の全性能を活用できるようになればよいと期待しています。

Windows 7 は、キーとなるシナリオでマルチタッチを効率よく使用できるように、一方で今日みなさんが使用しているマウスやキーボードの延長として直観的に、自然に使えるように設計されました。

では、また!

- Windows Touch チーム

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Windows の検索をエンタープライズ データ ソースと統合する

Windows のエクスプローラーはあらゆる種類のコンテンツを検索して見つけられるように進化しました。Windows Vista では、みなさんの多くは検索機能を (計測データによると) スタート メニューからか、エクスプローラーの検索ボックスから使用されていました。フォルダの階層を注意深く管理しながらファイル名だけを頼りに探し、何がどこにあるか覚えていられたのは昔のことです。しばしば対象 (音楽プレーヤー、メール ソフト、写真ソフトなど) に特定の検索に頼ったりしますが、Windows Vista Windows 7 ではネームスペース内およびネームスペースにわたり検索することが可能となりました。この投稿は、PC およびエンタープライズの設定がなされているサーバーでさえ検索できる「検索」に関する新しい機能についてです。「Find and Organize」チームのプログラム マネージャである Alwin Scott、および開発者である Brandon がこの投稿を書きました。 -- Steven

探し物を見つけます

検索するにしろ、ブラウズするにしろ、Windows エクスプローラーの目的は探し物を見つけることで、いったん探し物が見つかると、それで何かを行います (たとえば、コピーしたり、開いたり、削除したりなど)。自分の PC やホーム ネットワーク上に存在するデータについては、Windows 7 ではこれまでよりずっと簡単で豊かなエクスペリエンスを提供するためにホームグループとライブラリ (これについては今後私たちのチームから投稿がある予定です) に力を注ぎました。しかし、これでおしまいではありません。この数年間、企業ユーザーの重要なコンテンツがSharePoint といった集中型のコンテンツ ストアに移動している (または情報集約している) のを見てきました。これらの製品は概して、チーム コラボレーション、ドキュメントのバージョン管理やワークフロー管理、ファイル保管、施策の保持、その他 IT 管理者が喜ぶような集中管理用の機能性など、すばらしい性能が備わっています。

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企業の重要なデータは、ローカルのマシン、さまざまな集中型のコンテンツ
ストア、およびファイアウォールの向こうにもあります

しかし残念なことに、これはユーザーに、それぞれの新しいコンテンツ ストアのユーザー インターフェースについて勉強しなければならない (しかも多くの場合、ドラッグ アンド ドロップなどのデスクトップで慣れ親しんだ機能は使えない) といった負担をかけることになりました。また、共同作業に重点を置いているので、サイトは組織的に大きくなり、特定のドキュメントがどこに保存されていたか覚えるのが難しくなり、その結果ドキュメントが必要になるたびに長いリストを次から次へと見て探さなければなりません。企業ユーザーは、通常の Windows ワークフローから離れることなく、さまざまなデータ ストアにある重要なコンテンツを見つけるのを簡単にするソリューションを求めていました。

この傾向および、コンテンツ管理とコンテンツ インデックス Web サービスが統合されていない状況から、私たちはソリューションを開発するにあたり以下の指針を使用しました:

  • 使う人にとって自然。 ユーザーは、さまざまなコンテンツ ストアにあるデータを見つけて作業するのに、より一貫性のあるエクスペリエンスを求めている。そして、ローカルとリモート (離れた場所) にあるコンテンツのエクスペリエンスを「重ね合わせる」ことにより、乗り越えさせて欲しいと思っている。
  • IT 管理者にとって展開が容易。 IT 管理者はコードを展開するのを嫌い、管理が容易であまり世話のかからないソリューションを望んでいる。同時にユーザーは長くて面倒なインストール プロセスや、新規に検索場所をセットアップしようとするたびにサポートを必要とすることなく、ソースに接続したいと思っている。
  • 開発者にとって導入が容易。 Developers開発者は自分の提供物に対して、すばやくかつ簡単にこの機能を有効にしたいと思っている。IT 技術者は特定のサーバー テクノロジーに固定されたくないので、サポートが必要なデータ ソースがたくさんある。

統合検索の構築を選択する

統合検索はこれらの課題を対処する唯一の方法ではありませんでした。しらみつぶしのアプローチは既存の Windows 検索インデックス技術で用いられていましたが、これをコンテンツ ストアに対しても使用します。つまり、リモートのコンテンツのインデックスをローカルの PC に作成するのです。しかし、個人のマシンにネットワーク越しのすべてのコンテンツのインデックスを持つのは効率的ではないので、これはあまり現実的なソリューションではありません。特に、コンテンツが頻繁に変更されている場合や巨大な資料の場合はそうです。また、会社の方針によって、特定の機密データのインデックスをローカルに作成することが禁止されているかもしれません。

幸いにも、もっといい選択肢があります。それが、統合検索です。統合検索は Windows エクスプローラーからリモートの Web サービスを検索することができ、検索結果も通常のファイルのように扱うことができます。統合検索を行う最大の障壁はすでに対処済みです。つまり、ほとんどのコンテンツ ストアはすでにサーバー上または少なくともどこかのサーバー上にインデックスが作成されています。Microsoft Search Server など、いくつかのすばらしいものがこれを成し遂げます。これらのサーバーはコンテンツのインデックスを作成するだけでなく、多くはすでに標準 Web プロトコル経由で検索結果を見えるようにしています。これは、OpenSearch と RSS が利用可能なクライアント (Internet Explorer およびMicrosoft Search Server をはじめとするさまざまなもの) の普及によるところが大きいです。

Windows 7 ではOpenSearch v1.1 を使用した統合検索のサポートを追加し、エクスペリエンスをシームレスにするよう取り組みました。このソリューションは、コンテンツ サービスの長所と Windows 内でのローカル ファイルの相互作用の長所をうまく両立させていると思います。

自然に使える

Windows エクスプローラーを通じて、人々はいくつかの重要なユーザー インターフェースと相互作用の要素に慣れ親しんでいます。どのようにナビゲーション ウィンドウを使って今見ているものを変更するか知っています。どのようにスクロールするか、どのようにアイテム (または複数のアイテム) を選択するか、そしてどのようにダブルクリックして開くかを知っています。ほとんどの人は右クリックで選択中のことに関係する状況依存のオプションが表示されることを知っていますし、コマンド バーにある同じオプションを見つける方法も知っています。また、アイテムをドラッグ アンド ドロップすることで移動させることができることを知っています。表示モードを変更する方法も知っています。検索ボックスを使ってどのように現在の場所を検索するかもわかると思いますし、また Windows 7 では適切な結果を得られたか確認するためにプレビュー ウィンドウを見つけて使うことがずっと簡単になったと思います。

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Windows
エクスプローラーの新しい統合検索サポートを使用して SharePoint サイトを検索する

統合検索をエクスプローラーに組み込むことの効用は、この知識と親しみやすさを利用できることにあります。実際に使用してみると明らかだと思われるかもしれませんが、舞台裏ではこれを実現するためにたくさんのことが行われています。たとえば、Microsoft Word のようなアプリケーションは Web の URL をどのように処理すればよいかわかっています。したがって Web サーバーから Word のドキュメントを開くのはかなりシンプルです。しかし、アプリケーションの大半はローカル マシン上または標準的なネットワーク ファイル共有プロトコル経由でファイルを開くことしかわかっていません。Windows に標準で組み込まれているメモ帳やペイントもそうですし、Photoshop や iTunes など他社製ソフトウェアもそうです。

このようなケースに対処するため、「ジャスト イン タイム」のダウンロード ソリューションを実装しました。これは、ローカルにファイルが必要なアプリケーションを開いたり何かアクションを取ったりする (たとえば [送る] メニューを使用する) 前に、ファイルをインターネット キャッシュにダウンロードします。その結果、サーバー不可の観点からするととても「軽い」検索を提供でき、メタデータやアイコン、サムネイルなどを実際のファイルを要求することなく表示できます。そして、アイテムをプレビューしたり開いたりといったアクションを取ると、必要な場合のみファイルをローカルにコピーするよう舞台裏で処理をします。

この方法は、開発者に何か願いすることなく、既存のアプリケーションでそのまま作業できる、いわばエコシステムです。しかし多くのケースにおいて、アプリケーションは手順を踏むことでよりよい機能性を提供できるようになります。たとえば、Windows Photo ビューアーは非ファイル アイテムのサポートを追加しました。大したことではないように見えるかもしれませんが、Photo ビューアーでは [進む] および [戻る] ボタンで次や前の検索結果にジャンプできるようになりました– そして、イメージをオンデマンドでダウンロードします。PDC をかわきりに、私たちはサード パーティのソフトウェア メーカーにコンタクトし、統合検索のシナリオ用に同様の機能強化をお願いしてきました。そして、最新のエクスプローラーの機能と一体化するための最適な方法について、今後も指針を提供していきます。

そして、私たちは標準的なクリップボードとドラッグ アンド ドラッグ操作をサポートします。つまり、統合検索のクエリから Word のドキュメントをデスクトップ上にドラッグすると自動的にコピーされることになります。しかも、おなじみの Windows エクスプローラーのコピー ダイアログも表示され、進行状況のインジケーターやキャンセル機能、競合の解決なども同じようにあります。

さらに、もっとあります! Windows エクスプローラーは多くのお客様によく知られて愛されているすばらしいツールです。しかしエクスプローラーと知らずに使用している人もいます。数え切れないほどの Windows アプリケーションはコモン ファイル ダイアログ (Common File Dialog) と呼ばれるものを利用しています。これは特別なエクスプローラー ウィンドウで、自分の現在のアプリケーションで開いたり挿入したりするアイテムを、そこから離れることなく見つけたり選択したりできるようにするものです。アプリケーションのメニューから [ファイル] – [開く] または [保存] をクリックすると、このダイアログのいくつかのバージョンが見られます。PowerPoint を例に取ると、画像の挿入にこのコモン ファイル ダイアログを使っています。つまり、PowerPoint の中から画像の挿入をクリックし、統合検索リンクで画像のリポジトリ (保存場所) を選び、必要な画像を検索すると、その画像を直接 PowerPoint に挿入できます。これはコモン ファイル ダイアログをサポートする既存のアプリケーションどれでも動くので、たくさんのアプリケーションで使えます!

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統合検索を使用して
PowerPoint に画像を挿入する

私たちの統合検索のソリューションは、共通で馴染み深いユーザー インターフェースでのシンプルで軽量なアクセスがすべてです。前述のように、これには多くのメリットがありますが、サーバーの Web インターフェースが独自のメリットを提供するケースもあります。たとえば、高度なクエリ構築、ブラウズ、サーバー ワークフロー タスクなどです。つまり Windows 7 ではこれらのコンテンツ リポジトリへの架け橋を築きます。サポートされた場所に対して検索を行うと、コマンドバーに 「Web サイトを検索」 ボタンが現れ、デフォルトの Web ブラウザでサービスの Web インターフェースに対してシームレスにクエリを送信することができます。また、検索結果を右クリックすると、メニューに [ファイルを開く場所] も表示されます。このオプションを選択すると Web ブラウザが起動し、ファイルが保存されているドキュメント リポジトリ内の特定の場所が開きます。

この統合検索を Windows に対しシームレスに一体化させることは、ユーザーがリモート ファイルを入手する際のワークフローを大幅に単純化します。また同時に、コンテンツ リポジトリの高度な機能を簡単に利用することができます。

シンプルに展開できる

次の課題は、ユーザーにとってこの新しい接続を自分のマシンに組み入れるのを容易にすることでした。世界中のすべてのソリューションに対する接続を Windows に用意しておくのは現実的ではないので、いかなる Web サービスでも特定のサービスへの接続を展開するのがとても簡単になるようにしました。

考え付いたモデルは、今日 Web からお気に入りへ追加する方法と似ています。Web サービスは Web ページのどこかにある .osdx ファイルにリンクを置きます (例として Channel 9 の検索ページをご参照ください)。 .osdx fileは OpenSearch description document フォーマットを使用したシンプルな XML ファイルで、Web サービスへ接続する方法が記述されており、Windows エクスプローラーでどのようにデータを表示させるかを Web サービスが管理できるようにします。ユーザーがリンクをクリックすると、Windows は超軽量なインストール プロセスを実行し、検索コネクタをその Web サービスに追加して Windows エクスプローラーのお気に入りにリンクを追加します。

企業環境の管理者は、社内のユーザーに対して、たとえば会社のイントラネットや人気のある内部の SharePoint サイトの検索用に、プレインストールされた検索コネクタを提供したいと思うかもしれません。これは、検索コネクタ (.searchconnector-ms) ファイルを、イメージング、グループ ポリシーの基本設定、スタートアップのスクリプトといった一般的な展開手法により、ユーザーのマシンに配置することにより可能です。これのよいところは、シンプルな XML 設定ファイルのみで、マシンにコードをインストールする必要がないことです。また、グループ ポリシーによって、スタートメニューのリンクのように固定させることもできます。ポリシーは、グループ ポリシー エディタの [ユーザーの構成] – [管理者テンプレート] – [Windows コンポーネント] – [Windows エクスプローラー] の下にあります。ポリシーの名称は「Pin Libraries or Search connectors to Search again links and start menu」です。

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スタートメニューから企業のイントラネットの統合検索を起動する

簡単に導入できる

もちろん、このテクノロジーはそれをサポートするサービスがあるかどうかに依存しています。今のところ .osdx を提供しているサービスは多くはありませんが、基本的な OpenSearch の要件を満たしている既存のサービスはたくさんあります。

すでに肯定的な第一印象が、熱心なユーザーやソフトウェア メーカーの間から聞かれており、自分のサービスを統合検索プラットフォームで動かせるようにするのは本当に簡単だという意見を一様に述べています。既存の Web ベースのサービスが Windows 7 の統合検索をサポートするようにしたい開発者の方は、URL のどこかに検索キーワードが埋め込まれた http GET リクエストに応じ、結果を RSS または Atom フィードとして返せるような Web サービスを提供する必要があります。すでに Web ブラウザ経由で検索サービスを提供している多くのアプリケーションにとって、この要件を満たすのはとても簡単です。

始めるにあたり、まず Web サービスの結果は <link>、<title>、<description>、<pubDate> といった基本的な RSS タグを含む必要があります。しかし、エンド ユーザーにとってのエクスペリエンスをいっそうよいものにするために、これ以外にも RSS 出力に含めたり .osdx ファイル内でカスタマイズしたりできるものがたくさんあります。

詳細については、「Windows 7 Federated Search Implementer’s Guide」に、データ ソースを をWindows 統合検索できるようにする方法について詳しい情報があります。その他にも、既存の SQL データベース用に Windows 統合検索互換の Web サービスを構築する方法をデモした PDC セッションの録画もあります。

- Brandon Paddock、Scott Dart、および Alwin Vyhmeister、Find and Organize チーム

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Aero スナップの設計

Aero スナップの設計

ここでは Windows 7 Aero Snap 機能の設計について側面から検討してみます。私たちは、機能の全体的な設計プロセス、および使用したツールと手法に注目することも興味深いと考えました。この機能では、ユーザー インターフェイスなしでこの機能を使用すること、特にこの機能を呼び出すことに関する固有の設計課題が提示されました。すべての機能と同様に、これは、エンジニアリング分野全体に渡るコラボレーションです。この投稿では、Stephan Hoefnagels (UX シニア デザイナー) は、設計の分析観点について説明します。--Steven (追記 : 今週開催した MIX カンファレンスにご注目ください!)

Windows を管理するウィンドウ」および「フォローアップ:Windows ウィンドウの管理」では、Windows 7で対応する可能性があるいくつかの興味深いウィンドウ管理のシナリオについて話をし、知識を共有しました。さらに、一般的な構成に関するデータと、この分野での考えの指針についても言及しました。

この投稿では、多数のユーザーが既に PDC ビルドで、そしてベータ版で経験できた Aero Snap 機能についてもさらに詳しく検討します。機能そのものについて簡単に説明しますが、主に設計プロセスの側面についても考察し、反復法、課題、および考慮事項を共有してもらいたいと考えています。

目標とシナリオ

前回の投稿で掘り下げて説明したように、Aero Snap 機能の最大の目標は、ユーザーが望むようにウィンドウを配置する使いやすい方法を提供することです。一般的な動作を実行するために必要なクリック数と正確な操作数を軽減しようとしています。一般的な意味では、ユーザーが自信を持ってウィンドウを管理し、かつ効率的に制御できるようにしようと考えています。これは、Windows 7 のタスクバーに関する投稿について、また、実際には、新しいデスクトップ エクスペリエンスに組み込まれているテーマについても説明するものです。

この設計の目標への対処方法を検討する前に、手短に説明しておきます。以下のシナリオでは、対話型の手順の詳細について理解できます。たとえば、ウィンドウを選択し、キャプション ボタンをクリックし、ウィンドウのサイズを変更するなどの手順です。対話型の手順をこのレベルで詳細に検討することには、多少の困難があります。これらの手順は、個々には非常に些細で頻繁に発生するため、通常はほとんど意識しません。これらの詳細を単に無視することができないでしょうか。このようなイベントを明確することにより、オーバーヘッドを認識することを余儀なくされ、当面のタスクに着手する必要が生じることがあります。通常、実現できないことを実現することを余儀なくされます。さらに、問題に対する洞察を提供すると共に、解決策を検討するための適切な詳細を提供します。

それでは、設計について検討して行きます。

左右に並べて表示したウィンドウ

多くのご指摘のように、1 つのウィンドウから別のウィンドウへのドラッグ アンド ドロップ操作を行うことは、面倒な場合があります。ウィンドウは重ねて表示される傾向にあり、適切な場所に配置しようとすると、多くのマウス操作が必要になります。多くの場合、手順は次のようになります。1 つのウィンドウを選択し、適切にサイズ変更し、画面上に配置して、ドラッグ アンド ドロップの対象としてウィンドウがよく見えるようにします。さらに、別のウィンドウにも同じ動作を繰り返します。単に 2 つのウィンドウを比較するために、多くのマウス クリック、サイズ変更動作、慎重な配置、ウィンドウの切り替え、かなりのマウス移動距離が必要です。

Aero Snap を使用すると、ウィンドウをつかんで、マウスを画面の端まで動かすと、ウィンドウが画面の半分にサイズ変更されます。これを別のウィンドウで繰り返します。2 つの簡単な動作で、これら両方のシナリオをより簡単に実行できるセットアップが可能になりました!
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Aero Snap を使用してカーソルを画面の端まで (左か右、上から下) 動かすことによって、ウィンドウを左右に並べて配置できます。

垂直に最大化されたウィンドウ

最大化したウィンドウの状態をユーザーが好むことを理解しています。多くのユーザーが、すべてのウィンドウを最大化して、その他の状態で実行することがないような状態を好んでいます。しかし、解像度を高くした画面やワイドスクリーン レイアウトがさらに普及すると、最大化したウィンドウの状態は、特定の場合には、その魅力を失うことがあります。電子メールがその例です。画面の水平方向に長いテキストを読むのは、読みやすいとは言えません。画面いっぱいに行を目で追うのは大変です。別の例としては、Web の参照があります。横に使用していない空白のスペースが残ったままになっていると、コンテンツが画面の幅全体に埋まらないことがあります。

そこで、Aero Snap では、垂直方向だけを最大化できます。画面の最上部までウィンドウをサイズ変更すると、画面の下端にもサイズ変更されます。長いブログ投稿を読むのに最適です。image_4[3]

ウィンドウを画面の端までサイズ変更すると、Aero Snap で垂直に最大化されます。

最大化ウィンドウの画面から画面への移動

一部のユーザー、特のこのブログの読者がマルチモニターを使用していることを知っています。最大化ウィンドウをもう 1 つの画面に移動するより簡単な方法をご存知ですか。キャプション復元ボタンをクリックし、マウスをタイトル バーに移動し、ウィンドウを別の画面にドラッグして、最大化キャプション ボタンを再度クリックする手順よりもすばやい方法があります。Aero Snap を使用すると、ウィンドウ最大化ボタンをドラッグしたまま、ウィンドウを別の画面に移動して、画面上端で離すという、オールインワンのジェスチャですみます。ついに簡単な操作ができるようになりました。

ノート PC でのウィンドウの整列

前のセクションで説明したように、デスクトップ PC でウィンドウを整列させようとすると、余分なささいな動作や、細かいマウス操作、かなりのマウス移動距離が発生します。ノート PC では、マウスを使用しないことにより、これらの動作のいくつかはより手間がかかるため、この状況はさらに悪化します。これらのシナリオのために、またパワー ユーザーのために、便利なキーの組み合わせを導入しました。Windows キーを押しながら、いずれかの方向キーを押して試してみてください。特にマルチモニター設定の場合には、Shift を押したままでの操作も可能です。

設計プロセス

それでは、ここでいくつかのシナリオを紹介し、それに対する対処法を紹介します。十分にわかりやすいと思います。特に、ベータ版のビルドで Aero Snap を使用しているユーザーにとっては簡単です。すべてが期待どおりに動作します。しかし、どのようにして、ここまでできたのでしょうか。そこで、次は、普段は行わないようなことを試みてみます。実際に、デザイン プロセスの側面と私たちがこれまでに直面した潜在的な問題について説明します。これは、簡単な概要で、包括的なものではないことにご注意ください。たとえば、ユーザビリティ テストを示唆していますが、この投稿では、これらの取り組みの範囲に対する洞察を与えることを意味していません。それらのトピックのうちのいくつかは、将来、説明する機会があると思います。

それでは見ていきましょう。

スケッチ

2007 年初頭の頃に、潜在的な関心分野としてウィンドウ管理を確立して、複数の魅力的なシナリオを特定した後に (この段階のプロセスの詳細については、以前の投稿を参照)、アイデアを出し合うためにブレーンストーミングを開始しました。「もっと効率的にウィンドウを整列できないのか」、「もっと直接的にするにはどうするのか」、「より楽しくするには」というような問題点をぶつけ合いました。これは、設計、ユーザー研究、プログラム管理、開発などが含まれる、分野横断的なプロセスでした。概して、当時、このスペースについて考えようと、10 人に満たない人数が集まりました。

私たちは自分自身に重要な制約を課しました。それは、UI に追加のウィジェットを導入せずに、目標を達成しようと考えました。たとえば、ウィンドウのタイトル バー上の追加キャプション ボタンを想像してください。これは 1 つのウィンドウでは悪くないように思えますが、10 以上のウィンドウを問題にした場合、画面上にかなりの混乱が生じました。そして、それは私たちの気に入らないものだったのです。結局、PDC での UX Principles の話のように、「発見能力ではなく、問題を解決すること」の価値を認めています。

内部 Web サイト経由で共有した、非常に迅速なスケッチで多くのアイデアを入手しました。オフィスや通路のホワイトボードから転送されて、それぞれのスケッチには 5 分もかかりませんでした。以下のスケッチは、いくつかの Aero Snap のアイデアを形成できる実例の一部です。
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初期のアイデアは簡単で使い捨てできるスケッチになります。

初期のコードにおける対話型プロトタイピング

紙ベースでの多くのアイデアで、最良のアイデアを熱心に試みました。そして、プロトタイプを作成する段階に入りました。このプロセスの非常に初期の段階にいることに留意してください。プロトタイプを対話型にしたいと考え、また、通常の業務内でプロトタイプの作業を行えると考えました。したがって、日常作業用のコンピューター上で実行できる初期のコードを使用して、そのアイデアを実装することに決めました。たとえば、下記のイメージは、Windows Vista で実行される「スマートなリサイザー」のプロトタイプを示します。もちろん、これらのプロトタイプは、実際に出荷できる機能まで開発されていません。ここでは、単に基本的な概念が機能しているだけで、間違いなくいくつかの問題 (バグJ) があります。しかし、重要なことは、ユーザビリティ調査のフィードバックを得ると同時に、相互作用を自分自身で経験することが可能である点です。
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Windows Vista 上で実行される初期の「スマートなリサイザー」プロトタイプ。プロトタイプで作成されたタスク バー ボタン (およびプロセスのどの段階にいるのかがわかる予定表の日付) に注目してください。

この直接のエクスペリエンスと初期のユーザビリティ フィードバックを使用して、最終設計におけるアイデアの見直しを繰り返します。非常に偏見のない方法でこの段階のプロセスに取り組んでおり、私たち自身でも驚くことがあります。紙面上ではそんなに良く見えないアイデアが、驚くほどに効果的であることが証明されることもあります。他方では、別のアイデアが紙面上では良く見えても、実際上ではうまく行かないことも発見しました。いずれか 1 つのアイデアに集中していませんし、まだ実装していないため、アイデアを自由に設定し直したり、中断したりできます。

最後に、プロトタイプは設計の詳細を考えやすくしてくれます。また、いくつかの洞察に遭遇する場合もあります (もちろん、実在の功績は、洞察を認識して、それを維持することであると自分自身に言い聞かせています)。以下は、チーム メンバーの 1 人からの、「スマートなリサイザー」プロトタイプの新バージョンに関する当時の電子メールの例です。

何かが変化したことに気づきました。元のバージョンでは、最大にサイズ変更をした場合、ウィンドウが「超大型化」されました。次に、ウィンドウを小さいサイズ変更すると、通常の元のサイズの状態に戻りました。超大型の状態が元のサイズの状態と異なるかのようでした。このバージョンでは、ウィンドウを超大型化し、次に後でサイズを再び変更する場合、以前の元のサイズに戻りません。元のサイズの状態と異なる超大型の状態に関しては、だいたい良かったと言えました。この点に関してさらに考慮して、それを設計の一部に入れることを検討する必要があります。

多くのプロトタイプの後、左右に並べて配置するウィンドウと垂直に最大化されるウィンドウの概念に決めました。何を構築するのかについて、より明確になりました。

詳細設計 : 状態移行

ここで、良いスペックだがフルスペックではなく、相互作用と動作を設定するというアイデアを決定しました。詳細な質問をすることにより、未設定の箇所を決める段階が始まります。「以前はウィンドウを最小化、元のサイズ、最大化するだけだった状況で、左右に並べて配置するウィンドウは、どのような意味を持つのか」「この新しいウィンドウの状態をどれくらい正確に理解して利用できるのか」上記の部分的な電子メールの中で、これらの質問のいくつかについて既に指摘されています。
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現在、一般的なウィンドウの状態は、(左から右へ) 最小化、元のサイズ、および最大化となっています。左右に並べて配置するウィンドウと垂直に最大化されるウィンドウをどのように組み込んだら良いでしょうか?
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状態の問題を詳細に考えてみましょう。以下は、この段階で作成された 2 つの提案の例です。すべての異なる状態の間で、あるウィンドウの状態から別の状態にどのように移動できるか示しています。どちらのモデルの方が良いですか。

2 つの提案では、状態間を遷移できるさまざまな方法の詳細を説明しています。

その質問の回答を見つけるために、「どの状態を直接リンクしたいのか、また、状態間をどのように遷移するのか?」、「垂直に最大化した状態から直接最大化の状態に遷移することは必要なのか?」、「垂直に最大化する状態と左右に並べて配置する状態は、それらが類似して見えるように、同じように動作するべきなのか?」などの、より明確な質問を検討しました。回答は、もちろん、現在使い慣れたモデルになりました。モデル B です。

しかし、この回答によって、この問題が終了したわけではありません。さらに多くの詳細について作業を進める必要がありますし、さらに多くの質問が出てきます。「垂直に最大化したウィンドウを側面に移動したい場合はどうしますか?」、「その幅をサイズ変更しますか?」、「次に、そのウィンドウを下に移動させますか?」などの質問です。

すぐに、複雑な一連のイベント、可能性のある多くの操作、さらに可能性のある多くの結果があることに気がつきます。システム全体を実際に使用する際に最も期待されるのは、何でしょうか?

意思決定プロセスに役立てるために、いくつかの基準ステートメントを作成しました。仮定が正しいと仮定します。例は次のとおりです。「マウス動作によってトリガーされた効果を元に戻す直感的な方法は、反対のマウス動作を行うことです」および、「ウィンドウを合理的なサイズに戻すための余分な作業を回避するために、前の「元のサイズ」の状態に戻すことが、常に楽な方法です」または、「ユーザーが特定の状態のウィンドウに幅を指定した場合、それが意味をなす場合、そのサイズが状態の変更を越えて保持する必要があります」

これらのステートメントを使用して、予測可能な方法で上記のような質問に回答し、その結果、予測可能なエクスペリエンスを作成することができました。また、根本的な状態の遷移と規則がかなり複雑であると、一度に追加された場合、結果として動作が直観的に理解されます。それは、明らかに私たちが目的としていることです。

競合する規則

以下は、実際に注意深い読者向けの一連の問題の例です。多数の新しい状態遷移によって作業する場合、発生したことを判定する規則が競合する場合があります。次のシナリオを検討します。新しいウィンドウ モデルの 2 つの規則は次のとおりです。

1. 画面の上端にウィンドウをドラッグすると最大化します。

2. マウス動作によってトリガーされた効果を元に戻す/キャンセルする直感的な方法は、反対のマウス動作を行うことです。

それでは、Windows 7 のビルドで次のシナリオを実行してみましょう。元のサイズに戻したウィンドウで開始します。画面の上端にサイズ変更することにより、垂直に最大化します。マウスを解放します。1 つの動作で、ウィンドウを下へドラッグし (サイズ変更しない)、再び上にドラッグします。マウスを解放します。何が起こりましたか。

ウィンドウが最大化されているはずです。つまり、この場合は、規則 1 に従うことを選んでいます。さらに、ルール 2 に従うことがあります。その場合には、ウィンドウは垂直に最大化されます。このシナリオでは、ルール 1 がユーザーの精神モデルをより正確に反映するだろうと考えました。

これは、ウィンドウの状態間の各遷移に対して決定する必要があった意思決定の 1 つの例です。

このプロセスの全体で、現在のモデルで微妙な点を保持することにしました。一部のユーザーは精通している可能性がある、微調整した小さな 1 例は、画面からウィンドウ タイトル バーをドラッグして離すシナリオです。以前の Windows リリースでは、垂直のスペースを可能限り最適化する一方で、ウィンドウを動かせる十分なスペースを提供するために、ウィンドウを後ろに中程まで動かしました。元に戻して、少し慎重で単純にすることを選択することにより、タイトル バー全体が表示されます。これにより、すべてのウィンドウが、常に、非常に簡単につかむことができ、さらにタッチを使用して、動かせるという事実を信頼できるようになります。タイトル バーの半分で十分であると実際に考えた場合、タイトル バーを常に半分にすればいいでしょう。垂直に最大化したウィンドウの状態では、タイトル バー全体を表示することを選択するため、包括的に連続した情報となります。

ストーリーボードおよびその他の視覚エフェクト

状態グラフは、世界を調べるただ 1 つの方法です。わかりやすさ、可用性、および目的に基づいたメディアを選ぶことにより、機能の異なる側面を通知するためにさまざまな方法を使用しました。以下に説明するように、ASCII アートを使用することを避けませんでした。問題点を明らかにするどのようなツールでも使用します。とりわけ、相互作用ストーリーボードは、ユーザー フローを理解するために、非常に価値のある手法でした。また、これが小さな例であったとしても、相当数を実施したことがわかります。
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機能詳細は、適切な手段を使用して、全体に通知されます。

意図しないトリガー

状態の遷移を正しく理解することに加えて、最大の議論の 1 つは、状態の遷移が正確にいつ発生するのかについてでした。すなわち、この機能がいつトリガーされるかということです。「意図しないトリガー」、つまり、そうなるように意図的に設定されることなく、機能が実行されることについて多くを議論しました。
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Aero Snap は、マウスで画面の端をタッチすることによりトリガーされます。

そもそもの最初から、その機能が、ウィンドウを画面の外側面に押し込むなど、現在のシナリオの障害にならないことを常に確認してきました。結局、現在の、期待されるウィンドウ管理方法に不利益な影響を与えないことを考えてきました。そのため、遷移をトリガーするには、ウィンドウ端ではなく、画面の端をマウスで文字通りタッチする必要があります。

しかし、現段階では、現在ご存知のような機能は、1 つの非常に重要で基本的な方法において異なっていました。初期のビルドでは、Aero Snap は「即時コミット」モデルに従いました。画面の上部にマウスを移動させると、まだドラッグしている間に、ウィンドウは文字通り最大化されます。つまり、マウスを解放する前でも、最大化されます。1 つの動作を戻すと、文字通りウィンドウが元のサイズに戻ります。「プレビュー」が非常に正確だったので、このアプローチを気に入っていました。つまり、そのプレビューはウィンドウだったのであり、コミット モデルがない場合に、特定の率直性があります。

UI が設計によって表示されないので、多少の意図しないトリガーを予期していました。実際、ある意味で、機能の検出能力の役に立つ意図しないトリガーに依存していました。しかし、ビルドをしばらくの使用した後、意図しないトリガーが予想よりも多く発生したため、少し心配になりました。遠隔測定データから、ユーザーがこの機能を実行して、この機能をコミットするよりもキャンセルすることがほぼ 2 倍になっていることがわかりました。ユーザビリティ調査では、何がこの動作をまさにトリガーしたのかについて、混乱していることが観察されました。この原因は、ウィンドウの端にタッチしたことだったのでしょうか。ジェスチャなのでしょうか。あるいは、他の何かだったのでしょうか。

現在、2008 年の年初です。何を実行する必要があるでしょうか。機能全体を削除するべきでしょうか。実際にオプションとしてこれを検討しました。重ねて言いますが、現在のウィンドウ管理動作を尊重しており、また、エクスペリエンスを低下させることは、最後の手段です。より構造的に、これらの問題点に対処する設計の微調整を行うために、この課題を引き受けました。複数のソリューションを調査しました。サイズ変更の遷移をスムーズにすることにある程度集中したため、意図しないトリガーは少なくともスムーズになります。従来のアプローチは、確かに機能しますが、おそらく、現実的な解決策には十分ではないでしょう。他方で、画面端への動作の角度、または動作速度に基づいて、ユーザー意図をより正確に検出することを試みました。それがあまりにも複雑であると分かったので、予測できませんでした。端をダブルバンプする場合にのみ線をトリガーするようにする必要があるかもしれません。これが、流動性と現在のモデル フローのエクスペリエンスを低下させるだろうと心配しました。

結局、使い慣れた実装に決定しました。ウィンドウに何か起こる前に、簡単に影響を取り消せるように、マウスを解放するまでトリガーしません。さらに、発生した内容を理解するのに役立つ、スムーズなプレビュー アニメーションとカーソル効果を提供します。この方法により、今後より慎重に進めることができ、この機能の利点を十分使用できます。

これで問題が解決されたでしょうか。お気軽にご連絡ください:-)

概観

振り返ってみると、この時点までは、基本的に表示される UI なしの機能を設計したことは、興味深いことです。ここで急に、ウィンドウ プレビューとカーソル効果が提供されます。これらはどのような見栄えにする必要があるでしょうか。また、どのような動作が必要でしょうか。

さて、幸いにも、継続する必要があるいくつかの点があります。この時点で、タスク バーの外観 (これを「個性」と呼び、今後の投稿で詳しく説明します) の明確なイメージを既に確立しています。Aero プレビューのグラス シートを使用することに決定しました。プレビュー ウィンドウに同じ視覚的な表現を使用する機会を得ました。しかし、グラス シートはどのように表示されなければならないでしょうか。実験の後、カーソルから作成するスケール アニメーションに決定しました。これは、このプレビュー ウィンドウが何に由来するかについての巧妙なヒントになります。さらに、遷移をアニメーション化することにしました。たとえば、現在のビルドで以下を試みます。マウスを解放せずに 1 つの動作で、ウィンドウを上に移動し、次に側面に移動します。プレビューのスムーズな形態に注目してください。この件に時間を費やしたのはなぜでしょうか。もちろん、良きにつけ悪きにつけ、小さな事柄が問題だ “Small Things Matter, Good and Bad” ということを信じています。image_18[1]

スナップ トリガーで軽い影響が出ていました。スナップ プレビューにグラス シートが使用されます。

最終的に、トリガー表示のための「光」に関するアイデアをいくつか結び付けました。これをチューニングして目立つが大きすぎないようにしました。また、タッチ フィードバックなどのシステム内の他の光効果と同期させるようにしました。

この投稿では設計プロセスを含む Aero Snap 機能の実態についてお話しました。皆様のご意見をお待ちしています。

Stephan Hoefnagels

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ベータ版から RC 版へのさらなる変更点

みなさん、こんにちは。RC 版で見ることのできるいくつかの変更点に関して、最近の投稿RC に向けてのベータ版からの変更点に加え、その他の変更点を説明したいと思います。やはり多数の変更点があり、今回もすべてを網羅したリストではありません。もちろん、私たちは引き続き、ベータ版をフルタイムで実行している多くのユーザーの皆様からの遠隔測定のデータを収集しています。このベータ版が Microsoft の唯一の公式ビルドであることにご注意ください。Chaitanya は、「バグ修正」以上のフィードバックに基づく見ることのできる変更点に取り組む多くのフィーチャー チームによる変更点を、この一覧にまとめました。この一覧には、広く報告されているバグのいくつかも含まれています。 --Steven

デスクトップ エクスペリエンス

1. 向上したタスク バーのサムネイルのオーバーフロー

ユーザーは、拡張タスク バー上に、ウィンドウがグループ化されて表示されるのを楽しんでいます。1 つのプログラムでかなりの数のウィンドウを開く熱心なユーザーは、スケーリング機構に遭遇します。この機能により、縮小表示ビューが一覧表示に変わります。この UI は、XP と Vista でのエクスペリエンスと実質的には同じですが、ユーザーは縮小表示ビューの新機能を引き続き楽しみたいと思っています。Bentronic は、「小さな閉じるボタンが縮小表示プレビュー上にあるのは素晴らしいことです。同様のボタンがなぜ一覧表示される場合にはないのでしょうか? 右クリックする代わりに閉じるボタンをクリックして、一覧の下へ移動できれば、素晴らしいと思います。」RC 版では、一覧表示を、縮小表示はありませんが、アーキテクチャ的に縮小表示ビューと同様にしました。

図 1. 実行中のウィンドウの一覧がカーソルを重ねると表示され、閉じるボタンをサポートします

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2. コントロール パネルのジャンプ リスト

ベータ版でタスク バー上のコントロール パネル アイコンを右クリックすると、明らかに余白の多いジャンプ リストが表示されます。Britney を含む数人は私たちに次のように伝えました。「タスク バーに固定されるとき、最近使ったアイテムが CPL のジャンプ リストに表示される必要はありませんか? 何か表示されるべきなのに、現在は何も表示されません。」RC 版では、コントロール パネルのジャンプ リストが、最近使ったアイテムへの迅速なアクセスを提供します。

図2. コントロール パネルのジャンプ リストは最近使ったアイテムを表示します

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2. PowerShell のジャンプ リスト

ベータ版の PowerShell は既定で、効率化されたコンソールを開始しました。ユーザーは [スタート] メニューの別個のショートカットによって、オプション モジュールを読み込むことが可能です。私たちは、これが混乱を招くエクスペリエンスであると知りました。さらに、PowerShell は、統合スクリプト化環境 (ISE) のような関連するタスクを、コンソール エクスペリエンス内から起動する方法を表示していませんでした。PowerShell は現在、モジュールをロードし、ISE を起動し、さらにドキュメントを開くためのメソッドを提供する堅牢なジャンプ リストを持つようになりました。

3. リモート デスクトップのジャンプ リスト

Rajeev のコメントに私たちは少しうれしくなりました。「タスク バーにリモート デスクトップのショートカットを追加できる。良いことです。設定を保存し、それらを最近のアイテム セクションに表示する。すごいことです。接続をジャンプ リスト で固定でき、それらを常に表示できる。お金で買えないほど貴重なことです!」Rajeev およびリクエストの賛同者は、RC 版でこの機能を楽しむことができます。

4. タスク バーの設定の適用

かつてタスク バーをカスタマイズしたのに、変更内容がそのセッション後に保存されていなかったことはありませんか? ログイン後、タスク バーがどういう訳か移動していたことはありませんか? さまざまな理由により、以前のバージョンの Windows では、エクスプローラーがセッションを終了した後にのみ、タスク バーの設定は保存されていました。しかし、OS が正常にシャットダウンされない場合、変更設定は持続しませんでした。ベータ版にあったバグに基づいて、私たちはアーキテクチャを変更して、カスタマイズ設定をセッション中に 30 秒 (一連の変更のバッチ処理を行うのに十分な時間) 以内で保存するよう決定しました。これは、設定の信頼性がより高くなることを意味します。

タッチ

5. マルチタッチ ズーム

ベータ版のフィードバックの 1 つは、ユーザーが新しいマルチタッチ ズーム機能を楽しんでいて、Windows エクスプローラーでもサポートされていたらいいのに、と思っているということでした。このフィードバックに応じて、私たちは、Windows エクスプローラーにズーム ジェスチャのサポートを追加しました。ズーム ジェスチャを使用すると、小さいアイコンから特大アイコンへのズームのように、エクスプローラーの表示モードを切り替えられます。

エクスプローラーとライブラリ

6. 選択の切り替え

さまざまなシナリオ (ライブラリ、検索や検索フェデレーションなど) 用にパフォーマンス、ネットワーク帯域幅、およびメモリのフットプリントを向上させるために、私たちは、Windows エクスプローラーでのビュー コードの実装を再設計しました。この一環として、私たちは「選択の切り替え」を移植しませんでした。なぜなら、このめったに使用されない機能は、仮想化された一覧のコンテキストで実装するのがかなり複雑だからです。私たちが記録した使用率の少なさにもかかわらず、それを惜しむ人々はとても熱心に訴えました :-) ブログの投稿の 1 つで、Ggreig は私たちがいく人かから聞いた意見を要約していました。「選択の切り替え、それは役に立ち、時には計り知れぬほど貴重な機能で、それがなくなるのを絶対見たくありません。どうぞ、選択の切り替えを復活してください。」熱心なファンからのフィードバックを得て、私たちは、RC 版でこの機能を復活しました。

7. 上へ?

私たちは特にこのブログから、次のようなフィードバックを得ました。Windows 7 では、アドレス バーのフォルダー名が長すぎて、しばしば親フォルダーをオーバーフローのドロップダウンにダンプするので、フォルダー階層を上に移動する際、しばしば複数回クリックする必要がある、というものです。

RC 版では、親フォルダーのボタンが毎回アドレス バーに見えるように、オーバーフロー アルゴリズムを向上させました。そのため、「上へ]の移動は常に、予想可能な場所でのシングル クリックで行えます。親フォルダーの完全名を表示するのに十分なスペースがない場合、オーバーフローされる代わりに、途中まで表示されます。表示スペースが特に狭い場合には、現在のフォルダーの名前が途中までしか表示されないこともあります。しかし、すべての場合、親フォルダーのボタンはアドレス バー上にクリックできるよう残ります。

この変更点により、アドレス バーはエクスプローラーで「上へ」移動するためのより優れたツールになりました。それに加えて、親フォルダーの名前の少なくとも一部を見ることができるようになったので、ユーザーが今いる場所を知るのをより容易にしました。さらに、この変更点は、エクスプローラー フレームに冗長なボタンを表示して、アドレスを見るための表示スペースを減らすことを防ぎます。また、フォルダーへ移動する場合、今までどおり戻るボタンを使用して戻れることは、言うまでもありません。さらに、キーボードのショートカットが使用可能です。

図 3. ベータ版では親フォルダーがオーバーフローのドロップダウンで隠されてしまう場合がありました

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図4. RC 版では常に親フォルダーにシングル クリックでアクセスできます

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8. アーティストによる音楽の検索

私たちは最後の投稿で、いくつかの整理ビューの向上点を取り上げました。しかし、私たちが言及しなかったものは、音楽ライブラリの「アーティスト」ビューで、アルバム アーティストと編集アルバムでのグループ化が可能になったことです。ShadowChaser のコメントは、多数のユーザーからの複数のフィードバックを要約しています。「引き続き関心があるのは、「アーティスト」ビューです … それは、「アルバム アーティスト」ではなくて「参加アーティスト」によってグループ化しています。」参加アーティストのみによってグループ化すると、あまりにも多くのアーティストが表示され、同じアルバム内の楽曲が予期しない場所に分散してしまう場合もあります。RC 版では、音楽ライブラリの「アーティスト」ビューは、プロパティが使用可能な場合は共通の「アルバム アーティスト」プロパティによってアルバム内の複数の楽曲をグループ化し、コンピレーション アルバム内の楽曲を「複数のアーティスト」にグループ化し、さらに「参加アーティスト」によってグループ化できます。これにより、他のアプリケーションやデバイスでのアーティスト ビューとの一貫性が向上することに加えて、アーティスト別に音楽コレクションを参照する場合、混乱が少なくなります。

9. 新しいフォルダーは常に使用可能

私たちはベータ版でエクスプローラーのトップ レベルに「新しいフォルダー」ボタンを追加し、サブメニューを丹念に調べることからユーザーを解放したことに関して、多くの好意的なフィードバックを得ました。しかしながら、私たちが受け取った共通の苦情は、何も選択されていない場合にのみ、このボタンが表示されるということでした。私たちは RC 版でこれを変更し、「新しいフォルダー」ボタンは、選択にかかわらず常に表示されるようになりました。

10. Windows エクスプローラーでの右クリック

RC 版では、ユーザーが ベータ版を使用して報告した問題に対処して、ビューでアイテムを右クリックしたときの動作を変更しました。余白を見つけて、ビューのバックグラウンドの新規作成また貼り付けなどのアイテムのコンテキスト メニューに到達することが難し過ぎるというフィードバックがありました。以前は、アイテム上の任意の部分で右クリックすると、アイテムのコンテキスト メニューを得られました。現在は、ファイルの名前とそのプロパティ間などどこの余白をクリックしても、ビューのコンテキスト メニューを表示できるようになりました。

11. 検索結果のコンテンツ ビュー

コンテンツ ビューは、Windows 7 の Windows エクスプローラーに私たちが追加した新しい表示モードです。これは、各種類のファイル (ドキュメント、電子メール、画像、音楽など) に最も関連するプロパティを表示したり、ファイル コンテンツの検索用語が一致したコンテキスト的「抜粋」を表示したりする検索結果に特に役に立ちます。これについて、RC ビルドでいくらかの変更点があります。私たちが聞いたフィードバックの 1 つは、ユーザーは各項目にどのプロパティが示されるか正確に知りたいということでした。そのため現在は、すべてのプロパティがラベルで表示されるようになりました。テキスト レイアウトと色がフィードバックに応じて更新され、各項目の解析が容易になり、暗号化ファイルや圧縮ファイル用に色がつけられ混乱が防止されました。多くのユーザーから、抜粋が非常に役に立ち、もっと長い部分を見たいとい、大きく明確な声を聞きました。したがって、私たちは RC 版で、抜粋をより長くして、さらにより多くの場所で使用できるようにしました。エクスプローラー ウィンドウのサイズを変更したり、プレビュー ウィンドウを切り替えたりする時のユーザーからのフィードバックに応じて、ビューをより大きく表示する時、各項目に関する詳細情報の列が公開される際に、移行をより滑らかにしました。

12. アプリケーション インストール後のインテリジェントな再インデックス

RC 版では、新しいファイルの種類のサポートがシステムに導入された時はいつでも、Windows Search サービスがインデックスを最新に保つようになりました。ユーザーがかつて、新しいファイル ハンドラーがインストールされた後に、コンピューター上でファイルを検索するのに苦労したことがあるのを私たちは知っています。(ファイル ハンドラーは、コンテンツとメタデータを検索可能に作成する方法を管理し、通常 Microsoft Office などのアプリケーションあるいは Microsoft Filter Pack などの更新ファイルによってインストールされます)。

Win7 Beta (および以前のバージョンの Windows) では、すべての既存ファイルが最新機能によってインデックスされていることを保証するために、新しいファイル ハンドラーがインストールされた場合は常に、インデックスの再構築が要求されました。これが実行され、またこれに不必要に時間のかかることを知るユーザーはほとんどいませんでした。Windows サーチは RC 版で、新しいファイル ハンドラーによって影響される特定のファイルに対して自動的に再度インデックスを付けることにより、より効率的になりました。残りのファイルについては、特定の種類のファイルに対するサポートをインストールする場合は、追加作業なしに検索できることを保証しました。

パフォーマンス

13. サウンド設定のトリミングでパフォーマンスを向上

私たちはユーザーがパフォーマンスに関心があることを知っています。私たちはシャットダウンとログオフの WAV ファイルをトリミングすることで、最大 400ms 高速化できること発見しました。チリも積もれば山となる、です。

Device Stage

14. ベースライン Device Stage エクスペリエンス

Device Stage については、肯定的なレビューが続いています。たとえば、私たちはブログで次の投稿を見ました。「私は正直でなければなりません。これは非常によく機能します。私の MP3 プレーヤーと共に機能し、それがどれだけチャージされているか示します。他の詳細情報についてもマニュアルを表示でき、製品の正しいアイコンやイメージを持つことなど私が行う必要があったことを苦労せずに提供してもらえます。」ただし、私たちは次のような声を聞くこともあります。「ひど過ぎます。私の N70 はサポートされません :- ( … できれば、Windows 7 リリース前に、もっと多くのデバイスがサポートされるといいのですが。」

私たちはこのようにフィードバックをデバイス メーカーに伝えました。ユーザーからの関心があり、デバイス メーカーもより一層の統合を要望しています。複数のメーカーがカスタム エクスペリエンスを実装しているところですが、多数のメーカーはいわゆる「ベースライン」 Device Stage エクスペリエンスで以前のデバイスをサポートすることを選択しています。

この UX は実際にフル Device Stage のように機能します。デバイス イメージは、接続している時に常にタスク バー上に表示され、各タスクはジャンプ リストで公開されます。初めて接続した時、すべての組み込みタスク含むシェル ウィンドウが自動的に表示され、それは常にデスクトップ アイコンあるいは [Devices and Printers] フォルダーのデバイス イメージを1 回クリックするのみで利用できます。デバイス メーカーがデバイスのカスタム Device Stage エクスペリエンスを実装する場合、それは Web 上に掲載され、その後そのデバイスが再接続された時に、ベースライン エクスペリエンスがアップグレードされます。コア機能は同じですが、ブランド化、イメージングおよびベンダー固有のすべてのタスクが自動的に、同じ便利な UI で使用可能になりました。

図5. 携帯電話のベースライン Device Stage エクスペリエンス

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15. [デバイスとプリンター] の拡張機能

Lenovo などの PC やラップトップのメーカーは、[デバイスとプリンター] でコンピューター アイコンを単に表示する以上のことを行うことに非常に興味を持っていました。彼らは私たち相互のユーザーがエクスペリエンスをより良くカスタマイズするのに役立つよう、Device Stage を活用したいと私たちに伝えました。RC 版では、PC アイコン上のダブルクリックにより、Device Stage UX が提供されるようになりました。他の Device Stage デバイスと同様に、PC のDevice Stage は、PC メーカーが各自のシステムで参加することに決めた場合に有効化されます。

図6. PC Device Stage エクスペリエンス

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デバイスとプリンター

16. デバイスの削除エクスペリエンスの統合

ユーザーが [デバイスとプリンター] で実行するタスクの 1 つは、もはや使用しないデバイスを削除することです。私たちは、この取り外しの操作が各デバイス クラスで異なるというフィードバックを受け取りました。たとえば、プリンターの削除では印刷キューを削除し、Bluetooth デバイスの場合は、PC とデバイスの組み合わせを削除していました。私たちは、すべてのデバイス クラスでデバイスを完全にアンインストールするように、この操作を変更しました。これはほとんどのユーザーが期待している操作です。

17. ハードウェアのプロパティ

熱心なユーザーがデバイスの状態をチェックするためにデバイス マネージャーのプロパティ ページを使用することを、私たちは知っています。私たちは、これは便利ではないというフィードバックを得ました。したがって、私たちは現在、[デバイスとプリンター] エクスペリエンスから直接プロパティ ページを表示できるようにしました。単にデバイスを右クリックするだけで、デバイス マネージャーへアクセスする理由が 1 つ減ります。

18. 向上した取り外しのエクスペリエンス

ハードウェアの安全な取り外し機能によって、ユーザーはデバイスを取り出す準備ができていることを確認できます。Windows 7 Beta では、ハードウェアの安全な取り外し機能は、[デバイスとプリンター] の適用できるデバイスのコンテキスト メニューの [取り出し] オプションと同様、タスク バー上でも使用可能でした。フィードバックに基づいて、私たちは、RC 版で、これらの 2 つの分離した機能を統合し、「安全な取り外し」から「取り出し」に名称を変更しました。ツール通知領域にアイコンはまだ表示されますが、そのコンテキスト メニューには [デバイスとプリンター] を開くためのオプションが加わりました。さらに、私たちはドロップダウン サブメニューの削除によりオプションを簡略化し、取り出し機能についてのセマンティクスを異なる種類のメディア間でより一貫したものにしました。たとえば、光学式ドライブを取り出すことにより、ドライブの代わりにこのメディアを取り出します。また、USB フラッシュ ドライブを取り出すことにより、個別のボリュームの代わりにデバイス全体を取り出します。

19. レジューム時の USB デバイスの信頼性

私たちは複数のユーザーから、USB デバイス (キーボード、マウス、ドライブなど) がサスペンド/レジューム サイクル後に機能を停止したとのフィードバックを得ました。ポスト ベータ ビルドで対処するために、私たちは複数のユーザーと協力して追跡を入手し、原因を分析しました。ベータ版では、デバイスの取り外し/再接続を行い、再び機能させることで対処しました。ただし、外付けデバイスの場合は容易に行えますが、内部デバイスの場合は行えませんでした。この回避策は RC ビルドでは不要になります。

20. FireWire カメラのサポート

何人かのユーザーから、1394 ベースの HDV カメラを接続できず、Beta コンピューターにコンテンツをストリーム配信できないとの報告がありました。ユーザーからの支援により、私たちはコア 1394 スタックにフォールトを識別することができ、このシナリオが RC 版で機能することを検証できました。これは遠隔測定とこのテスト チームによるさらなる「手動」フォローアップの組み合わせがうまくいった一例です。

デバイスのインストール

21. レガシー ハードウェアの追加機能の復活

以前のWindows リリースでは、プラグ アンド プレイ非対応デバイスをインストールするために、レガシー ハードウェアの追加操作がデバイス マネージャーで提供されていました。私たちは、この機能はめったに使用されてこなかったと判断し、Windows 7 でこの機能を削除しました。Aaron はブログで「皆さんは、かつての「レガシー ハードウェアの追加」オプションが見当たらないことに気付いたかもしれない。私は、ループバック アダプターや完全に正常にインストールしているとは限らないいくつかのハードウェアにアドインする必要のある時はいつも、この機能を頻繁に使用していました」と報告しました。その結果、この機能は RC 版で、プラグ アンド プレイ非対応デバイスを追加するのを支援するために、デバイス マネージャーで復活しました。

22. プリンターの追加ウィザードの応答性の向上

レガシー ネットワーク プリンターの使用では、Windows Update で使用可能な場合でさえ、プラグ アンド プレイ対応デバイスが、適切なドライバーを自動的に識別できないことがあります。その場合、プリンターの追加ウィザードにより、ユーザーは Windows Update 上で使用可能なすべてのプリンター ドライバーの一覧をダウンロードし、インストールするプリンターのドライバーを手動で選択できます。一覧を取得するこのプロセスには数分かかる場合があります。数分かかる場合があることを知らせる UI が何もなかったので、コンピューターがハングしたと思った、というベータ フィードバックを受け取りました。私たちは、一覧の取得プロセスにある程度時間がかかることを示すためにいくつかのUI 変更を行いました。さらに、Windows Update からの一覧取得の全体的パフォーマンスを向上させました。

システム

23. パーティション サイズの縮小

Windows Vista では、Windows Recovery Environment や Bit Locker などの機能を構成するために、ユーザーとの多くのやり取りを必要としました。また、大量のドライブ領域も予約されていました。Windows 7 システム パーティションにより、構成される各機能は「即座に利用可能」に機能できるようになり、それらを構成し利用するためのユーザーとのやり取りはほとんど必要なくなりました。ベータ版で受け取ったフィードバックと遠隔測定データに基づき、このドライブ サイズを半減 (200M から 100M) できることが明らかになりました。

24. 予約済みシステム用パーティションの名前付け

既存のパーティションを持たないコンピューターでインストールする場合、システム用パーティションがセットアップによって自動的に作成されます。ベータ版における既定のインストールでのこのパーティションの存在は、多くのユーザーを不思議がらせました。そして、フィードバックによって、このパーティションがシステム用に予約された領域であることをユーザーに知らせるラベルが、ディスク構成を参照する際に役立ち、さらに、熱心なユーザーによってこのパーティションが間違って削除されるのを防ぐことが分りました。私たちは現在、「System Reserved」というラベルを付けました。

25. デュアル ブート パーティションでのドライブ文字の割り当て

ベータ版のデュアル ブート構成では、他の Windows OS に対してドライブ文字が与えられず、したがって、エクスプローラーで表示されませんでした。ドライブ文字がないことに不思議に思い、他の OS を紛失してしまったと思ったユーザーもいたと、ベータ版のユーザーから多くの報告を得ました。ドライブ文字を割り当てることにより、エクスプローラーで見えるようにして、OS インストール時のナビゲーションを支援するようにしました。

26. ページ ファイルの縮小

ベータ版の広範な遠隔測定データの使用を通じて、使用可能なメイン メモリの 100% というページ ファイルの既定値サイズを減らすことにより、Windows ディスクのサイズをさらに縮小できると判定しました。これまでは「メモリ + 300MB」であったため、1 GB RAM システムでは、もはや要求されない 3 分の 1 余りが割り当てられていました。ページ ファイルのサイズは、要求に応じて拡大しますが、あらかじめ割り当てられるサイズは縮小しました。

ネットワーク

27. 向上したドライバー サポート

ベータ版から受けた遠隔測定データに基づいて、私たちは、インボックスで使用可能でなかったネットワーク ドライバーを識別しました。いくつかの新しい ATOM ベースのラップトップの重要なカバレッジを備えた、無線・有線ネットワークに対するインボックス ドライバー カバレッジの強化を達成するために、私たちはエコシステム・パートナーと協力しました。

皆様に RC 版のさらなる最新情報を楽しんでいただけたら嬉しく思います。

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