Translate this site using Windows Live Translator..
Welcome to MSDN Blogs Sign in | Join | Help

Windows 7 の Windows 転送ツールへのご質問について

Windows 7 banner

こんにちは、山下です。私の前回の記事の Windows 転送ツールへのご質問をいただきましたので、ブログへの記事投稿という形でお答えさせていただきたいと思います。
いただいた質問は、転送ツールではどのようなファイルや設定が転送されるのでしょうか?具体的にはフォントが転送されるか確認されたいということでした。
フォントが転送されるのかというご質問に対しては、現在開発中の最新ビルドにて実際の動きを確認し、また担当のチームに動作を確認しました。

フォントは転送対象ではありません。ここで言うフォントというのは、フォントフォルダーにインストールされたフォントファイルのことを表します。
ただしフォントファイルをデータとしてどこかにバックアップしてあった場合は、データとして転送することができますので、ご自分でインストールされたフォントをバックアップされたい方は別の場所にコピーしていただく必要があります。

アプリケーションのインストールと同時にインストールされるフォント類は、再度アプリケーションを Windows 7 上にインストールするときにインストールされるはずですので、バックアップの必要はないかもしれません。

それ以外のどのようなファイルや設定が転送できるかは、ヘルプのトピックからご案内します。

新しいコンピューターに転送できるものは何ですか。
ほとんどのファイルおよびプログラム設定を転送できます。具体的には、次のとおりです。

  • ファイルとフォルダー。ドキュメント、ミュージック、ピクチャ、および共有ドキュメント フォルダー内にあるすべてのもの。詳細オプションを使用して、他の場所から転送する追加のファイルとフォルダーを選択できます。
  • 電子メール設定、アドレス帳、およびメッセージ。
  • プログラム設定。プログラムの構成を古いコンピューターで使用していたときと同様に保つ設定。Windows 転送ツールでは、プログラムそのものは転送されません。セキュリティ プログラム、ウイルス対策プログラム、ファイアウォール プログラム (転送中の安全を確保できるように、新しいコンピューターで既にファイアウォールが実行されている必要があります)、ソフトウェア ドライバーを含むプログラムなど、一部のプログラムは、このバージョンの Windows では動作しない場合があります。
  • ユーザー アカウントおよび設定。 デスクトップの背景、ネットワーク接続、スクリーン セーバー、スタート メニュー オプション、タスク バー オプション、フォルダー、特定のファイル、ネットワーク プリンターとドライブ、およびユーザー補助オプション。
  • インターネット設定およびお気に入り。インターネット接続設定、お気に入り、および Cookie。
  • 音楽。電子音楽ファイル、再生リスト、およびアルバム アート。
  • 画像およびビデオ。画像ファイルのすべての種類 (たとえば、.jpg、.bmp、.gif) を含むピクチャと、個人用のビデオ。

ブログへのご質問にすべてお答えできるわけではありませんが、多くの皆様が疑問に思われるような事柄については、改めて記事投稿という形でお答えしていこうと思います。
ご質問ありがとうございました。

Posted by NorikoS | 0 Comments
Filed under:

Treasure in, treasure out - Windows フィードバック プログラム

こんにちは、小山田と申します。このブログには初めての書き込みとなります。よろしくお願いいたします。
今回は、私が担当している「Windows フィードバック プログラム」についてご紹介したいと思います。
こちらの Windows 7 ブログでも紹介されているのですが、「Telemetry(テレメトリー, tele=remote, metry=measure)」とも呼ばれています。
http://blogs.msdn.com/e7jp/archive/2008/09/16/8963217.aspx

このプログラムは、Windowsを開発にするにあたり、我々の思い込みで作るのではなくお客様からのフィードバックを元によりよい製品にしようと始められたプログラムです。
つまり、お客様にも開発に参加していただくのです。設計、コーディング、デバッグ、テストするだけが「開発」ではなく、信頼できる必要なデータの収集も開発の大事なプロセスのひとつです。

私達は様々なマーケットデータなどをWindowsの開発に役立てていますが、そもそもマーケットデータが無いものや、実際の使われ方とは乖離がある場合があるため、実データが必要な場合が多々あります。例えば、このような例です。
Windowsをお使いのどれぐらいの方がペイントを使っているのか?
・実際にはPCにはメモリはどれ位積まれているのだろうか?(メモリを別途購入した場合にはPCの基本のスペックと乖離しているのでマーケットデータからはデータが取れない)
フィードバックの方法としてはアンケートをとったりヒヤリングをしたりという方法が一般的ですが、このプログラムでは「Windowsは実際にどう使われているかを知る」ということで、小さなプログラムを参加者の方に導入していただき、データを自動的にマイクロソフトにお送りいただく方式を取っています。
体につけた血圧計が、自動的にデータを送信するようなものですね。

 

米国では既に実施されていたのですが、2番目の国として日本でもスタートしました。
英語圏からのデータだけでなく、日本からのデータもこれからWindowsの開発に取り込まれてゆくわけです。
参加いただく方を、6/18に発信された「Exploring Windows ニュース」にて募集させていただきました。
たくさんのご応募を頂き、事務局は嬉しい悲鳴を上げています。ご応募いただいた皆様、本当にありがとうございます。
今、先着順に参加いただく方に案内のメールをお送りしています。(参加いただく方のみにご連絡を差し上げておりますのでどうぞご了承ください。

先着としたために、お仕事や都合ですぐにはExploring Windows ニュースを見ることができなかった方もおられると思います。今回は2,400名様限定とさせていただいたためにご希望に添えない方も大勢いらっしゃいますが、この場を借りて、ご関心をお寄せいただいたことに対するお礼と、参加いただけなかったお詫びを申し上げます。

 

さて、今回の表題の- Treasure in treasure out - なのですが、"Garbage in, Garbage out"という言葉があります。
コンピュータ用語なのですが、「ゴミデータからはゴミしか出てこない」、ということですよね。
Windows フィードバック プログラム」はその逆で、皆様の貴重なデータ「宝」からはきっとすばらしいWindowsができる!ということで今回の表題としました。

最後になりましたが、まだ Exploring Windows ニュースレターに 登録されていない方はこの機会にぜひご登録ください。
Windows
の最新情報、セキュリティ情報や使い方をわかりやすくご紹介しています。
登録はこちらからどうぞ。
http://www.microsoft.com/japan/windows/using/newsletter.mspx

 

これからもWindowsをよろしくお願いいたします。

Posted by rikak | 0 Comments

Windows 7 の Windows 転送ツールをご紹介します

Windows 7 banner

こんにちは、山下です。

本日は Windows 転送ツールをご紹介したいと思います。Windows 転送ツールは、Windows Vista にも搭載されているツールですが、Windows 7 では新たに転送ツールレポートが追加されています。
Windows 7の製品出荷後、多くのお客様が、Windows XP からコンピューターの買い替えによって、Windows 7 を導入されるのではないでしょうか。
Windows 転送ツールは Windows XP でもご利用いただけますので、今回は、今までお使いの Windows XP のコンピューターからファイルや設定をコピーし、別途新しくインストールした Windows 7 のコンピューターにファイルや設定を移すというシナリオで転送ツールの使い方をご紹介しようと思います。
(注意 : Windows 転送ツールではインストールされたアプリケーションは転送できません。アプリケーションは別途インストールする必要があります。)

評価用のコンピューターで Windows 7 RC 評価版をお使いの方は現在メインでお使いのコンピューターからファイルや設定を転送してみていただくと、製品出荷後のご自身の移行の計画にもお役に立つかもしれません。

必要なもの:
Windows XP を実行しているコンピューター
Windows 7 を実行しているのコンピューター
USB Flash Memory または外付けハードディスク

大まかに3つのステップがあります。
1. Windows XP 用に転送ツールを準備する。
2. 古いコンピューター(ここではWindows XP)のデータをコピーする。
3. 新しいコンピューター(Windows 7)にデータをコピーする。

1. Windows XP 用に転送ツールを準備する

ではまずはじめに、Windows XP(古いコンピューター)で使用する、転送ツールを用意します。
Windows 7 の転送ツールは Windows 7 のインストール DVD にも入っていますが、今回はすでに Windows 7 がインストールされているコンピューターがあるので、そちらから作成したいと思います。

転送ツールは、Windows 7 上で、スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → システムツールの中にあります。
または、スタートメニューの検索で、”転送”と入力して検索していただいても出てきます。
転送ツールを立ち上げます。
[次へ]をクリックして、転送するファイルをどこに保存するか選択します。ここでは、[外付けハード ディスクまたは USB フラッシュ ドライブ]をクリックして進みます。

WET2

現在使用しているコンピューターは Windows 7 なので、[これは新しいコンピューターです]を選択して進みます。
これから転送ツールを保存するので、次の画面で、[いいえ]を選択して進みます。
古いコンピューターに Windows 転送ツールをインストール必要があるので、[ここでインストールする必要があります]を選択して進みます。

WET5

USB または外付けハード ディスクを選択して、コピーします。
(私は、転送ツールは大きなサイズではないので USB にコピーして、転送するファイルはハード ディスクにコピーしています。)

WET7

コピーが完了したら、Windows 転送ツールの準備は完了です。一旦、Windows 7 での作業を止めて、ステップ2に移ります。
転送ツールをXボタンで終了してもよいですし、このまま置いておいてもOKです。

2. 古いコンピューター(ここではWindows XP)のデータをコピーする

古いコンピューターを立ち上げ、転送ツールを保存した USB または外付けハード ディスクを接続します。
Windows 転送ツールのショートカットをクリックして転送ツールを立ち上げます。

XP-WET1

転送ツールが立ち上がったら、コンピューターに転送する方法を選びます。ここでは、USB Flash Memory を使います。
(最近は、USB Flash Memory は大容量のものが安価で入手可能ですし、外付けハードディスクも多く出ていますね。大切なデータやたまにしか使わない大容量のデータは外付けハードディスクに保存しておくと、OS の移行の際には必要最小限のデータと設定の移行だけですむことになります。)
この XP から新しいコンピューターへ移行するので、[これは古いコンピューターです]を選択して進みます。

XP-WET3 

どんなファイルや設定を転送用に保存するかを設定する画面が出てきます。
[カスタマイズ]をクリックすると、それぞれのフォルダが表示され、さらに[詳細設定]をクリックすると、ファイル単位で保存しておくファイルが選べます。
Windows 7 の Windows 転送ツールでは、複数のユーザーのファイルと設定がすべて表示されるようになりましたので、1度の転送ですべてのユーザーのファイル・設定の転送が出来ます。

XP-WET4

保存の前にパスワード設定を聞かれますので、パスワードを設定して、保存します。
保存するデータのサイズによってかかる時間が異なりますが、保存が終了したら、古いコンピューターでの作業は終了です。
Windows 転送ツールで[次へ]をクリックして進んでいき、[閉じる]で転送ツールを閉じます。
これで、ファイルと設定は保存できましたので、ステップ2は終了です。

3. 新しいコンピューター(Windows 7)にデータをコピーする

最後は、いよいよファイルと設定を Windows 7 に転送します。
Windows 7 上で、もう一度 Windows 転送ツールを立ち上げます。
再度、転送方法を選び(ここでは[外付けハード ディスクまたは USB フラッシュドライブ])進みます。
今度は新しいコンピューターを選び進みます。
古いコンピューターのファイルや設定を保存した USB フラッシュを選びます。

7-WET2 

Windows XP でファイルや設定を保存したときに設定したファイル名(既定では [Windows 転送ツール - 古いコンピューターの項目])を指定して開きます。

7-WET3

転送するファイルを選択する画面の右下の詳細オプションをクリックすると、さらに、転送する先のドライブの設定や、アカウントの設定をカスタマイズすることが出来ます。
新規にユーザーを作っていてそちらに別のユーザー名のデータや設定を転送したい場合などはこちらが便利です。

7-WET4 

転送するデータの大きさによっても転送にかかる時間は違いますが、転送が終了すれば終わりです。


Windows 転送ツールレポート

Windows 7 では新しく Windows 転送ツールレポートという機能が追加されました。
Windows 転送ツールの転送終了の画面から、転送ツールレポートを立ち上げることが出来ます。

7-WET5

またスタートメニューの検索で、[転送レポート]と入力していただくか、スタート → すべてのプログラム → アクセサリ → システムツールの中から Windows 転送ツール レポートをクリックして立ち上げることも出来ます。
転送ツールには2つのタブがあり、それぞれ転送レポート、プログラムレポートです。

WET-Report1 

転送レポートでは、転送されたファイルと設定を確認することが出来ます。

WET-Report2 

プログラムレポートでは、古いコンピューターにインストールされていたアプリケーションと、そのアプリケーションが新しいコンピューター上でインストールされているかの確認が出来ます。
このレポートはとても便利です。 自分では認識していなくても、バックグラウンドで使っていたようなアプリケーションはインストールをし忘れがちですが、このレポートを参照することにより容易に確認できます。

今回は、簡単ですが Windows 転送ツールをご紹介させていただきました。
これから Windows 7 RC の評価をご検討される皆様も、この Windows 転送ツールをご利用いただくと、現在お使いいただいているコンピューターのファイルや設定が簡単に転送できますので、ぜひお試し下さい。

 

Posted by NorikoS | 0 Comments
Filed under:

メモリ保護 ( DEP/NX Memory Protection ) 機能の IE7 と IE8 の違い

こんにちは、五寳です。

IE7 から実装されているメモリ保護 ( DEP/NX Memory Protection ) の機能ですが、IE8 からは (条件がそろえば) デフォルトで有効になっています。
Beta1 の時に、Eric Lawrence が "IEBlog: IE8 Security Part I: DEP/NX Memory Protection" にて、この機能について解説しており、私もセミナー等でみなさんに評価をお願いしてきましたが、IE8 では、この項目が表示される場合とされない場合があったりするので、今回まとめておこうと思います。

IE8 DEP NX Setting

まず最初に、IE7 と IE8 に実装されているメモリ保護機能は、名前は同じでも中身の仕様は変わっています。

メモリ保護機能をおさらいしておくと、、、
CPU の機能として実装された DEP/NX (OS としては Windows XP SP2 からサポート) は、ハードウェア的にあるコードが non-executable (実行不可) とマークされたメモリ空間において実行されることを防ぐ機能であり、Address Space Layout Randomization (ASLR) などの他の技術と組み合わせて使うことによって、バッファオーバーランのようなメモリの脆弱性を突いた攻撃をより強力に防ぐことができます。

しかしながら、最終的に開発者の皆様に実施していただきたい項目は、上記の IEBlog にあるとおりで変わりません。ですので、メモリ保護機能対応 (対策) で実施して欲しいことを先に挙げておきます。

  1. コードが古い ATL に依存している場合は、ATL v7.1 SP1 以上で再ビルドしてください。
    (Visual Studio 2005 には ATL 8.0 が含まれています。)
  2. Extention (ActiveX コントロールなど) を DPE/NX に対して互換性を持たせるためには、/NXCompat リンカーオプションをつけてください。
  3. コードを DEP/NX オプションを有効にした IE8 on Vista SP1 の環境でテストしてください。
    (あわせて、DEP/NX オプションを有効にした IE7 on Vista でのテストすることをお勧めします。)
  4. その他、コードを防御するためには、Stack Defense (/GS), Safe exveption handling (/SafeSEH) や ASLR (/DynamicBase) のオプトインを実施してください。

さて、IE7 では CPU が DEP/NX に対応していないマシンでも、この項目は表示されており、有効にすることでソフトウェア的にメモリリークを促す脆弱性に対抗してきたわけですが、IE8 では、IE7 で有効になっていたとしても、OS と Service Pack の組み合わせによってこの機能を利用できない場合があります。

  • IE8 でメモリ保護 ( DEP/NX Memory Protection ) 機能を利用できない (項目自体が無効:非表示)
    • ハードウェア ( CPU ) が DEP/NX に未対応 (BIOS で初期状態で無効にしてある PC もあるので注意。)
    • Windows XP SP2 以下 
    • Windows Vista サービスパックなし
    • Windows Server 2003 すべて
  • IE8 でメモリ保護機能を利用できる
    • ハードウェア ( CPU ) が DEP/NX に対応 ( BIOS で有効になっているもの) が前提
    • Windows XP SP3 以上
    • Windows Vista SP1 以上
    • Windows Server 2008 以上

では、なぜ IE8 でメモリ保護機能が利用できる・できないの差があるのかというと。。。を述べる前に、IE8 でこのメモリ保護機能が ( 利用できる環境で ) デフォルトで有効になっている理由から説明します。

IE7 のプランニングの際、当初は IE7 でもデフォルトでこのメモリ保護機能を有効にしようとしていました。しかし、ベータプログラムのフィードバックなどから、互換性の問題の影響が大きかったので (  当時の多くのポピュラーなアドオンは、古い ATL でビルドされたものが多く、メモリ保護機能と互換性がないので、これを有効にしているとアドオンがロードされた時点で IE がクラッシュしていました。 ) 、ユーザーへ多大な迷惑をかけることを予想し、デフォルト無効にすることになりました。(Windows Server 2003 の IE7 はデフォルト有効。サーバーなので。。。)

しかし、月日は流れ、セミナーなどの啓蒙活動により IE8 の Beta をリリースできるくらいの時期には、、、

  • よく使われるアドオンは ATL v7.1 SP1 以上で再ビルドされ、または DEP/NX の互換性を持った。
  • 最新の Windows OS のサービスパックには、新しい DEP/NX の API が実装された。

この 2 点の好転により、IE8 ではメモリ保護機能をデフォルト有効にする方向性に決まりました。
特に、新しい DEP/NX の API を使うことで、"DEP/NX 機能に引っかかるようなコーディングをしていないにも関わらず、単純に古い ATL でビルドしている" アドオンがクラッシュしなくなったことは、一番大きな改善であると思います。

ここまでをまとめると、
IE8 でメモリ保護機能を効果的に使うには、新しい DEP/NX の API が使える OS / サービスパックであること」が挙げられます。
加えて、
より強力に保護するために、バッファ オーバーフロー攻撃が DEP をバイバスして return-to-libc 攻撃になることを防いでくれる 「Address Space Layout Randomization (ASLR) が利用できる OS / サービスパックである」必要がありました。

IE 8 のメモリ保護機能は、この 2点 によって、アプリケーション互換性のリスクを最小限にしながら、高いセキュリティの効果が得られる機能に大幅に改善され、そして、これを実現できる OSとサービスパックが上記に挙げた、"IE8 でメモリ保護機能を利用できる" ものとなったわけです。

開発者の皆様はテストされる際には、開発・評価環境を今一度お確かめいただければ幸いです。

(補足) 64bit OS に搭載されている 64bit IE8 は、無条件でメモリ保護機能が有効になっていて、これを 32bit IE8 のように無効にする (IE8 を管理者権限で起動させることによって、普段グレーアウトしている項目のチェックをオフにできる) 方法はありません。なので、64bit IE8 の詳細設定には、この項目が表示されていません

Posted by masaog | 3 Comments
Filed under:

Windows の開発でのベータプログラムの必要性

Windows 7 banner

こんにちは、Windows開発統括部の鈴木です。

マイクロソフトでは、製品開発においてさまざまな形態のベータプログラムを実施し、お客様の声をもとに製品の品質を向上させる取り組みを行っています。

今回はベータプログラムについて、みなさんにお伝えしてみようと思います。

Windowsの開発チームでは全世界共通のベータプログラムが実施されています。しかし、37言語版ある中でベータの段階でリリースされる言語版は英語版、ドイツ語版そして、日本語版のみです。

その理由は、日本市場はマイクロソフトとして重要であり、日本語入力機能などの機能的にも、言語的にも非常に高度な対応が必要となるからです。また、日本には多くのパソコンメーカーがあり、他国のメーカと比べて多機能なパソコンを出荷していますし、ハードウェアメーカーやソフトウェアメーカーも多く存在しますので、早い段階からの検証と対応が必要となります。もちろん、日本市場のお客様が製品品質に対してシビアであることも一つの理由です。

韓国語版、中国語版といった東アジアの他のダブルバイト言語に対してのパイロット言語としての位置づけとしての意味も少なくありません。

Windowsは、まず何語版でもない言語ニュートラルな状態で開発しながら、ユーザーインターフェース部分をそれぞれの言語へ翻訳を行います。つまり、英語版でも日本語の入力ができるし、日本語のフォントがインストールされているので日本語表示も可能です。(もう、みなさんはご存知だと思います)

日本語入力機能関連のプログラムコードのバグは日本語版のみということではなく、全ての言語版のプログラムコード上に反映させなければならないし、日本語表示についても、他の言語に先駆けてダブルバイトにした際の文字列長などの調整が必要となってきます。ですから、早期にベータプログラムを実施し、より多くのユーザーのさまざまな操作や環境で試用いただいて早期に問題を発見し、修正する必要があるのです。

ここまで、ベータプログラムの必要性を説明しましたが、どのようなプログラムが存在するのか説明します。

beta 右の図は、各プログラムの参加ユーザー数をピラミッドで表したものです。

下から、カスタマー プレビュー プログラム、MSDN/TechNet サブスクライバー、テクニカル ベータ プログラム、テクニカル アダプション プログラムの4つです。

カスタマー プレビュー プログラムは マイクロソフト製品ページからどなたでもWindows 7のベータ版をダウンロードして試用できるものです。

MSDN/TechNetサブスクライバーはMSDN / TechNet Plus のそれぞれのサブスクライバーサイトからダウンロードして試用でき、問題点などをディスカッションするコミュニティーが存在します。

テクニカル ベータ プログラム(TechBeta) とテクニカル アダプション プログラム(TAP)はともに招待制となっており、参加には一定の参加要件と実行課題があり、参加者は直接開発チームとのコミュニケーションパスを持ち、ベータの評価時にバグレポートという形でフィードバックを行うことができます。この二つのプログラムをウィンドウズ開発統括部の私たちが米国のチームと一緒に実行しています。

最上位のTAPは特定の企業ユーザー様やパートナー様によりベータリリースよりも前から評価が開始され、企業ユーザー様においては、ベータ製品を実際の企業システムに導入し、業務シナリオでの問題の早期発見、解決、全社展開へのノウハウ蓄積をしていただき、パートナー様においては、ソフトウェア製品の早期対応などパートナー様のビジネスがマイクロソフトの新製品とともにスムースに進めていただけるよう準備していただきます。

相互の契約書の元に、参加企業様とのコミュニケーションは非常に密に行われ、早期より多くの技術情報が提供され、ベータ、RCといったマイルストーンに限らず、中間ビルドが提供され、迅速なバグ修正の確認や他の変更に対して検証をおこなっていだきます。

問題によっては、お客様先へ出向いて問題箇所を特定したり、マイクロソフトのラボでの検証を共同でおこなったり、パートナー様の製品をお借りして再現テストを行ったりします。バグによるフィードバック以外にも、次期製品へのフィードバックをいただく機会もあります。

TechBetaとTAPで寄せられたフィードバックレポートはすべてデータベースに蓄積され、要望など実現しなかったものは、次の製品開発の仕様策定の段階でレビューされます。また、現在実施中のScenario Feedback でも広くユーザー様の感想をお聞きすることによって、次の製品への課題発見の手助けとなりますので、皆様の回答をお待ちしております。

Windows 7の開発も最終段階へ入ろうとしており、まだまだ気が抜けない日々をすごしておりますが、最後までWindows 7が最高の製品になるよう努力し続けていきます。

皆様とともに・・・

Posted by masasu | 1 Comments
Filed under:

Internet Explorer 8 日本語版の自動更新が始まります。

こんにちは、五寳です。
Internet Explorer 8 の自動更新について、前回の記事の Update です。

「日本においては自動更新機能による Internet Explorer 8 の配信を延期しておりましたが、5 月 25 日週よりこれを開始する予定です。」

と正式なアナウンスが、先週末にされました。

この記事のところにも紹介がありますが、自動更新が始まっても、インストールダイアログが表示されて、このダイアログの下部にある [インストールしない] ボタンをクリックすることでインストールを回避することができます。言い換えると、[インストールする] をユーザーが明示的にクリックしない限り、インストールされませんので、会社の PC の電源を入れっぱなしで帰宅して、翌日出勤して立ち上げたら勝手に再起動されていて IE8 になっていた、なんてことにはならないので、ご安心ください。

詳細は、下記サイトから。

Internet Explorer 8 の自動更新による配布について
http://technet.microsoft.com/ja-jp/updatemanagement/dd365125.aspx

Posted by masaog | 1 Comments
Filed under:

Scenario Feedbackで皆様の声をお聞かせください

Windows 7 banner

こんにちは。 Windows 開発統括部の山下です。
Windows 7 RC をインストールいただいた皆様の感想はいかがでしょうか?

より製品版に近い Windows のエクスペリエンスをご提供させていただくため Beta では存在していたフィードバックの送信ツールはRC ではなくなっています。
フィードバックツールはありませんが、日本の皆様のRC を使用してのご感想をぜひうかがいたいと思っていますのでScenario Feedbackのサイトをご紹介します。特別なプログラムに参加されていなくてもWindows Live IDをお持ちの方ならどなたでもアクセスいただけます。

申し訳ありませんが、Scenario Feedbackのサイトは英語なので、こちらで簡単にご説明します。

1. まずは、Scenario Feedbackのサイトにアクセスします。
http://input.microsoft.com

2. 次にWindows Live IDでサインインします。

3. Windows 7 Scenarios を選択して進みます。

Vote1

4. お住まいの国と、入力に使用している言語をお選びいただき、次に進みます。

Vote2

5. お答えいただける質問は、22あり、翻訳についてのサーベイは日本語でご用意しています。 一度にすべての質問にお答えいただかなくても、また後日サインインしてお答えいただけますので、お時間のあるだけ、評価された項目だけ、評価している順になどと、ご都合に合わせてお使いいただけます。

Vote-Questions

Is Windows 7 Ready? の質問

それぞれの質問は、とてもシンプルで、各項目についての説明があり、質問はすべて同じです。

1) Windows 7 は「各項目」という面で、製品出荷にふさわしいでしょうか?
いいえの場合は、理由をお教え下さい。

2) Windows 7 の「各項目」はお客様にとってどれほど重要でしょうか?
1がまったく重要でない、7が非常に重要の7段階評価でお答えください。

Vote-Questions-Detail

各項目の説明:

品質について
Windows 7 の品質についてお考えになるとき、ソフトウェアの品質について期待することを考えてください。

信頼性について
Windows 7 の信頼性についてお考えになるとき、期待しているソフトウェアの信頼性や、信頼性が裏切られるような経験を考えてください。

パフォーマンスについて
Windows 7 のパフォーマンスについてお考えになるとき、システムの応答について経験したことや、期待しているソフトウェアのパフォーマンスを考えてください。

インストールとセットアップについて
Windows 7 のインストール(新規インストールまたはアップグレード)とセットアップについてお考えになるとき、インストールの成功、終了までの時間、直感での操作性などと、期待しているインストールやセットアップを比較しながら考えてください。

ハードウェア、デバイス、ドライバーについて
Windows 7 のハードウェア、デバイス、ドライバーについてお考えになるとき、お使いのハードウェアデバイスや、デバイスドライバーの互換性と、ハードウェア、デバイス、ドライバーに期待していることを比較しながら考えてください。

検索、ファイル管理について
Windows 7 の検索、ファイル管理についてお考えになるとき、Windows 7 のファイルシステムや、ファイル検索と、検索、ファイル管理に期待していることを比較しながら考えてください。

アプリケーションの互換性について
Windows 7 のマイクロソフト、またはマイクロソフト以外のアプリケーションの互換性についてお考えになるとき、毎日の使用での互換性や信頼性についてと、アプリケーションの互換性に期待していることを比較しながら考えてください。
特定のアプリケーションに問題はある場合は、問題とアプリケーションの名前をお教えください。

プログラム、ゲーム、ガジェットについて
Windows 7 のプログラム、ゲーム、ガジェットについてお考えになるとき、信頼性や探しやすさと、プログラム、ゲーム、ガジェットに期待していることを比較しながら考えてください。

セキュリティとプライバシーについて
Windows 7 のセキュリティとプライバシーについてお考えになるとき、セキュリティの設定やプライバシーの確保についてと、セキュリティとプライバシーに期待していることを比較しながら考えてください。

インターネットの閲覧について
Windows 7 のインターネットの閲覧についてお考えになるとき、Webにアクセスした経験や、Web上でのアクティビティなどと、インターネットの閲覧に期待していることを比較しながら考えてください。

タッチ、Tablet PCのインターフェイスについて
Windows 7 のタッチ、Tablet PCのインターフェイスについてお考えになるとき、普段の作業やアクティビティと、タッチ、Tablet PCのインターフェイスに期待していることを比較しながら考えてください。

ネットワークについて
Windows 7 のネットワークについてお考えになるとき、ネットワーク接続の作成・管理、問題の調査と、ネットワークに期待していることを比較しながら考えてください。

コミュニケーションについて
Windows 7 のコミュニケーションについてお考えになるとき、通信の設定や、問題の調査などと、コミュニケーションに期待していることを比較しながら考えてください。

マルチメディアについて
Windows 7 のマルチメディアについてお考えになるとき、音楽の再生、ビデオ鑑賞、ラジオなどと、マルチメディアに期待していることを比較しながら考えてください。

Windows Media Center について
Windows 7 のWindows Media Center についてお考えになるとき、音楽の再生、写真の鑑賞、ビデオ鑑賞、テレビ観賞、Xbox 360をextenderとして使用といったことと、Windows Media Centerに期待していることを比較しながら考えてください。

デザインや、カスタマイズの難易度について
Windows 7 のデザインや、カスタマイズの難易度についてお考えになるとき、Windows 7 の外見や雰囲気、デスクトップをカスタマイズしたりといったことと、デザインや、カスタマイズの難易度に期待していることを比較しながら考えてください。

プリント、スキャン、Fax について
Windows 7 のプリント、スキャン、Fax についてお考えになるとき、さまざまなドキュメントのプリント、スキャン、ファックス送信での経験と、プリント、スキャン、Faxに期待していることを比較しながら考えてください。

アクセシビリィティについて
Windows 7 のアクセシビリィティについてお考えになるとき、キーボードだけでの操作、フォントの読みやすさ、拡大鏡を使用しての経験と、アクセシビリィティに期待していることを比較しながら考えてください。

他に何かございますか?
他にWindows 7の製品出荷にむけて、ふさわしくないと思うものがあればご説明ください。

Installation Plans の質問

Windows 7 の製品出荷後、Windows 7 のインストールはどれくらいの時期に予定されていますか?
0-3ヶ月
3-6ヶ月
6-12ヶ月
1年以上
わからない
またその理由もお教えください。

Localization Surveyの質問

こちらは英語版、日本語版2つをご用意していますので、日本語版のほうをクリックして、回答をお願いいたします。


Scenario Feedbackについてのご質問はこのブログの記事にコメントへどうぞ。
では皆様の評価、インプットをお待ちしています。

Posted by NorikoS | 2 Comments

Windows 7 RC 版 提供開始!

Windows 7 banner 

ついに Windows 7 の RC 版 (RC: Release Candidate : 製品出荷候補版) をリリースすることができました!

昨年末の Beta 版の提供開始から、Windows 7 に興味を持ってくださった日本のユーザーの方々からも、多くの気持ちのこもったフィードバックをいただき、問題の修正、機能の見直しなどを行い、それらを反映してより製品出荷版に近づいたのがこの Windows 7 RC 版です。

皆様、Windows 7 の評価にご協力いただきまして、ありがとうございました!
引き続き RC 版でのご評価をよろしくお願いいたします。

さて、気になる入手方法ですが、日本時間の今日 5/1 からは、MSDN / TechNet Plus Subscriber の方々向けにリリースされています。
(今朝、五寳も MSDN の日本語サイトで確認しました。)

一般の皆様は、5/7 より Windows 7 ホームページ にアナウンスされますので、そのアナウンスに従ってご利用いただける予定です。

また、今回リリースした RC 版は、いくつかあるエディションの中でも最上位にあたる Ultimate 版となり、また x86 (32bit) と x64 (64bit) の両方の CPU 向けにそれぞれの ISO イメージファイルが提供されます。(ISO イメージファイルは 2.5GB (x86) ~ 3.5GB (x64) ほどの容量になります。)

Windows 7 についての詳細は、PressPass (日本語) に概要がありますので、こちらが便利です。
リモート メディア ストリーミングや、XP モード など、気になる機能の名前がでてきていますが、各機能については、この Blog でも順次取り上げていきたいと思ってますので、少々お待ちください。ちなみに、システム要件が下記のように記されていますので、評価をご検討中の方は評価用マシンを検討する際に参考にしてください。

  • 1GHz以上の32ビット(x86)、ないしは64ビット(x64)プロセッサー
  • 1GBのRAM(32ビット)/ 2GBのRAM(64ビット)
  • ハードディスク上に16GBの空きスペース(32ビットの場合)/20GBの空きスペース(64ビットの場合)
  • Windows Display Driver Model(WDDM)1.0以上のドライバーで稼働する DirectX(R) 9対応グラフィクス デバイス

また、XP から直接アップグレードはできません。Vista からはアップグレードできますが、製品候補版といえども、まだ正式なサポートが受けられる製品ではありませんので、実環境でのご利用はお勧めいたしません。(これはみなさんが RC 版の利用中に何か問題が発生して、データを失ったとか、ハードウェアが故障したという際に、サポート・保障できる体制が整っていないためです。)

それでは、日本の皆様は Golden Week の最後のお楽しみとして、Windows 7 RC 版を楽しみにお待ちください。
すでに入手された、またはこれから入手される MSDN / TechNet Plus Subscriber である開発者・管理者の方々は、Golden Week のプランの中に "Windows 7 を試してみる" という項目を加えてくださると、とてもうれしいです。

引き続き出荷までの間、よろしくお願いします。

Posted by masaog | 0 Comments
Filed under:

IE8 の自動更新について (IEBlog 補足)

こんばんは、五寳です。

4/10 付の IEBlog にて IE8 の自動更新 (以下 AU : Automatic Update ) についての追加の情報が投稿されました。

その前に、すでにお気付きの方もいらっしゃると思いますが、Beta2 や RC をインストールしていた方は、すでに Windows Update (以下 WU) から正式版の IE8 をダウンロード & インストールすることができるようになっています。セキュリティの観点からも、まだ Beta2 や RC をインストールしたままになっている方は IE8 へアップグレードしていただきたいと思います。( 今回の IE8 からは、アンインストールしなくても、そのままアップグレードすることができるようになっています。)

さて、本題です。
IEBlog : Prepare for Automatic Update distribution of IE8 をまとめると、こんな感じ。

  • Beta ユーザーにはもう AU はすでに始まっている (上述のとおり)。
  • Windows XP, Vista, Server 2003, Server 2008 で IE6 または IE7 を使っている人に対して、4月の第3週あたりから、IE8 の自動更新についての通知を受け取るようになる。
  • Windows XP と Server 2003 に対しては High-Priority (優先度の高い更新プログラム) 扱いで、Windows Vista と Server 2008 は Important (種類が "重要") 扱いになる。
  • IE8 は勝手に PC にはインストールされない。"Internet Explorer へようこそ" のスクリーンが表示され、"後で確認する"、"インストール"、"インストールしない" の3つを選択することができるようになっています。
  • 上記でインストールしないオプションを選んだ場合、www.microsoft.com/ie8 からダウンロードしてインストールするか、オプションとして WU からインストールできる。
  • 企業などで、Windows Update を管理している人は、Blocker Toolkit を使うことで IE8 が自動的にマシンにダウンロードされることを事前に防ぐことができます。Blocker Toolkit の FAQ : 英語 はこちら。 (4/20 の週までには、Blocker Toolkit を使う必要がある。)
  • WSUS (Windows Server Update Services) で IE8 を展開できるようになるのは、2009年 7月を予定。

この IEBlog の情報は、基本的には英語版 IE8 についてになります。日本語版の AU の時期については、まだ日本のビジネスチームが Redmond チームに交渉しているところなので、詳細な情報については、いましばらくお待ちください。

とはいえ、事前に準備しておくことに越したことはありませんので、上記の点をご理解いただき、必要に応じて Blocker Toolkit などでの対応を検討していただきたいと思います。

五寳

Posted by masaog | 2 Comments
Filed under:

IE8 の互換表示について

こんにちは、五寳です。

互換表示について、IEBlog : Compatibility View List and IE8 RTW や MSDN : Understanding Compatibility View List に記事がでてきましたが、日本語訳まで少し時間がかかりそうなので、こちらで簡単にフォローさせていただきます。 

Internet Explorer 8 では、IE7 で搭載された Document Type での Strict / Quarks の切り替えに加えて、新たに "互換表示" という新しい機能が追加されています。
互換表示への切り替え方法は、

  1. 利用者側からは、アドレスバーの後ろに表示される互換表示ボタン (ページが破れたようなボタン) をクリックすることになります。
  2. サイト オーナーや開発者側が意図的にそのサイトを互換表示に切り替えるには、ページ毎に切り替えるにはヘッダー内に Meta タグを入れ、サイト全体を統一させる場合は、Web サーバの HTTP レスポンス ヘッダーを追加します。(また別途詳細をまとめます。。。)

例外として、

すでに、2.のようにサイト側で IE8 の表示方法を意図的に示している場合は、互換表示ボタンは表示されません。
さらに、互換表示設定で、"マイクロソフトからの更新された Web サイト一覧を含める" にチェックが入っていて、KB968220 "Windows Vista/XP 用 Internet Explorer 8 互換表示一覧用の更新プログラム" が適用されている場合、その互換表示一覧に記載されているドメインのサイトは、基本的には互換モードが最初から適用されるため、互換表示ボタンは表示されません。

互換表示一覧の中に、どのドメインが登録されているのか?を確認するには、IE8 のアドレスバーに、

res://iecompat.dll/iecompatdata.xml

と入力して実行すると、XML データとして一覧が表示されます。

この互換表示一覧については、Internet Explorer 8 のインストールの最初のところで、更新のインストールにチェックを入れた場合は他の Update と同時に自動的にインストールされます。また、Windows Update でもインストールすることができますし、KB968220 から個別にダウンロードすることができます。
また、リストだけ見たい場合は、こちらから .xls ファイルシートをダウンロードすることができます。しかしながら、この互換表示一覧の更新プログラムが適用されていない場合は、上記の URL を入力しても、空の XML ファイルが表示されるだけになります。

ところで、この互換表示一覧のデータベースはどのように作られているか?というと、、、
IEBlog に「We combined that telemetry data with other feedback sources – customer-filed bugs, Report a Webpage Problem data, our own compatibility testing, etc… 」とありますように、ベータ期間中の皆様からのフィードバックや弊社内の互換性テストなどで発見されたサイトを、互換表示を使うことで問題が解決されることを確認してからリストに載せています。

( さて、やっと本日お伝えしたいことの本題になりますが、、、)
しかしながら、登録されているのはドメイン単位なので、意図しない場合もあるかと思います。その場合は、大変申し訳ないのですが、そのドメインの管理者の方とご相談いただく必要があります。そして、ドメインのオーナーの方で、この互換表示一覧に対し、自分のドメイン名と削除または追加したい場合は、

iepo@microsoft.com

あてに、下記の情報を添えてメールを送ってリクエストしてください。

  •  (ドメインの) オーナーのご氏名 (Owner Name)
  • 会社などでの役職名 (Corporate Title)
  • 会社名 (Company Name)
  • 住所・所在地 (Street Address)
  • 電子メールアドレス (Email Address)
  • 電話番号 (Telephone Number)
  • (該当する) Web サイト アドレス (Web Site Address)
  • (削除依頼か?追加依頼か?)

日本語でも OK ですが、できれば英語でリクエストしていただくことをお勧めします。というのも、申し訳ありませんが、英語以外のリクエストメールが来た場合、翻訳ソフトウェアなどを使って英語に翻訳されてしまうからです。おそらくどうしても翻訳できないような情報や、わからないことがあった場合、我々に連絡が来ると思うので、フォローできると思いますが。。。

また、互換表示一覧に自社サイトのドメインが入っている場合でも、Meta タグや HTTP レスポンス ヘッダーにて、意図的に IE8 での表示方法が指定されている場合は、そちらが優先されます。

自社サイトの IE8 対応を確認する上で、今そのサイトがどのモードで表示されているのか?ということが、結構見落とされがちです。。。
IE8 の評価の前に、次のことを確認していただければと思います。

まずは、IE8 上で検証したいサイトを表示し、F12 をクリックして開発者ツールを起動し、開発者ツールのメニューにある、ブラウザモードとドキュメントモードの2つが表示から、ブラウザモードがどうなっているのか確認します。

 "Internet Explorer 8 互換表示" となっている場合は、下記のいずれかが考えられます。

  • すでにそのサイトのオーナーあるいは開発者が、Meta タグあるいは HTTP レスポンスヘッダーの付与にて、意図的に互換表示を指定している。
  • 評価サーバーがイントラネット内にある場合、互換表示設定で、"互換表示でイントラネット サイトを表示する" にチェックが入っている。
  • 互換表示一覧リストに、自社 Web サーバのドメインが登録されている。
  • 以前、自分で互換表示リストに追加した。

 

また、ドキュメントモードは、IE7 と同様に DOCTYPE の記述から Strict (標準準拠) か Quirks (互換モード) を切り替えます。
ですので、ブラウザモードが "Internet Explorer 8 互換表示" になっている場合は、DOCTYPE が Strict の場合は "IE7 標準" となり、Quirks の場合は Quirks モードとなります。(ここも後ほどもっとわかりやすく書こうと思います。)

ちなみに、開発者ツールには、ブラウザーモードとして、"Internet Explorer 7" という項目が用意されていますが、これはこの開発者ツールのみで使えるもので、実際の IE8 上ではユーザーも開発者もこれを指定することはできません。 

互換表示の機能そのものはその名にあるとおり、そのサイトの互換性を保つための機能ですので、この機能を使って互換表示させることは悪いことではありません。IE8 対応の評価の過程にて、例えば CSS 2.1 準拠のページにしたのに、表示が崩れてるなどの問題に遭遇した際に、確認していただきたい事項として上記の情報を載せました。

互換性の確保の具体的な方法と注意点については、また別途まとめたいと思います。
互換表示リストに自社ドメインが載っていて、それが意図しないものである場合のエスカレーション方法について、ご理解いただければ幸いです。

Posted by masaog | 2 Comments
Filed under:

IE8 における Jscript の変更点

こんばんは。五寳です。

すでに IEBlog を読まれた方もいらっしゃるかと思いますが、IE8 RC から RTW にかけて、JScript に変更が入りました。
IEBlog でも JScript Blog でも同じことを書いているようなので、ここでは IEBlog のリンクを貼っておきます。
IE Blog : What’s new in JScript for IE8

上記の記事も含めて IE8 Beta ~ RC ~ RTW で、Jscript がどのように変わってきたのか、簡潔にまとめるとこんな感じでしょうか?

  • Beta1 ・・・ Jscript Engine の Ajax への最適化、DOM 連携時のメモリリーク問題の解消、ECMAScript3 に対する修正、Built-in Jscript Debugger
  • Beta2 ・・・ Jscript Engine のパフォーマンス向上、Native JavaScript Object Notation (JSON) 対応、VS と同じような syntax を色付けした Script Debugger と Script Profiler の搭載
  • RC1 ・・・ Getter/Setter プロパティ、String Indexing への対応
  • RTW ・・・ 上記にある IE8 からの変更点を IE8 Standard Mode の時だけ使えるようにしたい! -> これが Jscript Versioning のこと。

つまり RTW では、レイアウトモードが "IE8 標準モード" にセットされている時だけ、特に互換性の面で問題が多かった、native JSON 対応と、DOM Prototypes を利用するための accessor methods が機能するようになります。それ以外のレイアウトモードでは、基本的には IE7 の Jscript.dll を呼び出しているのと同じになります。

IE8 の大きな機能のひとつでもある、互換モードの搭載においては、基本的に HTML/CSS といったいわゆる Trident と呼ばれる MSHTML エンジン部分の切り替えのみで、それまでは JScript エンジンはいくら互換モードや Quirks にしても最新の実装になっていました。これによって、RC でも、互換モードで表示してるのにスクリプトがうまく動かないとか、CSS もチェックしたのになぜか表示が崩れるという問題を抱えていたりしていました。

私が JScript チームからこの仕様変更を聞いたきっかけは、RC のリリース後に妙に Jscript に絡んだレポートが多かったので、Jscript チームに 「RC で何か大きな仕様変更入れたの?」と質問したことでした。その時の彼らからの返事の中に、「Jscript にはあんまり変更は入れてないんだけど、AJAX のための DOM に結構変更がはいったので、よく Jscript エンジンに何か変更が加わったのでは?という誤解と質問を受けてるよ。だけど RTW に向けては互換性のことも考えて、こういうことのないように、Jscript Versoning という新機能をいれるつもりだ」と。

オイオイ、RC 以降にそんな仕様変更いれていいのか?と思いましたが、Beta2, RC でいただいたフィードバックを見て、互換性を確保するために決断した修正であり、且つ既存の環境に影響を与えない変更だったので、仕様変更とはいえ、結果的には多くの問題を回避することができたのではないか?と思います。

追記:
イベントで Jscript が変わったら、WSH (Windows Scripting Host) にも影響があるのか?という質問を受けましたが、確認したところ影響は受けないということでした。

Posted by masaog | 2 Comments
Filed under:

Hyper-V で Go!

こんにちは。五寳です。
Blog が MSDN に移ってから初めて書く、Windows 開発統括部の日常系の記事です。
(エイプリル フール ネタ ではないです。。。)

Server 系を担当しているアーロンさんが、チームのみんなに、こんなプレゼントを配ってました!
ア○ギ○ン V ならぬ、HYPER-V ドリンク!です。(イベントで配ってたらしいです。)

Hyper-V Drink

Pure Consolidated ENERGY For Your Server... と書いてあります。
さー、これ飲んでがんばるぞー!と言っていたのは、IE8 のリリース直前の週のことでした。。。

Posted by masaog | 0 Comments
Filed under:

IE8 Language Pack (MUI 版) もリリース!

こんにちは。五寳です。

Internet Explorer 8 がリリースされて、早いもので 1 週間以上経ちました。
みなさん、いかがでしょう?と聞くのは、結構ドキドキしますが、良いことも悪いことも真摯に受け止め、より良い製品のリリースに活用していきたいと思っています。
リリース後の製品の修正は社内的には Sustained Engineering と呼ばれるところで実施されますので、問題があった場合はマイクロソフトのサポート経由でレポートしていただきたいと思いますが、次の IE に対する要望やご意見などがありましたら、頻繁に返信はできないかもしれませんが、必ず目を通しますので、TechNet フォーラムに投稿していただければ幸いです。また Technical Beta Program を実施していた Connect サイトは、"Internet Explorer Beta Feedback Site" として引き続きフィードバックの対応をしておりますので、こちらも合わせて活用していただきたいと思います。(Connect に関してはまた後日。。。)

さて、本題ですが、みなさんの中には日本語版以外の Windows を使われている方もいらっしゃると思います。
例えば、英語版の Windows を使っていて、そこに 日本語版の IE8 をインストールしても UI は日本語になりません。UI を日本語にするには、MUI 版と呼ばれる Language Pack をインストールする必要があります。

Language Pack の適用方法は下記の手順になります。

  1. まず、Windows Vista/2008 に Internet Explorer 8 をインストールします。
  2. 表示させたい UI の OS 用の MUI Package をインストールします。 (Update 4/10)
  3. OS 用の MUI Package は IE8 に対応していませんので、IE8下記ページから必要な言語の IE8 Language Pack をダウンロードします。
    Internet Explorer 8 Language Packs for Windows Vista and Windows Server 2008
    (日本語にしたい場合は、)
    64bit 版 : x64\IE8-Windows6.0-LanguagePack-x64-JPN.msu
    32bit 版 : x86\IE8-Windows6.0-LanguagePack-x86-JPN.msu
  4. ダウンロードした .msi ファイルを実行してインストールします。
  5. コントロール パネルの "地域と言語" から表示言語を選択して、再起動します。

これで、選択した言語の UI で IE8 を使うことができるようになります。
(例:日本語 Windows Vista Ultimate SP1 + 日本語 IE8 RTW 版 + 中国語用 MUI Package for Vista SP1 + 中国語用 IE8 MUI Pack)

(Update 4/10)
… この IE8 Language Pack は OS 向けに提供されている MUI Package を補足するものになります。
したがって、Vista であれば MUI Package が提供されているのは、Ultimate 版と Enterprise 版のみですので、この IE8 Language Pack もこの2つの Edition の MUI Pack 上でしか動作しません。

それでは、また次回。

Posted by masaog | 1 Comments
Filed under:

Internet Explorer 8 正式版 リリース!(RTW: Release To Web)

 IE8 Logo

こんばんは、五寳です。
やっと、みなさんにこの報告をすることができて、とても嬉しく思うのと同時に、これまで様々な形で Internet Explorer に対する熱い想いをくださった皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。

みなさん、ありがとうございました!

ぜひ、完成した Internet Explorer 8 を使って、今までの IE とは一味違う快適さを体験してみてください。
そのまま通常通り使っていただいても、その快適さを実感していただけるとは思いますが、ぜひ日本の各サービスプロバイダーの皆様が作成してくださったアドオンを追加して、その便利さを実感していただきたいと思います。

今回の Internet Explorer 8 に対する活動は、IE7 の開発終了直後から始まり、多くの皆さんの協力を得て、それまで我々がコンタクトできていなかった、Web Developer や Web Designer の方々と、イベントや勉強会で直接お会いし、意見交換できたことが、途中で挫けることなく続けられた私の活動源になっていたことは言うまでもありません。これからもまたみなさんからのご意見を真摯に受け止め、それらを反映し、日本の市場に合ったブラウザを提供できるように、邁進していきたいと思います。

本日公開・更新されたもの


米国ラスベガスで開催されている MIX09 で IE8 を発表した Dean Hachamovitch のセッションはこちら。

それでは、みなさん、引き続き Windows 7、次期 Internet Explorer もよろしくお願いします。

Posted by masaog | 0 Comments
Filed under:

日本語版 IE アドオン ギャラリー オープン!

こんにちは、五寳です。

昨日、Internet Explorer 8 RC1 日本語版のマーケティング チームからの正式な発表があり、同時に IE8 の新機能に魅力を感じてくださった Web サイト・Web サービス プロバイダーの方々の協力を得て、日本語版 IE アドオン ギャラリーがついに公開されました!

旧 Windows 開発統括部ブログでも紹介してきた、価格.com 様のアクセラレータウェブリオ様の辞書検索アクセラレータも、もちろん正式公開されています!!!
紹介しはじめるとキリがないのですが、セミナーでは米国の eBay オークションで DEMO していた Web スライスも、Yahoo! オークションでも利用できるようになりましたし、検索候補の機能も Goo様の Visual SearchLivedoor 様のあの画像を探そう!といった便利で且つ楽しい機能が日本語でも利用できるようになっています。

この機会にぜひ、IE8 RC1 日本語版をインストールして、アドオン ギャラリーにアクセスして、いろんなサービスをお試しください。
きっと、手放せないアドオンが見つかるはずです!

また、アドオンギャラリーの右上から、新規登録することで、お気に入りのアドオンの評価をしたり、自分で作成したアクセラレータや Web スライスを登録したりすることもできます。

 
Posted by masaog | 0 Comments
Filed under:
More Posts Next page »
 
Page view tracker