Silverlight Streaming by Windows Live の魅力
今日は、金沢の北陸支店にて「MSDN オフライン」を開催しました。4時間コースとしては北海道支店に次いで2か所目ですが、デモのトラブルもほとんどなく、無事に終わりました。(あ、いや、北海道で参加された方々、改めてすみません _o_)
今回のコースで取り上げている Silverlight は、これまでにもご紹介しているとおり、クロスプラットフォーム、プログラミングモデル、そしてメディア配信という大きな特長があります。このメディア配信を活かすサービスがタイトルに書いた Silverlight Streaming by Windows Live です。利用方法については、すでに別のエントリで解説していますが、なぜ Silverlight Streaming が魅力的なのかについて触れてみましょう。
Silverlight Streaming で動画配信を行うインフラは、"by Windows Live" という言葉が示すとおり、Windows Live サービス(msn を含む)に共通するものです。それだけ安定かつ強固なコンテンツ配信基盤だということです。もし、動画配信のためのサーバーを自前で用意すると、ちょっと大変です。たとえば、300kbpsのコンテンツを30人が同時に視聴すると想定すると、理屈上10Mbps近い帯域が必要になります(ベストエフォートを承知の上で FTTH でまかなうならともかく、安定した専用線を用意するのはそれなりのコストがかかります)。
そして、そのように1台のマシンでコンテンツ配信しようとすると、アクセスが集中したときにサーバーの負荷が増えすぎるおそれもあります。これに対し、Silverlight Streaming(Windows Live)は、Content Delivery Network(CDN)と呼ばれるインフラを利用しています。これは、コンテンツへのアクセスを世界中に配置されたサーバーを使って負荷分散する仕組みです。ですから、Soapbox のような動画配信サービスと同じようにアクセスが集中しても安定して動画を配信できるのです。
ときどき「ネットワーク上の増大する負荷を P2P が解決する」という(誤った認識の)記述を見かけるのですが、実のところ負荷分散する仕組みというのは以前からあるのです。P2P は、その技法のひとつとしてみなすことはできるのですが、(CDN で解決できない)ネットワーク負荷を P2P が解決するというのは誤解だと言えるでしょう。
Silverlight Streaming は Soapbox(あるいは他の動画配信サービス)のようにロゴが入ることもありませんし、(現在はベータ段階で、制約はあまりされていませんが)正式版になったときにも10万回/月までは無料で利用できることになっています。Soapbox ほど手軽だとは言えませんが、Expression Encoder を使えば Silverlight のプログラミングを必要とせず、公開できます。ちょっとしたメッセージ配信や自作のショートムービー公開など、いろいろな目的に、ぜひご利用ください。
余談ですが、今回、前職時代の製品ユーザーが北陸支店に勤務しているということを知りました。当時のいわゆるパソコン通信での活動を知っていたとのこと。前回の北海道支店もそうでしたが、なぜか前職時代の活動に縁のある全国ツアーになっています。:-)