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Popfly が日経ネットワークに掲載されました

Popfly が日経ネットワーク 2008 年 1 月号の「イラストで知る最新KEYWORD」中の『マッシュアップ』の項で言及されました。ありがとうございます。

Popflyは日々 100 ぐらいの新規プロジェクトが公開されており、現在は総計 13,000程度のプロジェクトが公開されています。すべてがすべてマッシュアップというわけではありませんが、それでも Popfly を使って作ったマッシュアップは着実に増えていると言えそうです。私もユーザーの皆さんに負けじとフットワークを軽くして、いろいろなところに顔を出して、Popfly について語れるとよいなと思います。

そういえば最近見た Popfly のプロジェクトの中では、厳密にはマッシュアップとは言えないですが、

https://www.popfly.ms/users/qicmoney/AmznTop10

はとてもうまいと思いました。これにアフィリエイトの ID をつけて、さらにブログに張り付けたりすると、Popfly ユーザーの皆さんの利益にもなりますでしょうし、Amazon.com さんにとってはリッチな表現での Top 10 の表示が可能、という、いわゆる win-win の関係の構築が可能であると思います。

ビジネスの話になったので少し関係した話でも。年末年始にいくつか本を読んだのですが、『構造化するウェブ ウェブの理想型を実現する技術とは』と『ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ』の二つの良書でマッシュアップについて触れられていました。

前者の岡嶋先生の『構造化するウェブ』はマッシュアップが可能になった技術的な背景を理解したいと思ったとき、力強い助けになってくれる本です。多種多様な図を交えながらの技術的な説明だけでなく、歴史的な流れについての説明も行われているので、Web に詳しくない方でも十分読んで理解できると思います。ここを読んでいる方々は技術者の方々が多いので幾分簡単すぎると思われるかもしれませんが、技術寄りでない上司や知人が「『ウェブ進化論』を読んだ次の本が欲しい」と仰ったときに推薦する本として、本書は最適だと思います。

後者の『ウィキノミクス』は評判の良いビジネス書ですね。かなり多数の事例を取り上げながら、ビジネスを取り巻くオープン化や共有についての波を解説しています。ウィキノミクスに挙げられている4つの柱は「オープン性」「ピアリング」「共有」「グローバルな行動」なのですが、Popfly はこれらの四つの柱の上に構築されていて、さらにそれらがうまく働くようになっているとは思いませんか。

「オープン性」は Popfly のブロック コードのオープン性に対応し、「ピアリング」は Popfly の SNS に似た友達機能や評価機能、さらに他人のコードをカスタマイズして公開できる機能に対応していると思います。「共有」はそのままコードの共有だけでなく、Popfly では作ったアプリケーションをブログ等で共有できるようになっており、そして Web API を公開している企業にとっては、自社のデータの共有を促進しているように映るでしょう。そしてこれらすべてが Web 上で行われており、さらにブラウザさえあれば Popfly のこれらが動くという意味で「グローバルな行動」になっていると思います。(あくまで個人的な見解です。)

そういえば、私が作ったブロックにいつの間にか星が5つついていました。嬉しかったので、もっと作ってみようかなと思いました。