現在、デモ、開発、検証と、さまざまな環境を作成しているのですが、その中でも珍しいエラーに遭遇したのでメモがてら書いておきます。

状況はというと、Hyper-V 環境上で動作するドメインコントローラー (以下、DC) がホストするドメインに、その Hyper-V の管理 OS を参加させようとしたところ、以下のようなエラーが発生し、ドメインに参加させることができませんでした。

 "ネットワークに到達できません。ネットワークのトラブルシューティングについては、Windows ヘルプを参照してください。"

DC は、他の仮想サーバーを問題なくドメインに参加させてきたもので、クライアントもつい先ほどまで別のドメインに参加していたものです。

まっ先に考えられるのはネットワークの構成なので、クライアント側で ipconfig すると、DC マシン内の DHCP により IP アドレスが正しく割り振られ、DNS も同じく DC マシン内のものが正しく自動設定されているのを確認できました。

当然のことながら ping による名前解決も両側から問題なく行えます。

しかながら ANC パスによる参照はできませんでした。 

この状況で有名な問題は以下のものですが、問題の環境では TCP/IP  NetBIOS Network Helper サービスは正常に動作しているため、このケースには当てはまりません。

http://support.microsoft.com/kb/329866/ja

サーバーとクライアント、この 2 つのマシンの、今回の作業のための変更点について考えてみると、変更がある (というか、今までのドメイン参加時と状況が異なる) のは、Hyper-V しているクライアントです。

なぜなら、Hyper-V のホスト OS は、ゲスト OS と通信を行う際には、物理的な NIC ではなく、"仮想ネットワーク" と名前のついた、仮想スイッチに接続された"仮想 NIC" を使用するようになるからです。

というわけで、"仮想ネットワーク" が割り当てられている [ローカル エリア接続 3] のプロパティは以下のようになっていました。

 

どこかピンとくる点はありませんでしょうか?

そうです、 [Microsoft ネットワーク用クライアント] にチェックがついておりません。

と、いうわけで、上記チェックボックスをオンに設定して、再度作業を行ったところ、問題なくドメインに参加することができました。

 

さて、今回のこの問題が発生した際、参考になる解決事例はないか、すぐに Web で検索をしてみましたが、さまざまな掲示板に同様の問題の質問があるにも関わらず、残念ながら、ほとんどの場合、原因がわからないまま "リカバリして解決"、"再インストールして解決" という結果でした。

もし、今後コンピューターをドメインに参加させる際に同様のエラーが発生した場合は、ネットワークアダプタのプロトコルの一覧で [ Microsoft ネットワーク用クライアント ]  にチェックがついているかどうかをご確認いただければと思います。

もっとも、"もうちょっとわかりやすいエラーメッセージを出せよ...。" という話しでもありますが。(^_^;)

 

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